雛見沢研究メモ
ひぐらしのなく頃に・うみねこのなく頃にの考察・ニュース

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[ --/--/-- ] 【スポンサー広告はてなブックマークに追加

いつも素晴らしい分析に感嘆しています。
この作品構造でいうと、
 ●姉ベアト:作中現実の六軒島で語られたベアトリーチェ
 ●妹ベアト:作中作中作が成立する過程で、姉ベアトと融合して
       ベアトリーチェとなる存在

となるのでしょうか?
八城幾子がヤスと同一人物かどうかはさておき、妹ベアトは、十八(戦人)への愛を託すためのキャラクターとして、作中作中作の中に埋め込まれたのではと考えています。
[ 2011/02/16 23:51 ] kIDkTTxg[ 編集 ]
この記事が書かれて以降に出てきた情報ですが、竜騎士さん最終考察本の中でフェザリーヌ=羽入、ベルンカステル=賽殺しで梨花から離れたベルンカステルだと断言してますよね

「魔法に見えてもトリックがある」「魔女は頭の中の仮想人格」と繰り返し語られたことこそ最大のブラフでうみねこ現実世界は正真正銘の魔女がいるファンタジー、というのが落ちなんじゃないでしょうか

もちろんこれはミステリとして無茶苦茶ですが、「姿すらあらわして無いEP1~8全部の作中作者」、を仮定するより「シリーズものですから羽入と梨花は能力ごと続投です」のほうがまだペテンの度合いは低い気がします

現実エンジェが繰り返し死ぬように見える→死んだあと何かいても構わないという例の幻想描写だろう、ではなく単に羽入ベルンの能力の発動条件が死だ、とすればそれなりにひぐらしからの追加はない範囲で納められる気がします
[ 2012/07/23 21:57 ] TIFWOI9A[ 編集 ]
>マシロさん
言ってる事はコロコロと変わってるので作者の「断言」は当てになりません

EP6の真相解明読本
――2つの角があるフェザリーヌの外見から、『ひぐらし』の某キャラを連想された方も多いようですが……。
竜騎士07
そのようですが、『うみねこ』にはそんなキャラクターはいませんし(笑)。フェザリーヌというキャラクターについての解釈は、プレイヤーの方々にお任せしたいと思います(笑)。
――そうですか。『Ep6』でベルンカステルの過去について示唆されていたので、『ひぐらし』の古手梨花とベルンカステルの関係が、今後描かれる可能性もあるのでは……とも思えましたので……。
竜騎士07
私としては『ひぐらし』はあくまで前作であって、『うみねこ』とリンクしているとは考えていないんですよ。ただリンクしていると思われている方は、そのように解釈して頂いても良いと思います。



EP8の真相解明読本
〇フェザリーヌ
羽入の角に刀傷があったのを覚えていますか?あの一撃で「彼女」の記憶装置が故障し、彼女の存在がバグってしまったのです。
そのため、フェザリーヌとはまったく異なるアイデンティティを持ったキャラになってしまった・・・、という隠し設定があったりなかったり・・・。
〇ベルンカステル
多分、彼女は「賽殺し編」で梨花が決別した、百年の魔女側の人格なのでしょう。
それがカケラの海で分離され、百年の魔女の中の、もっとも残忍な部分だけが残って結晶化した存在が彼女であるに違いありません。
彼女とラムダとフェザリーヌ周りの、最上層の魔女たちの関係は、結構細かく脳内設定があったりします。
[ 2012/07/26 12:59 ] -[ 編集 ]
未来の作者が最上位メタと本人が言ってる以上、Ep6まではミステリでまとめられる希望を持っていたが諦めて(少なくとも1998世界については)バイツァダストでまとめた、「最終決定はバイツァダスト」ともいえます。もちろんいつだって何か作者が後から思いつけば上書き可能です。(非常に好意的に見るなら、間違いなくあれは本人ですと連載中に宣言したら多くの考察サイトが”本当に皆L5”説を真剣に検討する羽目になったでしょう)

作品終了後の作者のインタビューすら信じえないとするなら「ただの駄文で合理的考えなど作者の頭にすらない」という青字を否定できません。
[ 2012/07/26 17:41 ] W2UMOgSQ[ 編集 ]
赤字には二種類あり「ゲーム盤についての赤字」はGMは好きに出せるが「複数のゲーム盤にまたがる赤字」は猫箱の外についても疑う余地のない真実でなければ発言出来ない

という最強レベルの後付真相が漫画版で来たそうですが…
[ 2012/08/25 15:48 ] 3e3R6d5Q[ 編集 ]
>2012/08/25氏
 …それってマズくないかな?特に商業的に。
 作者の脳内物語でしかないならそれでもいいけど、「うみねこのなく頃に」は商品なんだよ。商品である以上、その品質は同一でなければならない。つまり、「原作にはそんな設定ないけど、漫画版には存在する」というのは、「商品の品質が違う」事になる。仮にその情報がパッチの類である場合、「パッチを当てた事」を全員に告知しなければならない。そう、「原作は買ったけど漫画版は購入していない」という人にも解る様に(そうでなければ詐欺です。制作時期による製品情報の違い、では済まされません)。

 また、この一件を「後期クイーン問題」等と寝言を言うことも出来ない。後期クイーン問題は飽く迄も「ひとつの作品の中で生じる矛盾を無理無く解決する為の手段」であって、「作品完結後に好き勝手な後付設定を次々と付け足していく事を容認した物ではない」のだから。
[ 2013/01/30 11:08 ] -[ 編集 ]
> 2013/01/30さん
原作での赤字についてはその確実性は保証しない。
というのが原作者のスタンスで、赤字を信じるか信じないかは読者に任せるという方針だったから、原作では明確に描写されなかっただけで、それが漫画では赤字がどんなものだったか具体的に示されたというだけでしょう。

さすがに漫画までは購入していないので真偽はわかりませんが、仮に事実だとして重要なのは、ゲームマスターが参加者を意図的に誘導可能であると明示されたことではないでしょうか?
作中のゲームマスターはゲームを任意で動かせます。しかし共通設定(ここでは「うみねこのなく頃に」という同人ゲームそれ自体のこと)は改変できません。というわけです。
であれば、EPごとのGMには各EPにおけるゲーム盤の内容の決定権があることをよりはっきり明示しただけで、つまりそれは作者は作品の構成や結末を作るという当たり前なことを強調しているわけですよ。
メタ的にはここで、そうまでして魔法という非現実のものを持ち出すのはあまりにうそ臭いから、実際にはなかったねと主張できちゃいますし。

作者が後付で真実をどんどん歪めていく、歪めてしまったなどといった意見はナンセンスですね。そこまで疑うなら読むなと。EP8が世に出てから現時点で一年以上経っているのに関わり続けるのは時間の無駄ではないですか?
まぁ自分も初見時は色々と衝撃を受けたのは否定しませんが、何らかの形に折り合いを付けないと虚しいだけですよ。

長文失礼しました。
[ 2013/02/19 22:36 ] qhAIxk7A[ 編集 ]
漫画版はギガパッチレベルですよ
ヤスの顔すらはっきり書いたし(ep7:金髪ロングのウエーブヘア)
ep8なんか真相を書くと宣言してらっしゃるw
[ 2013/02/24 17:03 ] -[ 編集 ]
黄金郷は所詮死の国wwwww
幸福なんてないwwww
Xさんは化粧で頑張りましたwwwww

原作とはなんだったのか
[ 2013/08/23 13:14 ] -[ 編集 ]
コメントの投稿










管理者にだけ表示を許可する

【うみねこ】 「うみねこのなく頃に」の世界構成…「作中現実」を探る 

 また前回に続き、うみねこネタばれチャット - 魔王14歳の幸福な電波に参加させていただきました。今回のネタはそのチャットの内容とはあんまり関係ないですが、その時に考えてたことです。
 世界観の再考ってとこですかね。

「うみねこのなく頃に」の世界


 私が認識、あるいは想定している「うみねこ」の世界の構成を書き出すと大体こんな感じになります。
【作中作中作:偽書中偽書・ボトメ中ボトメor偽書中ボトメ(?)】 
[最上位・造物主世界]
…造物主フェザリーヌの世界
…「作中作幻想フィルター世界」と明確な区別はない
[上位・メタ視世界]
…戦人とベアトが論戦をした世界
[下位幻想フィルター世界](中層世界)
…下位の幻想世界
…EP3エヴァ称号継承式など
[下位・ゲーム盤世界]
…EP毎に異なる事件が起こる六軒島の世界
[作中作中作中現実]
…EP5夏妃の過去シーンなど
【作中作:偽書・メッセージボトル(?)】
[作中作幻想フィルター世界]
…主に縁寿関連と1998年八城十八(幾子)周辺の描写
…縁寿過去の脳内真里亞や未来のベルンカステルなど
[作中作中現実]
…主に縁寿関連と1998年八城十八(幾子)周辺の描写
【作品「うみねこのなく頃に」】
[作中現実](“現実”)
…右代宮家・偽書作者などが“恐らく”実在する世界
【現実(リアル)】
[作者竜騎士07・プレイヤーの世界]
 こういうイメージだと描くことはできますが、実際の個々のシーンを明確に分類できるかといわれれば、できません。見てのとおり非常にややこしいです。
 全部細かく解説するとえらい事になるので、サラっと行きます。

作中作中作

 まず前提として、私はEP3?8の全ての文章は偽書の中に書かれているものであると考えています。EP8のクイズ関係まで小説の中に書かれてるとすると異常なことになるんですが、例外ってことで置いておきます。あと、全EPが一般に公開され流布されているかどうかは不確定だと考えています。
 さて、「作中作中作」ってなんだよ意味わかんねーよって感じですけど、これは例えば偽書(作中作)に登場する作者役のキャラクターである八城十八(幾子)が書いた偽書(作中作中作)ってことです。EP3?8全体が偽書という作中作であり、さらにその中にもう一つ作品がある状態です。作中作の中の作品。
 主に、1986年のベアトや戦人が活躍する六軒島の世界です。

◆[最上位・造物主世界]
 「最上位・造物主世界」は、主にフェザリーヌがいるメタ視世界の一部です。作品を書いている造物主が属する幻想世界で、EP8の設定によると戦人たちはおいそれと立ち入ることができず、隔絶されています。
 ただしこれは「作中作幻想フィルター世界」(主に未来…幾子の自宅など)の場面と明確な区別はつきません。特にEP8で顕著なように、フェザリーヌと幾子ないしその居場所の区別が曖昧だからです。

◆[作中作中作中現実]
 主にゲーム開始前に提示される、その回のゲームの前提条件を説明する場面がこれにあたります。基準になるのはEP5で提示される、夏妃の過去シーン。金蔵が死んだりするあたりです。……これはラムダやベルンがメタ戦人に対して見せていることになっているため、八城十八(幾子)が書いた偽書の中の現実として区別することができます。
 しかし、同じようにゲーム開始前に登場するEP1冒頭の船上やEP2冒頭の真里亞と楼座の場面などが、同じ「作中作中作中現実」であるとは言い切れません。「作中作中現実」(偽書内の現実)かもしれないし、“現実”(作中現実:実際にあったこと)かもしれません。

作中作

 メッセージボトルや偽書とされるものがこれ。上記の「作中作中作」を内包する世界です。
 「作中作中作」の外側に、1986年を舞台としたベアトのゲームに直接関係のないEP4の縁寿の過去や、EP3以降に登場する1998年以降の未来の世界が存在します。
 この世界では縁寿がベルンカステルに遭遇していたりするので、ゲーム盤と同じ「幻想フィルター」が存在することが分かります。そのため、「作中作幻想フィルター世界」と「作中作中現実」を区別する必要があるわけです。

作品「うみねこのなく頃に」

 現実に我々プレイヤーの前に存在する「うみねこのなく頃に」という作品そのものの世界です。
 この作品の中にはメッセージボトルや偽書と呼ばれる作中作が存在するということになっているようなので、その作品が存在する“現実”(「作中現実」)が別にあることになります。
 この世界には恐らく右代宮家や六軒島爆発事故等が現実に存在するのだと考えられますが、それらの設定が完璧に根も葉もないフィクションである可能性もあります。
 ただ一つ確実に言えることは、その作中作を書いた人間が最低一人は存在しなければならないということだけ。極論すれば、作中作の存在を前提とする限り、その作者(造物主)の存在だけが事実であり、その他の全てが不明になるわけです。

 ……そこに着目し、他の全てを切り捨てたのが私がプレイメモで書いた「造物主犯人説」の原点です。「うみねこ」の確かな登場人物は実質一人だけという状態になってしまうので、犯人も自ずと一人しかいないというオチ。戦人や縁寿なんてそもそも存在するかどうかすら分からない。
 ちなみに、プレイメモでも書いたとおりEP8終盤には「幻想である目印」が多数配置されているため、少なくともそのまま「作中現実」(“現実”)なのではなく、「作中作」以下の場面であることが分かります。フェザリーヌないし幾子が書いたとなると、「作中作中作」ですね。似たような“現実”がある可能性はありますが、何の保証もありません。

「作中現実」を探る


 世界の構成の説明はこれぐらいにしまして、今回の主眼は「作中現実」を探ることです。

現実という名の真相

 「作中作中作中現実」はベアトのゲームで設定されている、各EP毎の事件のいわゆる真相にあたります。各EPの事件の裏で誰が何をしていたのか、その答えとしての現実です。
 「作中作中現実」はベアトのゲームに直接関係ない部分の現実。偽書中で設定されている「1986年の猫箱」の真相や、1998年の縁寿がどうなったのか、八城十八とは何者なのかといった「未来の猫箱」の真相がこれにあたります。未来の縁寿についてはサッパリですが、1986年についてはEP8までに多数の示唆があるため、素直に読めばある程度察しはつくでしょう。それが正しいかどうかは分かりませんが。
 これらに対し、「作中現実」は作中作とされているものの作者がいるという以外、ほぼ何も分かりません。下手をすると右代宮家や六軒島爆発事故自体が存在しない可能性もあります。
 ……しかし、いくつか前提を置いてやると、ある程度は推測できるようになります。

作中作のリアリティ

 今回置く前提は二つだけ。
◆“現実”の事件を扱った作品である
◆“現実”においてある程度リアリティを持った作品として世間に認知されている
 これだけです。
 まず“現実”の事件を扱った作品であるということから、右代宮家や六軒島、六軒島爆発事故は“現実”に存在するということになります。
 次に、メッセージボトルや偽書が“現実”に存在し、その内容がある程度リアリティを持っていると世間的に認められているとしたら、それなりに“現実”に即した内容でなければならないことになります。その“程度”については完全にただのサジ加減でしかないので、かなりいい加減な基準になります。

“現実”と作中作の食い違いはあってもいい

 このリアリティを考える上で最初にチェックしておきたいのは、メッセージボトルが全滅オチであるのに対し、絵羽が生き残っている程度の違いがあっても(リアリティが)損なわれないということです。EP3以降の絵羽が生き残っている世界でもメッセージボトルは存在し、そのリアリティは設定的に世間に認められているようです。
 これはつまり、中身が少々現実と違ったところで問題はない……話は十分に通じるということ。メッセージボトルで事前に予告されていた陰謀であるというポイントさえ崩れなければ、邪推のネタには充分だということでしょう。

警察資料がほとんどない……爆弾オチでなくてもいい?

 作中に警察の資料等がほとんど出てこないというのも重要です。警察に関する情報で出てくるのは、事件を調べてもよく分からなかったとか、メッセージボトルを発見したとかその程度のものだけ……つまり、ニュース等を見れば一般人(情報入手のための特別な立場を持たない人間)でも分かる程度のことしか書かれてないってことです。
 これがどういうことかというと、事件現場の詳細な調査データのような一般人に手が届かない情報がない以上、事件について相当いい加減なことを書いても世間的にはリアリティが損なわれないということです。例えば警察の調査でガス爆発だと分かっていても、それが発表されていなければEP7で示唆される爆弾オチでも世間には充分通用するネタになってしまうということです。
 ……つまり、仮にメッセージボトルや偽書の内容が、警察にとっては失笑モノの下らないフィクションでしかなくても、一般人にとってはリアリティのある作品として認知されているということもありうるわけです。偽書の内容が“現実”の出来事を示しているとは限らないということを再確認。

使用人は誰でもいい?

 EP3以降の……特に展開編の偽書は紗音や嘉音がさも重要人物かのように描かれています。しかしEP8でも書かれていたように、世間的には絵羽犯人説や留弗夫夫妻犯人説が主流であり、使用人なんかただの脇役に過ぎないようです。絵羽が生存してるんだから、使用人なんか大して注目されないだろうことは想像に難くありません。特に展開編の偽書はマニアックな部類なのでしょう。
 ここでぶっちゃけた話をすると、メッセージボトルや偽書に使われる使用人なんか誰でもいいんですよね。特に「音」のつく使用人はそれなりの数いるわけで、“現実”に当時の六軒島にいた使用人が紗音嘉音以外の誰かであっても、あるいはそんな使用人が実在しなくても、世間的には大した違いとして認識されないはずです。

 当時誰が当番で、事件にあった使用人が誰で、そもそも当時の使用人は全部で何人いて……といったことは警察が調べればすぐに分かるでしょうが、発表されていなければ一般人にはハードルの高い情報です。そして作中でそれが発表されているとは書かれていない。
 これがどういうことか……私はゲーム盤では紗音嘉音同一で嘉音は幻想であると考えてるんですけど、例えば“現実”に嘉音が存在しなくてもメッセージボトルや偽書のリアリティは損なわれないってことです。
 一般人でもその気になれば右代宮家の家族構成ぐらいすぐ分かるでしょうが、使用人一人一人についてそうそう知りうるとは思えません。紗音についても同じで、いてもいなくても作品のリアリティにはあまり関係ないと考えられます。
 オマケにEP8では「福音の家」が事件後に潰れたことになってますので、一般人が当時の使用人の足取りを追うのはますます難しかったのではないかと考えられます。「福音の家」の存在自体は調べれば誰でも分かりそうなもんですから、潰れてるか潰れてないかぐらい知ることはできるでしょう。

八城十八(幾子)の容姿

 一般人に分からないような部分はいい加減な想像でもリアリティは損なわれない。これに則れば、八城十八(幾子)=偽書作者の容姿も謎のまま、実際どうだったかよく分からないことになります。
 八城十八は世間に顔を晒していないという設定なので、仮にEP8の「一なる真実の書」発表会で顔を出したところで、本人かどうか断定することはできないでしょう。その後バッシングを受けた時に身を隠しでもすれば、世間的には「謎の女」のままになってしまうでしょう。そして、一般人には八城十八本人の容姿を確認する術は基本的にない。……同様に、「十八」(戦人か縁寿か)が実在するかどうかなんて、誰にもわかるはずもないんですよね。
 ただ、八城十八という作家が実在するかどうかは調べればすぐ分かるはずなので、ここは“現実”に基づいてないとリアリティに問題が出てきそうです。

1998年以降の縁寿や戦人について

 EP8全体が1998年までに発表された偽書の内容だとすると……やはり“現実”の縁寿や戦人の足取りは、一般人には追えないようになってたと考えるのが妥当だと思います。
 名前を変えてしまった縁寿の足取りを追うのは難しいでしょうし、天草たちを殺した後はどこかに逃げたでしょう。また、幾子の家に戦人がいるんだといっても、一般人に確認しにいくことはできないはずです。さらには、当然ながら数十年後の未来の描写なんてただの想像に過ぎないですね。未来など誰にも確認しようがありません。

 他人が確認できない以上、EP8の内容は偽書作家の妄想以上のものだとは言えないんです。EP3?4が1998年までに書かれたものなら、リアリティの関係から縁寿は本当に死んでいるか最低でも失踪してると世間に認知されてる可能性が高いし、戦人については言わずもがな。
 それで「名前を変えて生きてて?」とか「実は逃げ延びてて?」とか言われても、六軒島で死んだはずのメンツが多数どこかで生き延びてる……というような一般人のご都合主義的な妄想と大差ありません。作中においてさえ誰にも(一般人には)確かめられないことを持ち出して、書いてるだけですから。

作中作の確かさ

 結局どういうことかというと、「ひぐらし」と違って警察の資料等とつき合わせて確かさが追求される構成になっていないため、我々プレイヤー側はもちろん、「うみねこ」の作中においてさえ、特別な立場の人間(警察とか)にしか、“現実”を詳しく知ることはできないってことです。作中作としてその内容を追求するにも、情報に関するメタ的な保証みたいなものがほとんど無いんですよね。
 「うみねこ」には「ひぐらし」でいう赤坂衛や大石蔵人はいないんです。……例え目の前のメッセージボトルや偽書が、「ひぐらし」の鷹野のスクラップ帖や罪滅し編のレナの証言程度のものであっても、「世間的にはこれにリアリティが見出されてるんだろうな」という薄い線から“現実”を探ることしか、できないんです。情報の確かさを保証してくれる探偵も警察も“現実”にはおらず、造物主の言うがままを見るしかない。 
 これ以上やろうとすると、また何か別の前提を置いてやらなきゃならないですね。

EP1エンドロールの扱いについて…EP1?2も偽書?


 ちょっと話がズレるんですけど、「うみねこ」が今回冒頭で書いたような世界の構成だったとして、EP1のエンドロールの文章はどこに属するのか実はよく分からないんですよね。
 私はEP3?8の全文章が偽書に書かれているという前提を置いてるんで、EP1?2も全文章がメッセージボトルに書かれているなら都合がいいんです。……しかし、EP1にはメッセージボトルが警察に発見されて?といった未来に関する文章が存在しています。これが予想で書かれたものなら予言に近いし、手品でも相当な仕込みをやらないと実現できなさそうです。
 なので、EP1のエンドロールの文章は、未来を知る人間が後に書き加えたもの……つまり偽書の一部であるか、もしくは“現実”そのものと考えるのが妥当でしょう。

 ただし“現実”であるとすると、以下の文章があるためパラレルワールドを認める必要がありそうです。
最後まで生き残ったと思われる子どもたちの遺体はついに発見されませんでしたが、発見された身体の一部や、想像を絶する凄惨な現場状況に、警察は子どもたちも含めた18人全員の存命は絶望的だと思わざるを得ませんでした…。
(参考)第一話エンドロール文章 : うみねこのなく頃に まとめWiki
 警察が生存を諦めるってことは、絵羽も恐らく死んでるんだと推測できます。なのでEP3とは別の世界だと考えることになるでしょう。でなければ、絵羽が生きている世界を全て虚構と見なすことになります。

 私としては、EP1?2はメッセージボトルを元にして後に書かれた偽書であると考えると結構辻褄が合う気がするんですよねぇ。……というのも、アニメだか背景だか忘れましたが、メッセージボトルって結構断片的な情報……プロットみたいなものしかないっぽいんですよね。我々がプレイした小説みたいな状態になってるかどうかは非常に怪しいです。
 メッセージボトル・EP1?2偽書・EP3?8偽書の作者が全部同一人物である場合は、メッセージボトルを出した段階から、後に自分が生き残ってEP1?2偽書を作り信憑性を上げる作業(EP1エンドロールを書き足すなど)も折込済みだと考えることになるかなぁ。
 メッセージボトルと偽書(EP1?2及び3以降)の作者が別人である場合は……なんとも浮かばれない話になっちゃってるかもしれません。メッセージボトルの作者が作品に込めた意図が、偽書作者に都合よく歪められている可能性があるので。未来を生きる偽書作者の思うがままですからね。
 
 メッセージボトル自体については、実在すると考えるのが妥当だと思います。警察が見つけたとか地元の人が見つけたとかは、調べればすぐ分かりそうですからね。リアリティを保つにはここでウソを書くとマズイ気がします。あんまりボロが出ると真面目に読まれなくなるでしょうからね?
 そのへん、全部私のサジ加減なんですけど。

 というわけで、どうにかして「うみねこのなく頃に」の“現実”(「作中現実」)に迫ろうとしたんですが……まぁ大した話にはなりませんでしたよっと。
関連記事


いつも素晴らしい分析に感嘆しています。
この作品構造でいうと、
 ●姉ベアト:作中現実の六軒島で語られたベアトリーチェ
 ●妹ベアト:作中作中作が成立する過程で、姉ベアトと融合して
       ベアトリーチェとなる存在

となるのでしょうか?
八城幾子がヤスと同一人物かどうかはさておき、妹ベアトは、十八(戦人)への愛を託すためのキャラクターとして、作中作中作の中に埋め込まれたのではと考えています。
[ 2011/02/16 23:51 ] kIDkTTxg[ 編集 ]
この記事が書かれて以降に出てきた情報ですが、竜騎士さん最終考察本の中でフェザリーヌ=羽入、ベルンカステル=賽殺しで梨花から離れたベルンカステルだと断言してますよね

「魔法に見えてもトリックがある」「魔女は頭の中の仮想人格」と繰り返し語られたことこそ最大のブラフでうみねこ現実世界は正真正銘の魔女がいるファンタジー、というのが落ちなんじゃないでしょうか

もちろんこれはミステリとして無茶苦茶ですが、「姿すらあらわして無いEP1~8全部の作中作者」、を仮定するより「シリーズものですから羽入と梨花は能力ごと続投です」のほうがまだペテンの度合いは低い気がします

現実エンジェが繰り返し死ぬように見える→死んだあと何かいても構わないという例の幻想描写だろう、ではなく単に羽入ベルンの能力の発動条件が死だ、とすればそれなりにひぐらしからの追加はない範囲で納められる気がします
[ 2012/07/23 21:57 ] TIFWOI9A[ 編集 ]
>マシロさん
言ってる事はコロコロと変わってるので作者の「断言」は当てになりません

EP6の真相解明読本
――2つの角があるフェザリーヌの外見から、『ひぐらし』の某キャラを連想された方も多いようですが……。
竜騎士07
そのようですが、『うみねこ』にはそんなキャラクターはいませんし(笑)。フェザリーヌというキャラクターについての解釈は、プレイヤーの方々にお任せしたいと思います(笑)。
――そうですか。『Ep6』でベルンカステルの過去について示唆されていたので、『ひぐらし』の古手梨花とベルンカステルの関係が、今後描かれる可能性もあるのでは……とも思えましたので……。
竜騎士07
私としては『ひぐらし』はあくまで前作であって、『うみねこ』とリンクしているとは考えていないんですよ。ただリンクしていると思われている方は、そのように解釈して頂いても良いと思います。



EP8の真相解明読本
〇フェザリーヌ
羽入の角に刀傷があったのを覚えていますか?あの一撃で「彼女」の記憶装置が故障し、彼女の存在がバグってしまったのです。
そのため、フェザリーヌとはまったく異なるアイデンティティを持ったキャラになってしまった・・・、という隠し設定があったりなかったり・・・。
〇ベルンカステル
多分、彼女は「賽殺し編」で梨花が決別した、百年の魔女側の人格なのでしょう。
それがカケラの海で分離され、百年の魔女の中の、もっとも残忍な部分だけが残って結晶化した存在が彼女であるに違いありません。
彼女とラムダとフェザリーヌ周りの、最上層の魔女たちの関係は、結構細かく脳内設定があったりします。
[ 2012/07/26 12:59 ] -[ 編集 ]
未来の作者が最上位メタと本人が言ってる以上、Ep6まではミステリでまとめられる希望を持っていたが諦めて(少なくとも1998世界については)バイツァダストでまとめた、「最終決定はバイツァダスト」ともいえます。もちろんいつだって何か作者が後から思いつけば上書き可能です。(非常に好意的に見るなら、間違いなくあれは本人ですと連載中に宣言したら多くの考察サイトが”本当に皆L5”説を真剣に検討する羽目になったでしょう)

作品終了後の作者のインタビューすら信じえないとするなら「ただの駄文で合理的考えなど作者の頭にすらない」という青字を否定できません。
[ 2012/07/26 17:41 ] W2UMOgSQ[ 編集 ]
赤字には二種類あり「ゲーム盤についての赤字」はGMは好きに出せるが「複数のゲーム盤にまたがる赤字」は猫箱の外についても疑う余地のない真実でなければ発言出来ない

という最強レベルの後付真相が漫画版で来たそうですが…
[ 2012/08/25 15:48 ] 3e3R6d5Q[ 編集 ]
>2012/08/25氏
 …それってマズくないかな?特に商業的に。
 作者の脳内物語でしかないならそれでもいいけど、「うみねこのなく頃に」は商品なんだよ。商品である以上、その品質は同一でなければならない。つまり、「原作にはそんな設定ないけど、漫画版には存在する」というのは、「商品の品質が違う」事になる。仮にその情報がパッチの類である場合、「パッチを当てた事」を全員に告知しなければならない。そう、「原作は買ったけど漫画版は購入していない」という人にも解る様に(そうでなければ詐欺です。制作時期による製品情報の違い、では済まされません)。

 また、この一件を「後期クイーン問題」等と寝言を言うことも出来ない。後期クイーン問題は飽く迄も「ひとつの作品の中で生じる矛盾を無理無く解決する為の手段」であって、「作品完結後に好き勝手な後付設定を次々と付け足していく事を容認した物ではない」のだから。
[ 2013/01/30 11:08 ] -[ 編集 ]
> 2013/01/30さん
原作での赤字についてはその確実性は保証しない。
というのが原作者のスタンスで、赤字を信じるか信じないかは読者に任せるという方針だったから、原作では明確に描写されなかっただけで、それが漫画では赤字がどんなものだったか具体的に示されたというだけでしょう。

さすがに漫画までは購入していないので真偽はわかりませんが、仮に事実だとして重要なのは、ゲームマスターが参加者を意図的に誘導可能であると明示されたことではないでしょうか?
作中のゲームマスターはゲームを任意で動かせます。しかし共通設定(ここでは「うみねこのなく頃に」という同人ゲームそれ自体のこと)は改変できません。というわけです。
であれば、EPごとのGMには各EPにおけるゲーム盤の内容の決定権があることをよりはっきり明示しただけで、つまりそれは作者は作品の構成や結末を作るという当たり前なことを強調しているわけですよ。
メタ的にはここで、そうまでして魔法という非現実のものを持ち出すのはあまりにうそ臭いから、実際にはなかったねと主張できちゃいますし。

作者が後付で真実をどんどん歪めていく、歪めてしまったなどといった意見はナンセンスですね。そこまで疑うなら読むなと。EP8が世に出てから現時点で一年以上経っているのに関わり続けるのは時間の無駄ではないですか?
まぁ自分も初見時は色々と衝撃を受けたのは否定しませんが、何らかの形に折り合いを付けないと虚しいだけですよ。

長文失礼しました。
[ 2013/02/19 22:36 ] qhAIxk7A[ 編集 ]
漫画版はギガパッチレベルですよ
ヤスの顔すらはっきり書いたし(ep7:金髪ロングのウエーブヘア)
ep8なんか真相を書くと宣言してらっしゃるw
[ 2013/02/24 17:03 ] -[ 編集 ]
黄金郷は所詮死の国wwwww
幸福なんてないwwww
Xさんは化粧で頑張りましたwwwww

原作とはなんだったのか
[ 2013/08/23 13:14 ] -[ 編集 ]
コメントの投稿










管理者にだけ表示を許可する
バナー
サイト内検索


bare
はてなブックマーク数

カテゴリー

【配布物】
[うみねこ辞書用テキスト配布]
[ひぐらし辞書用テキスト配布]
ネタバレバナー ver.2.1

このサイトについて
ブログパーツ



  • ブログSEO対策 : track word 
  • SEO 
  •  
  •  
  •  
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。