雛見沢研究メモ
ひぐらしのなく頃に・うみねこのなく頃にの考察・ニュース

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なるほど、確かに魔法エンドの後の展開は、EP3ラストと似てますよね。

終盤~お茶会の縁寿が変なのも、既に縁寿が死んでいて、幾子に好き勝手に描かれるだけの状態になってるから……なるほど。

>戦人ァ? あんなの死んでますよ普通に

そう言われると、魔法ルートの縁寿はEP2終盤で魔女に屈した後の戦人にも似てるなと思ってきました。

EP2:ラストで既に死んでるはずの金蔵と会った戦人
EP8:ラストで既に死んだはずの戦人と再会した縁寿

ボトルメール最終話のEP2と、偽書最終話のEP8で共にラストで似た構図が描かれてるんですよね。

[ 2011/01/17 12:53 ] 62/4nzbo[ 編集 ]
相変わらずグッドです。バトラとベアトの入水も唐突に感じましたしね。
作者本人がどのような意図で作ったかが気になります。
でもインタビューでは決して幻想をぶち壊すようなことは
言わないんでしょうけどね,立場的に。
[ 2011/01/17 20:02 ] -[ 編集 ]
ヤスが全てを殺し尽くした、はありそうでなかなか見ない説な気がしますね
他で見た幾子=ヤス説は大抵は戦人が生きてること前提だった気がします

ちなみに当方、屈服しまくりで幻想の受け入れ態勢は整っていたはずなんですが
????での~ of marionette系の曲の胡散臭さの前に無理ゲーでしたw
Music Boxでの白夢の繭選択した時の演出だったならきっと感動できてた
[ 2011/01/17 23:44 ] vP.Jehy6[ 編集 ]
こんにちは。
いつも楽しく読ませていただいております。
同意見で肯定し頷いたり、あるいは思いも寄らない感想、考察に驚いたり、また時には否定意見が浮かんだり、と
うみねこ本編を読んでる時より考えさせられますw

さて、本題ですが

フェザリーヌの旧友話や祭囃し編のアレに関しては竜騎士07氏本人の発言(作中の作者の意見を代弁させている以上のものと考えてのメタメタ?発言)で
旧友=BT氏の事だと考えておりました。
イリさんは飽くまで作中でどういう意味を持つか、で考察されてるのでしょうか?
ちょっと気になりましたので…駄文、お目面汚し失礼しましたー。
[ 2011/01/18 01:05 ] 5iG0d7Lo[ 編集 ]
>。「愛」ってなんじゃらホイってことですけど……イマイチ説明できませんね。ちょっとした思いやりみたいなものです。

最近昔のイリさんの記事を読み直してましたが、ひぐらし出題編時代のこの卓越したコメントを思い出してもよいのではw
http://naderika.com/Cgi/log_cbbs/logcbbs.cgi?mode=red2&namber=12158,12160,12174&no=3
> これからは何かあったら、とりあえず「愛」ってことにしとくのもよさそうです。殺そうが騙そうが何しようが「愛ゆえに」でとりあえず何とかなりそうなので非常に便利です。
>「愛」の何がいいっていろんな意味で無敵ですから。

イリさんの昔のひぐらしキャラ分析は先見性があるものが割と多いですよ。
[ 2011/01/18 09:15 ] N0fGSRtA[ 編集 ]
私が気づけなかった幻想描写の目印に気づき
ラストの幻想まで見抜くとは凄いです。

>「魔女は"い"る」に対し、「魔女は"い"らない」、必要無いと人間側が赤で答えられた時にこそ、決着がつくのではないでしょうか。

などと、昔の私はコメントしていたんですがorz
結局右代官一家は赤字・魔女・幻想を断つ事が出来ず
マジックジャンキーのまま社会復帰出来なかった、と解釈せざるを得ません。
[ 2011/01/18 13:04 ] -[ 編集 ]
お疲れ様でしたー!!!
管理人の仰る「魔女との戦い」。まさにEp8(3~7含む)はその通りだと思います。
そして、エンジェはそれに負けたということも。

まあ、自分はロマン派の山羊なので黒幕十八説人情型って結論で納得してます。
バトラ達の入水とかは、ヤスの死ぬ死ぬ詐欺と一緒で、新しい人生を生きていく。
19子はヤスのアバター。交通事故で警察にいかなかったのは、すでに一緒に隠遁生活していたから。
このとき、ep3~5は記憶失調となったバトラ(≠18)に、ヤスは「ここにベアトがいますよー」と抑揚をつけて朗読した物語。
復活した完全犯罪の犯人バトラは、一芝居打ち、六軒島ブームを終息させる。
唯一の敵である真実の魔女エンジェを打倒。
数十年後、エンジェに会って勝利を確信した十八ことバトラ。
見事、右代宮戦人とベアトリーチェを闇に葬りさり、彼らは黄金郷に招かれました。
結婚した!僕はベアトリーチェちゃん(完全犯罪)と結ばれたぞ!!!

とりあえず、エヴァと一緒に黄金郷の扉を閉めたバトラが能動的に真実を隠したのはガチでしょうね。
EP3からのクールな(ヤス視点補正のない)バトラ君なら、それくらいチョロいはず。
[ 2011/01/18 18:34 ] nEx7PFYA[ 編集 ]
お疲れさまでした。
管理人さんの魔女との戦い、その結末、とても素晴らしいものでした。

他の考察サイトで「魔女はもう敵じゃない。協力者なんだ」みたいな言葉がありまして、それを見たときにものすごい異様な気持ち悪さを感じたんです。
そして、うみねこの物語もいつのまにかそんな感じで終わってる…
奇妙な違和感の正体がなんなのか、ここの管理人さんの考察を拝読させていただくことでようやくわかりました。
実に巧妙な罠で、私たち「山羊」は魔女に屈服させられていたのですね。
ゆるやかに。
そもそも「山羊」だと認めてしまった時点で、それは魔女と魔法の世界に取り込まれているのと同じ。
「山羊」は魔女の眷属なのですからね。

いやー本当に恐ろしい。
これが全て竜騎士氏の思惑通りならば、彼こそ本当の魔女ですね。

私個人のうみねこの物語としては
「本当にあった殺人事件(動機も方法も凶器もきわめて単純なごく普通の殺人)」を、残虐で猟奇的、且つ悲劇的な愛憎を絡め、最後はより美しく華やかなものとして脚色、粉飾して、完全に隠蔽してしまった…
つまりは、それが真犯人の「魔法」であり、このうみねこの8篇全てが「魔道書」そのものなのだと考えます。
ヱリカのやった「殺し直すことで真実を変える」ことを、真犯人は8篇の殺人幻想を描くことでやってのけた。
真犯人の、一族に対するものすごい悪意と嫌悪、侮蔑…そして、自分自身の才能への驕りと傲慢さ、遊戯感覚を感じます。
一族郎党を殺しつくしても、まだ執着して、ねちねちと妄想を繰り広げているんですからね。
確かに真犯人は「ニンゲン」ではないのかもしれません。
[ 2011/01/22 10:21 ] wKxqjGDc[ 編集 ]
はじめまして。
本当に面白く今までの考察読ませていただきました。
「魔女の罠」、そのとおりだと思います。
「これじゃep8の感動が台無し」ってかかれてありますが、そりゃそうなんですよね。
現実は魔法なんてないんですから。
そして多くのプレイヤーはそれに気づいていると思います。
気づいた上で「魔法」を選ぶか、「手品」を選ぶか。
あの選択肢はそういうことなんだろうなあと思います。
私は悔しいですが、それに気づきつつも、あの選択肢を最初は「魔法」と選んでしまいました。
身内を疑いたくないと魔女に屈したEP2のように、「善き魔女」を見せられ黄金郷でサインしそうになったように、罠とわかりつつ選んでしまいました。

そもそもep1発売前に堂々と宣伝文句に

>私が期待するのは、正解に至る推理が現れることじゃない。
>一体何人が最後まで、魔女の存在を否定して、“犯人人間説”を維持できるのか。
>つまりこれは、魔女と人間の戦いの物語なのです。
っと、結論を提示してくれてますからね。
竜騎士さんが言いたかったのはこういうことかと思うと「くそ!やられた!」って気分です。
同時に「魔法」に屈しなかった管理人さんを本当に尊敬します。
思考停止をしてしまった私には「手品」のタネは考えられないので、本当に考察すべてがおもしろく、あいがたいです。
[ 2011/01/25 02:16 ] JalddpaA[ 編集 ]
プレイしても腑に落ちないようなラストでモヤモヤしていました。
いろいろと自分で考えて見ていましたが、生きてるのか生きてないのか不明瞭な罠に引っかかり思考のループに陥ってました。
原作者が「考えたらわかるでしょ?こんなの?わからなかったの君?だからネットで探しちゃったの?」と言ってる顔が浮かびヽ(`Д´)ノってなりましたが、ここで納得できるような考察に出会えました。本当にありがとうございます。
真実を得た山羊の気分です。
まあポルナレフでは無いですが現実は非情である。
[ 2013/02/10 21:54 ] mQop/nM.[ 編集 ]
コメント失礼します。
最近になってうみねこを再評価させてくれ(願望)と思い立ち、いろいろなブログを読み漁っていたらここに辿り着きました。

>魔女なのは縁寿であって、我々ではありません。同じ選択をする必要はないのです。
なるほど、と思いました。
うみねこを少ないながらも賞賛する人はいましたが、その中には私の尊敬する人もいて以前から疑問だったんです。
でも、もし彼らが最初からこの記事のような読み解き方をしていたのだとしたら納得できます。

ep8で執拗に描かれる幻想賛歌、豚・山羊とストレート過ぎる読者批判、そしてインタビューでの童貞には理解できない発言までが、全ては竜騎士氏がしかけたトラップだったのでしょうか。
物語には作者の伝えたいテーマが書かれているという思い込みを利用したトラップが。

だとすると私はまんまとトラップにハマり、要するに竜騎士氏を侮ってしまったわけですね。
数年越しになってしまいましたが、稀有な作品として再評価する事ができそうです。
ありがとうございました。
[ 2013/12/15 04:46 ] -[ 編集 ]
プレイメモ、楽しく読ませて頂きました。
幻想は壊して楽しむもの、というスタンスである私は管理人さんの文章に共感しっぱなしでしたw
うみねこには非常に複雑な思いを抱いていますが、縁寿は死んでいる!とか、ヤスは元男である!とか、ヤスは幾子で十八も記憶喪失とか嘘で面の皮厚く幸せに暮らしてる!とか考えるのはやっぱ楽しいですね、はい。
[ 2014/11/15 17:25 ] EMt7LVMk[ 編集 ]
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【うみねこのなく頃にEP8プレイメモ:07】 手品と魔法 

 いよいよ大詰めですか。色々と感慨もありますね。
 そしてこれが「ぼくのかんがえたうみねこ」です。
 あなたは魔女なの? それともニンゲンなの?
 …………これがウチの考察の集大成なのだろうか…………いいのかこれで。

手品ルート


 選択肢が「手品」と「魔法」の二つありまして、「手品」を選んだ場合がこっち。

幻想である目印


EP8縁寿:それに私は、あの寄り道の長い旅の中で、たくさんのものを持ち帰っている。?
私は○○を海に放る。
 「手品」ルートは縁寿が1998年の六軒島に到着する前の船上から始まります。ここでの縁寿は、過去のEPで……特にEP4で色々と学習してきた感じですね。「ひぐらし」でいえばループ状態です。先の展開が分かってるから、現状に対処できるという形。

 この場面が現実なのか幻想なのか明確に判別することはできませんが、一つ言えることがあります。それは“幻想である目印”がついていることです。それも、ものすごくわざとらしく。
 ここでは上の「○○」に入るものがそれ。EP8のゲーム盤で行われたクイズの景品を、縁寿がここに持ち帰っているんです(私の場合はベアトリーチェのぬいぐるみでした)。現実に存在するとは考えにくいようなものもあるんで、かなり胡散臭くなります。……記憶だけなら内面の問題で済むところを、わざわざ物を持ち帰らせることでいかにも目立つように「これは幻想である」とアピールしているわけですね。
 ……しかし、こんな“目印”があってさえ、これが現実ではないと断言することはできません。“偶然”というのも考えられます。……また仮に幻想だとしても、その幻想を砕いた先にこの状況に似た現実があることもありえます。そして当然、これが完全に幻想で……こんな場面は全くこれっぽっちも“現実”には存在していない可能性もあるわけです。
 このような“目印”が今後いくつも出てくるので、よく注意して見ておいてください。今後の私のネタにとって重要な要素になってきますので。

縁寿のその後は……


 小此木や天草の陰謀を見抜いて、船上で天草を殺害する縁寿。ついでに川畑船長も殺害してます。まぁ絶対殺したとは言い切れませんが、多分そうです。その後、縁寿は恐らくどこかに逃走したんでしょう。そこから先は何も分かりません。
 ちなみに当たり前ですけど、縁寿が想像しているように、本当に天草が縁寿を殺すつもりだったのかなどは分かりません。何の罪もない天草を、縁寿が妄想で犯人扱いして殺した可能性もあります。

 ちなみに、私はEP8プレイ直後は「十八=縁寿」で考えてたんで、この後どこかで交通事故にあい「十八」になったのではないかと想像してました。……「十八=縁寿」の場合、幾子による絵羽の日記(「一なる真実の書」)公開式の最中、縁寿は「十八」として幾子宅で病気療養中だったと考えれば辻褄が会うので都合がいいというのもあります。これがあるんで、「十八=戦人」で縁寿が行方不明になるより「十八=縁寿」の方がそれらしいと最後まで感じてたんですよねー……

魔法ルート


 選択肢で「魔法」を選んだ場合はこっち。

縁寿のゲームの終わり


EP8:……右代宮縁寿の、不思議な不思議な冒険の物語は、……これで終わる。
でも、私の人生は、これからも続いていく。?
フェザ「これにて、そなたのゲームは終了だ」
 これをもって、実質的にEP8の縁寿たちの物語は終わりだと思います。あとは全部オマケ。……でもきっと必要なオマケなんでしょう。
 覚えておいてください。ここで縁寿のゲームは終わってるんです。

魔女と探偵の違い


EP8ヱリカ「……私も縁寿も、同じ真実の魔女でした。……なのに、私と彼女の、何が違ったのでしょう」
戦人「?……お前は、魔女じゃない
「だってお前は、探偵だろ
 この部分なんですけど、これは「うみねこのなく頃に」という作品の根幹に関わる重要なものだと私は考えてます。すんごい大事です。冗談抜きで。

 このヱリカについてなんですけど……実は「手品」ルートと「魔法」ルートで大きな違いがあります。それは、縁寿と一緒にいるかどうか。
EP8「手品」ルート:縁寿「……あら、いたの、ヱリカ」
ヱリカ「真実を暴く者がいるならば、私はどこにでもいます。くすくすくす」
 「手品」ルートではヱリカが縁寿と共にいる。「魔法」ルートではヱリカは縁寿と共にいない。この違いが、ヱリカの問う「私と彼女の何が違うのか」の答えです。
 これは特になんのひねりもなく、「うみねこ」でいうところの「愛」というやつの有無です。「愛がなければ視えない」のは“魔法”のこと。だから「手品」ルートに行くと「愛」の欠けたヱリカがやってくる。「魔法」ルートに行くと「愛」のないヱリカはここに留まる。「愛」ってなんじゃらホイってことですけど……イマイチ説明できませんね。ちょっとした思いやりみたいなものです。

 ……でも、愛がなくても視えるものはあります。推理や捜査によって真実を暴く「探偵」の行いこそが魔女でなくニンゲンの行い。それに必要なのは論理や証拠物件といったものであって、「愛」ではありません。そして、ヱリカは魔女ではなくニンゲン(=探偵)です。……このことをよく覚えておいてください。

偽書作家がなんか言ってる


EP8幾子「醜きかな人の子よ。?死者の眠りを暴き、好き勝手に噂を吹聴する人の子の面白き一面を見ることが出来た?」
 確かあなたは偽書作家でいらっしゃいましたよね……いやなんかもうあなたが一番面白いです。さすが邪神……

黄金の薔薇


EP8:フェザリーヌは、その海に一輪、黄金の薔薇を放る。静かに眠る猫箱への手向けとして。その黄金の薔薇の物語をもって、……この長かった物語のピリオドとしよう。
?暗黒での凄まじい轟音と地鳴り。
 絵羽の日記を公開せずに引き上げた幾子。そこでまた一度物語が終わります。「轟音と地鳴り」ってのはエサを食い損ねた山羊が暴れてるんでしょう。
 で、この「黄金の薔薇」なんですけど、これも“幻想である目印”だと考えます。脈絡のないところに「黄金の薔薇」を飾ることで、これは自分が書いた物語だよー、この場面は幻想と一緒だよー、別に“現実”にあったことかどうかは分からないよー……とまぁアピールしてるわけですね。……例えるなら「フェザリーヌ著」とサインを入れるようなもんです。……バケモノのサイン入りなんて小洒落てていいじゃない。

戦人・ベアトの脱出


EP8:ベアトは水際に下りると、大きなシートを取り払う。そこには一艘のモーターボートがあった。もちろん、戦時中のものじゃない。近代的なものだ。
 これは1986年当時、戦人とベアトが二人で爆発事故を逃れて、モーターボートで島から脱出するという場面です。
 ここでは特にアイテムはなく(強いて言えばインゴット)、ベアトリーチェの存在自体が“幻想である目印”になっています。……このせいで我々は、この場面は現実なのか、ベアトは本当にいるのか、このベアトは紗音なのか、いや戦人かベアトのどちらかだけなのではないか……といったようなことを考えることになるわけですね。
 実際にこんな展開がないとは言えません。誰かがモーターボートを用意しておき、爆発を回避できればこういうこともありえなくはないでしょう。

海に沈む戦人とベアト


EP8エンドロール:二人は互いをきつく抱き締めました。?
二人は一つとなって、……奈落へと沈んでいきました……。
 非常にいい場面です。一度は脱出したけど、でもやっぱり1986年の呪縛は超えられない。二人は全ての辻褄を合わせるかのように海に沈んでしまう。……ここで終わっとけばなーと正直思ったんですけどねー……
 ……とはいえ、単にこうして脱出してきただけでも、なぜこんなことができたのかってのは疑問ですよね。そりゃ、戦人犯人説なんてのが出てくるのも当然でしょう。

黄金の薔薇再び


EP8エンドロール:それは、静かな海の底での安らかに眠る、ベアトリーチェの猫箱。
その上に、ふわりと、……黄金の薔薇は舞い降りるのでした……。
 ここでもやはり「黄金の薔薇」が出現しています。これは前述の通り“幻想である目印”の一つ。そしてフェザリーヌの署名。つまりまぁ、あくまでフェザリーヌ(=幾子)が書いた物語だってことです。
 ……私はここで、あの邪神ババアのドヤ顔を想像しちゃってイラッっとするんですよね。「どうだ、綺麗なオチだろう人の子よ」みたいな感じで。

縁寿、作家を目指す


EP8小此木「これからは、何をして過ごすんだ?」
縁寿「作家になるわ」
 作家になる……それは魔女に、造物主になるということ。八城十八あるいは幾子と同じ領域へ。あるいは約束されていたはずの真里亞の未来。「魔術師の位階を登る物語」は、戦人よりもむしろ縁寿によって体現されたという感じがしますね。
(参考)【うみねこ】 EP8直前…魔術師の位階を登る物語 - 雛見沢研究メモ(仮)

海が見える町


EP8縁寿「じゃあ南にするわ。?」
「温かい地方がいい。海が見える町がいいわ」
 小此木に右代宮家グループを譲って、隠居する感じの縁寿。どこか新天地で生活を始める気みたいです。で、天草の運転する車で目指したのは南の方の……「海の見える町」です。
 これ気付いた人いますかね。実は、八城幾子宅があるのも「海の見える町」だということに。
EP8:八城幾子は、海の見える町の、小高い丘の上に、小さいがとても立派な邸宅に住んでいた。?
 そうなんですよ。こんなところで縁寿の行く末と、幾子が接続しちゃってるんです。つまりここから目的地についたところで何かがあって、縁寿が幾子に拾われ、「十八」になったんじゃないかっていう推測ができるわけですね。これも私が「十八=縁寿」だと最後まで考えていた理由の一つです。
 ……もちろん、これだけの材料で縁寿の目的地と幾子の生活圏が一致するなんてことは、普通なら考えづらいんですけどね。そこは物語的な都合というかなんというか。……で、ここで天草や小此木と幾子が裏で繋がっていて?みたいな話を想像すると怖いですよね?……

縁寿、名前を変える


EP8:右代宮縁寿は、今日から名前を変えて、新しい天地で、生きていく。
名前は変えるが、縁寿であることを捨てたつもりはない。
 縁寿が名前を変えるっていう話が唐突に出てきたんですけど、これはかなりの人が意味不明だったんじゃないかって気がします。私も戸惑いました。あまりにも脈絡がなさすぎるんですよね。……後に須磨寺の追求をかわす為だとか説明がありましたけど、それならガードをつけるなり別の形で話をつけるなり、なんかやり方があるんじゃないかと思うわけです。いきなり名前変えるって何の話だっていう。
 ……で、少し考えた結果、恐らく「名前を変えることで過去の物語の設定(=赤字相当)を回避してるんだろう」と思いついたわけです。EP4のエンドロールの「1998年に縁寿が死亡している」というやつです。……でもなんでそんなことをする必要があるのかは分かりませんでした。で、さらに考えたところ「この縁寿は八城十八の創作物だから自分の物語の設定を無視できないんじゃないか」というところに行き着きました。 
 しかしそれでもやはり分からない。幻想の図書館ではベルンの赤字を無視できた縁寿が、なぜ十八の物語の設定に付き合う必要があるのか……でもってもうひと踏ん張り考えてみたところ、「やっぱりもう縁寿は死んじゃってるのかな」と考えるに至ったわけです。死んで過去になり、物語の中に記されるだけの存在になってしまったのかなーと。……もちろん、これはそういう風にも考えられるというだけです。縁寿が普通に生きてたって何も問題はありません。

 これでEP8の本編は終わりっすね。あとはお茶会。

お茶会


フェザリーヌの旧友


EP8フェザ「……すでに没した私の旧友は、ニンゲンの人生は、初めから終わりまでが全て冒険であり、筆を置くところなど存在しないと言ったが。?」
 この「没した旧友」というのが誰なのか。これは最初「十八」なんじゃないかと思ってました。つまりは戦人か縁寿かってことになります。で、私はどちらかというと縁寿の方だと考えてました。
 ……私がなぜ縁寿だと考えたかというと、「さくたろうの大冒険」という本を後の縁寿が書いたことになってるからです。「冒険」という言葉に関わりがあるのは、「うみねこ」にも「ひぐらし」にもこれぐらいしか存在しないと思うので……でも「十八」の存在を根本から否定してしまうと、この旧友が誰かってのは全然分からなくなります。

 ひょっとすると私が個人的に「二次創作神(仮)」と呼んでる「ひぐらし」祭囃し編のアレかもしれません。アレは「ひぐらし」における造物主のようなものですから、フェザリーヌと対等な友人になれるかもしれないし。……もうそれぐらいしか思いつかないですね。アレは人間の人生を弄りまくって遊ぶヤツですから、最初から最後まで冒険だ?みたいなことを言っても不思議はないかも。
「ひぐらし」祭囃し編:さぁってと、次は何をして遊ぼうかしらね。
何しろ遊べるカケラはいくらでもあるんだから。?
個人的には、あの鷹野が富竹にゾッコンな世界とか興味あるんだけど。
圭一を色々な女の子にくっつけて遊んでみるのも面白そう。私、修羅場、大好きだもの。くす!
 コイツは完全に正体不明なヤツなんで、なんとも言えません。

試される観劇者


EP8フェザ「物語は、適当なところまでを記し、その後の余韻や感想は、観劇者に委ねるべきだと思う」
 フェザリーヌは観劇者……つまり我々プレイヤーにだと思いますが、ここまでの……あるいはこの後の物語についてどう考えるかを委ねると言ってます。

EP8フェザ「わかっている。もう少しだけを書き足し、そこで筆を置こう。……それで、そなたとはお別れだ」
 「そなた」……これは我々プレイヤーのことでしょう。メタ台詞でプレイヤーに話しかけているっぽい場面はEP1ベルンにもあります。
 ……フェザリーヌのこの言葉は、ここからは我々プレイヤーのための物語だということだと私は考えています。もう、縁寿のための物語でもなんでもありません。縁寿のためのゲーム(物語)はもう終わったのだと、随分前にフェザリーヌによって宣言されているはずです。
 ……だから心してください。これは最初から最後まで、ただ「魔女と人間の戦いの物語」なんです。今もまだ、戦いは続いています。
私が期待するのは、正解に至る推理が現れることじゃない。
一体何人が最後まで、魔女の存在を否定して、“犯人人間説”を維持できるのか。
つまりこれは、魔女と人間の戦いの物語なのです。
(参考)「うみねこのなく頃に」作品紹介
 思い出してください。我々に求められたのは、魔法を否定し、人間の論理でこの物語に書かれていることを……魔女が描く物語を説明することでした。今まさにここで、フェザリーヌという魔女が、我々プレイヤーに対して物語を描いて見せています。これは、最後のゲームなんです。

 ……あぁ私の話のオチわかっちゃいました? ま、いいですいいです。

悪役


EP8ラムダ「今度は、ベルンが憎まれ役じゃないといいわねー」
ベルン「あら。悪役も楽しかったわよ」
 あくまで自分達の役割を演じていたという風情。邪悪な描写はただの印象操作だったのね?みたいな感じですね。割とどうでもいいですけど。どっちでもいいし。
 結果的には、ベルンは縁寿との約束を守った……という形になるんですかね。……いやどうかな……微妙だな……

裏お茶会


 で、最後の裏お茶会ってわけです。

数十年後の未来


 数十年後の未来、縁寿は寿ゆかりと名乗り、作家としてようやく評価されるようになった。しかし名前を変えて生活していたため、生き残っていた「十八=戦人」が探し当てられず、会えなかった?みたいな話。
 ……まぁどう考えても無理があるというか、記憶障害はさておき、会いたいと思ったら今の右代宮グループに連絡を取れば小此木あたりがどうにかしてくれるでしょうに。……うーん。まぁそこはとりあえずいいとしましょう。

 で、これですね。
EP8:幾子と名乗った女性は、私よりずっと年上のはずなのに、信じられないくらいに若々しいのが印象的だった。お化粧が上手とか、若作りが上手いとか、そういう感じじゃない。こう言っては変だけど……。不老不死だから老けない、とでもいうような、……そんな不思議な神秘性を感じた。
 なんかポルナレフAAみたいな文章ですね。「化粧が上手いとか若作りが上手いとかそんなチャチなもんじゃぁ断じてねぇ」ってか。さておき、これはここまで何度か登場した“幻想である目印”の一つです。明らかにおかしい年を取ってないかのような幾子を場面に配置することで、「これは幻想だ。そなたらのために書いたのだ。しかし、こんな温かい場面を壊せるはずがない!!」という挑発をしてるわけです。
 そもそも、この場面は縁寿が作家を目指した「魔法」ルートの延長にある展開でしょう。「魔法」を否定するはずの物語で、「魔法」をそのまんま受け入れてどーするんでしょう。我々はニンゲンで、魔女ではないはずです。魔女なのは縁寿であって、我々ではありません。同じ選択をする必要はないのです。どっちかというと探偵であるヱリカ寄りのスタンスを求められていたはずです。……でまぁ、当然こうなります。
 オマエのようなァァアァァァッ!!!
 若作りのババアがあぁぁぁあぁァ!!!!!!!!!
 いるわけねぇぇええだらぁぁぁああぁぁッッ!!!!!!!!!
 このバケモノがぁぁぁあああぁぁぁッッッッ!!!!!!!(青字)
 
 ここまで「黄金の薔薇」なんていう小洒落たアイテムで済ませてたのに、最後は自分が出てきて最大級の“幻想である目印”を置いてます。ってなんだこの自己主張!!! ババアいい加減にしろ!!!

 ……まーもちろん、彼女が本当にただ異様に若いだけの普通の人だったり、実は幾子の娘だったり、あるいは幻想を取り払っても似たような現実があるかもしれない。なんとでもいえます。……そして、こんな場面はこれっぽっちも現実になかったかもしれないんです。

「手品」と「魔法」の選択肢は罠


 今まで人情話でプレイヤーが魔法方向に傾くように仕向けてきたのは、全部フェザリーヌ=造物主の策略だと私は考えてます。EP3のラストのベアトリーチェが、身を持って教えてくれたこと……という感じですね。
 つまりですね。あの「魔法」と「手品」の選択肢で「魔法」を選んだ後その展開を素直に受け入れると、EP3のラストで黄金郷入りの署名にサインをするのと同じだということです。だって「魔法」だもの。我々は気付かないうちに、サインさせられようとしているわけです。
 あの選択肢は罠です。
 EP3の再現のためにわざわざベアトが出てきて手品をやってるんです。「これは魔法か手品かどっち?」で「魔法」を認めさせよーって腹です。
 でも、「手品」を選んだからって幸せになれるとは限りません。ただそれがニンゲンの道だってだけです。ニンゲンであり探偵であるヱリカと共に歩む道です。

 ……これがまぁ、今回の記事で大事だよ?とか覚えておいてね?とか言ってた事のオチです。
 あなたは魔女なの? ニンゲン(探偵)なの?

戦人の病気


EP8戦人「私は、右代宮戦人の記憶を持っています。……ですが、それが自分のことと、思えないという、脳の病気なのです」
 これも縁寿が名前を変えたのと同様、過去の物語の設定……つまり戦人の死を回避するための小細工だと思います。……こういう病気があってもいーじゃんってことで、そのまま納得したっていいんですけども。なんか別の意味があるんじゃないかなーと考えちゃうんですよねぇ。性分ですね。
 ……というか本当にそんな病気にかかってるんですかね。ウソだったらどーしよ。戦人犯人説的な意味で。

縁寿、赤字に屈する


EP8縁寿:……私はもう、……理解しかけている。?
右代宮戦人は、…………あの日に、死んだのだ。
だって、……魔女があんなにも、赤き真実で、兄は死んだと、繰り返してたじゃないか。
 これオカシイんですよねぇ。だって縁寿の物語……縁寿のゲームは、ベルンの赤字を拒否して自分の真実を信じるんだ!っていうオチだったわけでしょう。なのに、ここにきて「やっぱ赤字には勝てないわ」ってそりゃ酷いひるがえしっぷりですよ。今までのストーリーが台無しです。
 ……でですね。やっぱりこれは、縁寿がもう死んじゃっててたりして、赤字に抵抗できない存在に……ただ幾子に描かれるだけの存在になっちゃってるんだってことだと思います。つまり残念ながら……「魔法」ルートでは、縁寿は幾子(あるいはベルン)に負けたようなもんなんだってことです。私の解釈では、そーなっちゃいますねぇ。嫌な話だなもう……
 そもそも、この場面の縁寿の頭の中に赤字がどうこうなんて思考が存在してる時点で、幻想と現実の区別が曖昧な……胡散臭いものだってのもあります。

「造物主犯人説」知的強姦編


 で、ここまできたら、後は「うみねこ」を知的強姦して仕上げですね。オラァ!って感じで。ヱリカさんマジリスペクト。
 何? 知的強姦は悪いことだって? いや、一番悪いのは邪神でババアでバケモノなフェザリーヌに決まってるじゃない。あいつが一番悪いんすよ。あとベアトリーチェ。

 とりあえず、“幻想である目印”がついた場面は全部切り飛ばしましょう。あんな居心地のいい夢に浸るなんてとてもとても! みんな1986年に死んでる! 縁寿も1998年に死ぬ! それでいいじゃないですか。別に生きててもいいですけど、フェザリーヌの書いた話じゃ嫌ですね。あの邪神は信用できません。

 「手品」ルートは、唯一縁寿が生き残る可能性のあるルートなんじゃないかと思ったりします。非常に厳しい展開になるでしょうけど、それでもまだマシかも。梨花でいうと、皆殺し編ぐらいの展開ですかね。今まででは一番頑張ったけど、それでもまだ足りない感じの。で結局1998年に縁寿は死ぬ。……というかね。「うみねこ」で「ひぐらし」みたいなループによる記憶継承で危機脱出なんて都合のいいことは、ねーんです。世界は一つで運命も一つ。決め付けることが重要。
 そして「魔法」ルートでは、もっとアッサリ殺されるんじゃないかと思うんですよね。別に事故死や病死でも構わないんですけど、やっぱ殺人の方がネタとして面白いですし。例えば……「海の見える町」についた段階で、天草がやっちゃってもいいですし、幾子が轢いてもいいです。こっちもやっぱり1998年に縁寿は死ぬと。「魔法」ルートは「魔法」だけあって、その事件がウソで塗り固められているのを見せられているという感じです。

 記憶障害の戦人も名前を変えた縁寿も、ちぐはぐな「物語の融合体」である「十八」も幻想として消し飛ばしてしまったら、未来に残るのは幾子ぐらいです。そして誰か一人は、必ず造物主として……この物語を存在させるため、記さなければならない。……どうやって消し飛ばすのかって? それは、ただ自分がそうだと思い込めばいいんです。幻想法廷ってそんなんでしょ。あんなの思い込んだ者勝ちですよね。

 幾子は19子で19男の女性版。三四=34=紗代=紗音で事件の黒幕だ!というのと同じ、いっそ悪意を感じるぐらいのアカラサマな関連付けです。ここで姿の分からない「ヤス」を媒介にして、EP1?2の作者とEP3以降の作者をつなげてしまえばいい。戦人と縁寿をニコイチに融合して「十八」を作るみたいにね。「ヤス(=紗音=幾子=造物主=ボトルメール作者=偽書作者)」です。そういう、実際の容姿さえ分からない怪物を一匹作りましょう。
 一度目もこいつが犯人だった。そして二度目もこいつが犯人であるという、ただそれだけのこと。これは新たな問いではありません。既に解いたことのある問い(ヤス=紗音=犯人)と同じようなものを、もう一度解くだけの復習にすぎないのです。

 六軒島爆発事故の詳細は知りませんが、その「ヤス」はまず今回書いてあったようにモーターボートで事件後に島を脱出します。そして持ち出した財産を使い、八城幾子として生活を始めます。整形したってかまいません。あるいは、右代宮家当主としてコッソリと小此木に渡りをつけてもいいですね。絵羽にバレちゃいけません。
 そして島を抜け出した当初の目的は、一応今回も島に来る予定だった、討ちもらしの縁寿の処分。最初からヤル気満々です。あと最初から脱出する気も満々です。
 戦人ァ? あんなの死んでますよ普通に。決め付け決め付け。

 その「ヤス」は事件後すぐに絵羽が生き残っていることを知ります。縁寿を処分するつもりが、絵羽に保護されているために手がだせず、12年が経過してしまいます。ところが絵羽が死んでしまったため、縁寿が無防備になります。
 小此木に狙われ須磨寺に狙われ、そして「ヤス=八城幾子」にも狙われる。小此木や須磨寺のバックに「ヤス」がついてて糸を引いてても面白いですね。「右代宮家の黄金はこちらの手にある」とか何とか言って、インゴットを見せたりして。……そして縁寿は1998年中に殺されてしまった。
 ……実際は別に殺されてる必要はないんですけどね。ビルから飛び降りて死んでたりしてもいいんで。
EP8エヴァ「ごめんね、戦人くん。私の力不足で。……私は私のやり方で、12年間、あの子を守ったわ」
 この言葉の意味が、文字通り誰かに殺される危険から縁寿を守っていたということになる。エヴァさま最高っす!

 次?……、「ヤス」が偽書を書いていた目的は、ボトルメールの内容の世間に対する修正です。EP1?2では全滅設定でしたからね。……結果が食い違ってしまったものを修正して辻褄を合わせるために、まず、EP3を書く必要があったでしょう。そうやって六軒島爆発事故の猫箱をより強固なものにしようとしたわけです。
 EP1?2に縁寿が来てない理由は、体が弱いという設定があるので想定できるパターンということで。他にもボトルが何本かあれば説明がつきますね。

 ……そしてEP3以降に縁寿を登場させているのは、ビルから飛び降りたり六軒島に行ったりして結局は死ぬという、新たな未来の猫箱を作り出すため。……この企みは成功し、EP8まで来ても結局縁寿がこの先どうなったのか分からないままである。つまり猫箱にブチ込まれてしまっているのだ。
 「手品」ルートではボートに乗ってどこかに逃走しただろうし、「魔法」ルートでは名前を変えて消息不明。数十年後の未来なんて1998年の段階では誰にも分からない話なので、猫箱と変わらない。誰にも確かめようがない。……「十八」になって幾子と一緒にいる可能性も示唆されてるけど、幾子自体が謎人物なので世間の追求も及びづらい。……結局縁寿の行く末はうやむやになってしまうのである。
 
 そして……縁寿が死んだ後、幾子は絵羽の日記を公開すると言い出して人を集めた上で、やっぱり公開しない!という暴挙をやらかし、猛烈なバッシングを受けます。……しかし、これも計算のうち。目的は「バッシングを受けたせいで身を隠してしまった」という風に見せかけて、行方をくらまし猫箱を完成させてしまうこと。……これでもう、誰も幾子の足取りを追えない。あるいは世間を騒がせた過去の作家として忘れ去られ、誰も気にしなくなるだろう。……すべて計画通り。「ヤス」は消え、島に来る予定のあった右代宮一族は根絶やしである。

 動機は……まぁ「ヤス」のことなんで、どうだっていいっす。変態の考えることなんて分からないっす。EP6?7あたりでチラ見せされたものを適当に組み合わせて説明してしまえば済むんじゃないですかね。……絵羽や縁寿のことに関しては、「完璧主義者だった」ってことにでもしてしまおう。別にそんな設定ないけど。
 なんだっていいんです。これは知的強姦なのだから。
(参考)【うみねこのなく頃にEP7】[ネタバレ] ある可哀想な家具の動機について - 雛見沢研究メモ(仮)

このゲームの勝敗…造物主vsプレイヤー


 EP8は、未来を猫箱に……あるいは黄金郷に包み込む物語。美しいモーターボートのシーンや、裏お茶会の戦人と縁寿の感動の再会にまんまと食いついた山羊たちは、「魔法」を肯定させる罠にかかって一緒に黄金郷に飲み込まれる。実際に戦人と縁寿が会ったかなんて、誰にも分からない。
 ……孤児院のホールで、死んだみんなやベアトリーチェと再会してめでたしめでたし。今日から住所は黄金郷です。やったね!……まるでEP3のラストみたーい。

 ……「魔法」を最後まで否定し続ければ「ヤス」の企みは暴かれる。これでニンゲン=探偵の勝ち。魔女=造物主=犯人の負け。ともあれ、“魔女”を信じられるまで続く永遠の拷問とやらに耐えたわけですね。
 何度でも言いますけど、縁寿じゃないんだから魔法の思想に感化される必要なんかないです。それはそれ、これはこれ。縁寿のことは一つの物語として区別しておくべきだと思います。……戦人はなんか早々にリタイアしやがりましたけど、ありゃなんだったんだ……?

 ……でも勝敗なんてどうだっていいですよね。「だからなんだ?」って感じでもありますし。あるいは、試合に負けて勝負に勝つということだってあるのだし。どうにでも自分の好きなように解釈すればいいのである。
 ……あのバケモノに「ホレホレこれがええのんか?? これがええのやろ??」って感じで与えられた物語を、そのまま受け入れてしまうのが一番幸せな楽しみ方かもしれないけれど。……いや、変な意味じゃなく普通に、普通にさ……いいんだってソレで。ほら受け入れちまえよォ……!!

おわりに


 そんなわけで、これが「ぼくのかんがえたうみねこ」です。
 実際に作者竜騎士07氏がどういう狙いで、どういう思惑で作った物語だったのかなんて私には分かりません。ただ、こういうお話だったらいいなーってだけです。

 なんですって……これじゃEP8の感動が台無しですって……?
 知りませんよそんなもの。 
 残念でしたァ、ニンゲンはァ、改心なんてしませェん☆
 ひゃあっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!!!!(赤字)

 物語がいかに魔法を持ち上げようと、あるいはニンゲンを貶めようと、やることは最初から最後まで別に変わりません。壊せそうな幻想のホコロビが見えてればとりあえず壊す。そんだけの話っす。
 ……そういえば、私は最初から魔女に屈してるんだ?とかなんとか、EP1とか2ぐらいの時には言ってたような気もしますけど……屈したフリをしてたってことにしておきましょう。
 
 では、ここまで読んでいただいた方はありがとうございました。そうでない方は大正解。

 おしまい☆ミ
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なるほど、確かに魔法エンドの後の展開は、EP3ラストと似てますよね。

終盤~お茶会の縁寿が変なのも、既に縁寿が死んでいて、幾子に好き勝手に描かれるだけの状態になってるから……なるほど。

>戦人ァ? あんなの死んでますよ普通に

そう言われると、魔法ルートの縁寿はEP2終盤で魔女に屈した後の戦人にも似てるなと思ってきました。

EP2:ラストで既に死んでるはずの金蔵と会った戦人
EP8:ラストで既に死んだはずの戦人と再会した縁寿

ボトルメール最終話のEP2と、偽書最終話のEP8で共にラストで似た構図が描かれてるんですよね。

[ 2011/01/17 12:53 ] 62/4nzbo[ 編集 ]
相変わらずグッドです。バトラとベアトの入水も唐突に感じましたしね。
作者本人がどのような意図で作ったかが気になります。
でもインタビューでは決して幻想をぶち壊すようなことは
言わないんでしょうけどね,立場的に。
[ 2011/01/17 20:02 ] -[ 編集 ]
ヤスが全てを殺し尽くした、はありそうでなかなか見ない説な気がしますね
他で見た幾子=ヤス説は大抵は戦人が生きてること前提だった気がします

ちなみに当方、屈服しまくりで幻想の受け入れ態勢は整っていたはずなんですが
????での~ of marionette系の曲の胡散臭さの前に無理ゲーでしたw
Music Boxでの白夢の繭選択した時の演出だったならきっと感動できてた
[ 2011/01/17 23:44 ] vP.Jehy6[ 編集 ]
こんにちは。
いつも楽しく読ませていただいております。
同意見で肯定し頷いたり、あるいは思いも寄らない感想、考察に驚いたり、また時には否定意見が浮かんだり、と
うみねこ本編を読んでる時より考えさせられますw

さて、本題ですが

フェザリーヌの旧友話や祭囃し編のアレに関しては竜騎士07氏本人の発言(作中の作者の意見を代弁させている以上のものと考えてのメタメタ?発言)で
旧友=BT氏の事だと考えておりました。
イリさんは飽くまで作中でどういう意味を持つか、で考察されてるのでしょうか?
ちょっと気になりましたので…駄文、お目面汚し失礼しましたー。
[ 2011/01/18 01:05 ] 5iG0d7Lo[ 編集 ]
>。「愛」ってなんじゃらホイってことですけど……イマイチ説明できませんね。ちょっとした思いやりみたいなものです。

最近昔のイリさんの記事を読み直してましたが、ひぐらし出題編時代のこの卓越したコメントを思い出してもよいのではw
http://naderika.com/Cgi/log_cbbs/logcbbs.cgi?mode=red2&namber=12158,12160,12174&no=3
> これからは何かあったら、とりあえず「愛」ってことにしとくのもよさそうです。殺そうが騙そうが何しようが「愛ゆえに」でとりあえず何とかなりそうなので非常に便利です。
>「愛」の何がいいっていろんな意味で無敵ですから。

イリさんの昔のひぐらしキャラ分析は先見性があるものが割と多いですよ。
[ 2011/01/18 09:15 ] N0fGSRtA[ 編集 ]
私が気づけなかった幻想描写の目印に気づき
ラストの幻想まで見抜くとは凄いです。

>「魔女は"い"る」に対し、「魔女は"い"らない」、必要無いと人間側が赤で答えられた時にこそ、決着がつくのではないでしょうか。

などと、昔の私はコメントしていたんですがorz
結局右代官一家は赤字・魔女・幻想を断つ事が出来ず
マジックジャンキーのまま社会復帰出来なかった、と解釈せざるを得ません。
[ 2011/01/18 13:04 ] -[ 編集 ]
お疲れ様でしたー!!!
管理人の仰る「魔女との戦い」。まさにEp8(3~7含む)はその通りだと思います。
そして、エンジェはそれに負けたということも。

まあ、自分はロマン派の山羊なので黒幕十八説人情型って結論で納得してます。
バトラ達の入水とかは、ヤスの死ぬ死ぬ詐欺と一緒で、新しい人生を生きていく。
19子はヤスのアバター。交通事故で警察にいかなかったのは、すでに一緒に隠遁生活していたから。
このとき、ep3~5は記憶失調となったバトラ(≠18)に、ヤスは「ここにベアトがいますよー」と抑揚をつけて朗読した物語。
復活した完全犯罪の犯人バトラは、一芝居打ち、六軒島ブームを終息させる。
唯一の敵である真実の魔女エンジェを打倒。
数十年後、エンジェに会って勝利を確信した十八ことバトラ。
見事、右代宮戦人とベアトリーチェを闇に葬りさり、彼らは黄金郷に招かれました。
結婚した!僕はベアトリーチェちゃん(完全犯罪)と結ばれたぞ!!!

とりあえず、エヴァと一緒に黄金郷の扉を閉めたバトラが能動的に真実を隠したのはガチでしょうね。
EP3からのクールな(ヤス視点補正のない)バトラ君なら、それくらいチョロいはず。
[ 2011/01/18 18:34 ] nEx7PFYA[ 編集 ]
お疲れさまでした。
管理人さんの魔女との戦い、その結末、とても素晴らしいものでした。

他の考察サイトで「魔女はもう敵じゃない。協力者なんだ」みたいな言葉がありまして、それを見たときにものすごい異様な気持ち悪さを感じたんです。
そして、うみねこの物語もいつのまにかそんな感じで終わってる…
奇妙な違和感の正体がなんなのか、ここの管理人さんの考察を拝読させていただくことでようやくわかりました。
実に巧妙な罠で、私たち「山羊」は魔女に屈服させられていたのですね。
ゆるやかに。
そもそも「山羊」だと認めてしまった時点で、それは魔女と魔法の世界に取り込まれているのと同じ。
「山羊」は魔女の眷属なのですからね。

いやー本当に恐ろしい。
これが全て竜騎士氏の思惑通りならば、彼こそ本当の魔女ですね。

私個人のうみねこの物語としては
「本当にあった殺人事件(動機も方法も凶器もきわめて単純なごく普通の殺人)」を、残虐で猟奇的、且つ悲劇的な愛憎を絡め、最後はより美しく華やかなものとして脚色、粉飾して、完全に隠蔽してしまった…
つまりは、それが真犯人の「魔法」であり、このうみねこの8篇全てが「魔道書」そのものなのだと考えます。
ヱリカのやった「殺し直すことで真実を変える」ことを、真犯人は8篇の殺人幻想を描くことでやってのけた。
真犯人の、一族に対するものすごい悪意と嫌悪、侮蔑…そして、自分自身の才能への驕りと傲慢さ、遊戯感覚を感じます。
一族郎党を殺しつくしても、まだ執着して、ねちねちと妄想を繰り広げているんですからね。
確かに真犯人は「ニンゲン」ではないのかもしれません。
[ 2011/01/22 10:21 ] wKxqjGDc[ 編集 ]
はじめまして。
本当に面白く今までの考察読ませていただきました。
「魔女の罠」、そのとおりだと思います。
「これじゃep8の感動が台無し」ってかかれてありますが、そりゃそうなんですよね。
現実は魔法なんてないんですから。
そして多くのプレイヤーはそれに気づいていると思います。
気づいた上で「魔法」を選ぶか、「手品」を選ぶか。
あの選択肢はそういうことなんだろうなあと思います。
私は悔しいですが、それに気づきつつも、あの選択肢を最初は「魔法」と選んでしまいました。
身内を疑いたくないと魔女に屈したEP2のように、「善き魔女」を見せられ黄金郷でサインしそうになったように、罠とわかりつつ選んでしまいました。

そもそもep1発売前に堂々と宣伝文句に

>私が期待するのは、正解に至る推理が現れることじゃない。
>一体何人が最後まで、魔女の存在を否定して、“犯人人間説”を維持できるのか。
>つまりこれは、魔女と人間の戦いの物語なのです。
っと、結論を提示してくれてますからね。
竜騎士さんが言いたかったのはこういうことかと思うと「くそ!やられた!」って気分です。
同時に「魔法」に屈しなかった管理人さんを本当に尊敬します。
思考停止をしてしまった私には「手品」のタネは考えられないので、本当に考察すべてがおもしろく、あいがたいです。
[ 2011/01/25 02:16 ] JalddpaA[ 編集 ]
プレイしても腑に落ちないようなラストでモヤモヤしていました。
いろいろと自分で考えて見ていましたが、生きてるのか生きてないのか不明瞭な罠に引っかかり思考のループに陥ってました。
原作者が「考えたらわかるでしょ?こんなの?わからなかったの君?だからネットで探しちゃったの?」と言ってる顔が浮かびヽ(`Д´)ノってなりましたが、ここで納得できるような考察に出会えました。本当にありがとうございます。
真実を得た山羊の気分です。
まあポルナレフでは無いですが現実は非情である。
[ 2013/02/10 21:54 ] mQop/nM.[ 編集 ]
コメント失礼します。
最近になってうみねこを再評価させてくれ(願望)と思い立ち、いろいろなブログを読み漁っていたらここに辿り着きました。

>魔女なのは縁寿であって、我々ではありません。同じ選択をする必要はないのです。
なるほど、と思いました。
うみねこを少ないながらも賞賛する人はいましたが、その中には私の尊敬する人もいて以前から疑問だったんです。
でも、もし彼らが最初からこの記事のような読み解き方をしていたのだとしたら納得できます。

ep8で執拗に描かれる幻想賛歌、豚・山羊とストレート過ぎる読者批判、そしてインタビューでの童貞には理解できない発言までが、全ては竜騎士氏がしかけたトラップだったのでしょうか。
物語には作者の伝えたいテーマが書かれているという思い込みを利用したトラップが。

だとすると私はまんまとトラップにハマり、要するに竜騎士氏を侮ってしまったわけですね。
数年越しになってしまいましたが、稀有な作品として再評価する事ができそうです。
ありがとうございました。
[ 2013/12/15 04:46 ] -[ 編集 ]
プレイメモ、楽しく読ませて頂きました。
幻想は壊して楽しむもの、というスタンスである私は管理人さんの文章に共感しっぱなしでしたw
うみねこには非常に複雑な思いを抱いていますが、縁寿は死んでいる!とか、ヤスは元男である!とか、ヤスは幾子で十八も記憶喪失とか嘘で面の皮厚く幸せに暮らしてる!とか考えるのはやっぱ楽しいですね、はい。
[ 2014/11/15 17:25 ] EMt7LVMk[ 編集 ]
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