雛見沢研究メモ
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【うみねこ】 「偽書作者縁寿説?」…下位ベアト特定法? 記憶継承と物語の融合 

 なんかいつのまにかこのblogが150万ヒットを超えてました。おめでとうありがとう。

 今回は「うみねこ」の核心に触れるようなネタだ!……と最初は思ってたんだけど、そんなことはなかったぜ。内容は「下位ベアトリーチェ特定法」…紗音と嘉音がベアトリーチェであることをEP1?4から導く屁理屈の例。……記憶継承者は物語の融合体であり、特定条件下にある記憶継承者はベアトリーチェだと言える、という内容です。

 スゲー長いので分割。一から十まで全部書かないと気がすまないタチ。

記憶継承と物語の融合


記憶継承


 「記憶継承」というのは「ひぐらし」でいえば梨花が体験しているようなもののことです。梨花は死ぬたびに過去に戻って何度も同じ時間をループしてるんですけど、その間の記憶をずっと失っていません。編を跨いでも連続した記憶をもつ梨花は特殊なポジションのキャラクターです。
 「うみねこ」でも似たような感じで各EP間の記憶が連続してる……前のEPの出来事を覚えているキャラクターがいます。メタ視世界のキャラクターはデフォルトでそうだし、下位世界でもベアトリーチェをはじめ魔法系・幻想系のキャラクターは記憶を継承しているフシがあります。あとは金蔵や嘉音・紗音あたりですね。今回は彼らのようなキャラクターを「記憶継承者」と呼ぶことにします。
 意外なことですが、下位戦人や下位真里亞、源次あたりは特殊なポジションのわりに記憶を継承しているようなそぶりを見せていないと思います。……多分。

記憶継承と物語の融合


 毎度おなじみ「物語の融合」
 「物語の融合」というのは、例えば真里亞・金蔵・熊沢がそれぞれ別個にもっているベアトリーチェのイメージを、無理矢理まとめあげて一つのキャラクターにしてしまうようなことです。「うみねこ」におけるベアトリーチェは、どうやらそういう風に成立しているらしい。ベアトリーチェは複数の物語の融合体だと言えます。詳細略。
(参考)【うみねこ】 ある物語の系譜 -受け継がれ変わり行く物語の物語- - 雛見沢研究メモ(仮)

 実はこの「物語の融合」は、前述のような「記憶継承」と大いに関係があるんです。
 前の記事で書いたとおり、ベアトリーチェは物語の融合を一方的に強制される存在だと考えられるんですけど、その物語というのはEP1?6の各EPも含まれています。
 EP1?6は各々全てがベアトリーチェに関する物語であり、その中で彼女は様々な経験をし、連続した存在として記憶を蓄積しています。ゲーム盤世界の駒キャラのように記憶を失ったりはしません。各EP間で記憶を失わずに継承し続けているということは、そのキャラクターに関する物語ないし設定が融合していると言い換えることができます。記憶という要素を通じて、複数の物語が繋がっているんです。
(参考)【うみねこ】 「偽書作者縁寿説?」…ベアトリーチェを穢す無限の物語 - 雛見沢研究メモ(仮)

 記憶継承者は物語の融合体である。
 この命題は成立してます。しかし、逆の命題は成立しているとは言えません。
 複数の物語が融合したキャラクターだからといって、必ずしも記憶まで融合している必要がないからです。記憶というのはキャラクターを構成する一つの要素でしかなく、全てではないからです。
 例えば、ベアトリーチェに蜘蛛を恐れるという設定が付加されたとしても、その設定が含まれている元の物語の経験や記憶まで融合していなければならないわけではないということです。蜘蛛を恐れる設定は“記憶”ではありません。

記憶継承とベアトリーチェ


 記憶を継承しているキャラクターは、複数の物語が融合した存在だと言える。ここまでを説明しました。
 記憶を継承しているキャラクターはベアトリーチェだけではありません。ワルギリアもロノウェもそうだし、七杭たちも同じです。つまり、彼らもベアトリーチェと同じ物語の融合体なんです。物語の融合体は、実はベアトリーチェだけではないんですね。
 整理しましょう。ここまでで言えることは……
・ベアトリーチェは物語の融合体であり記憶を継承している。
・記憶を継承している者は物語の融合体である。
・記憶の継承者はベアトリーチェ以外にも多数いる。彼らは全員が物語の融合体でもある。
 このままでは、ここまでの話で終わってしまいます。でもこの先がある。

下位世界のベアトリーチェを特定する


 前述の通り、記憶継承者は沢山います。しかしある条件をつけて絞ってやることで、その中にいる“ベアトリーチェを名乗る人間”を特定することができます。……突然かなり話が飛躍した感がありますけど、できるんです。一応。屁理屈だけど。
 その条件の最初の一つは……「EP1?4に、下位世界でベアトリーチェを名乗った人物を当てるクイズが含まれている」というもの。

 下位世界のベアトリーチェを特定するのに、なんでそんなまわりくどいことをする必要があるのかというと……今のところ、EP1?4の情報で、よくある推理小説的なアリバイ・証言・トリックなどから下位世界のベアトリーチェを特定する手段が発見されていないからです。
 でもEP6まで読むと、EP3以降の偽書作家は、どうやら確信をもって下位世界のベアトリーチェを特定し、その存在を読者に知らしめるように書いていることが分かります。まぁあれっす。私の嫌いな「紗音=嘉音=ベアトリーチェ」ってヤツです。

 そいつが、どういう手段で確信に至ったのか。それともただの妄想か。あるいはただの狂人か。
 ……結果的にいうと、ベアトリーチェという存在や「うみねこ」における魔法の概念に詳しいヤツなら、まぁ到達できなくもないかもしれないな?というところですね。ど?も気に入らないけど。
 今回の内容はあくまで偽書作家が下位ベアトの正体を特定した方法や読者に使って欲しい方法はこういうものだろうという推測であって、これが唯一の道筋かといわれるとおおいに疑問です。

 じゃ?ま?、詳しく説明します。

EP4までに下位世界のベアトリーチェを特定せよ


下位世界でベアトリーチェを名乗る人物を当てるクイズ


 EP1?4には“下位世界でベアトリーチェを名乗る人物を当てるクイズ”が含まれている。これがどういうことかを説明します。

クイズであるならば

 クイズとして誰かに解かせる以上は、正しい解法と正しい答えが存在しなければなりません。解法がなく答えだけがあるようなものは、ただのあてずっぽうです。記憶継承者がなにかにつけて怪しい存在なのは当たり前なんですけど、その記憶継承者がなぜベアトリーチェと繋がるのかを理屈で説明できなければ、ただのあてずっぽうと同じです。

 EP6により、少なくともその作者は「紗音=嘉音=ベアトリーチェ」と考えているらしいことが分かりました。そういう意味では「答え」はすでに分かってるんですけど、そこに至る「解法」が分からない。どうやってその結論に至ったのかが説明できなければどーにもならない。

そんなクイズがどこから出てきたのか

 EP1の薔薇庭園。真里亞が薔薇を探しているところに、ベアトリーチェを名乗る人物がやってきたという。真里亞は嘘をついているのか。そうでないなら、誰がベアトリーチェを名乗ったのか。これは「うみねこ」において最初に示された問いだと言っていいでしょう。 

 薔薇庭園に真里亞がいて、そこにベアトリーチェがやってくる。これはEP1以降毎度繰り返される場面です。詳細は違っていても、大筋は同じ。EP1では真里亞に傘を渡し、EP2では真里亞のお菓子を修復し、ついでに霧江・楼座にも目撃されています。EP3では薔薇の復活。

ベアトリーチェの役割を果たしているキャラクターは本当に下位世界に存在するか

 そういうクイズがあるとして、最初に確認すべきことは、本当に下位世界にベアトリーチェの役割を果たしたキャラクターが存在するかどうかです。そしてその答えは“存在する”です。

 これは、以前にも説明した内容です。
 薔薇庭園で真里亞の前に現れたベアトリーチェは、「本当の他者」だと言える。楼座に殺された(壊された)さくたろうが真里亞自身や真里亞のゲロカス妄想としてのベアトリーチェには蘇生できないように、失われた薔薇や潰れたお菓子も真里亞自身ではなおせない。これはEP4で示される魔法の原理からの推測。
 なおすには、縁寿が別のさくたろうに似たぬいぐるみを真里亞に示して見せたように、真里亞以外の実在する人間(=「本当の他者」)が手品を通じて別の薔薇やお菓子を与える必要がある。お菓子はEP2。薔薇修復はEP3です。
 つまり、真里亞が薔薇やお菓子がなおるという“魔法=手品”に満足しているということは、真里亞に対してそれを行った実在の人物がいるということになる。これはすなわち、“ベアトリーチェを名乗る人物”が下位世界に本当に存在するということでもあります。
(参考)【うみねこ】 EP1の3周目:1日目? 愛を知らない真里亞に薔薇の真実は視えない - 雛見沢研究メモ(仮)

EP1?4の情報でベアトリーチェの役割を果たしたキャラクターを特定できるか

 EP1?4の情報でベアトリーチェの役割を果たしたキャラクターを特定できるか。つまり、クイズの解法が存在するかどうか。答えは“存在する”です。いやまぁ驚くべきことかもしれませんが、存在するんだからしょうがない。
 ただし、厳密に“現実”として考えれば「特定できない」というのが答えになります。その問題を解決するのが“クイズ”であるという条件。これは、例えば推理小説の犯人がある種のご都合主義によって必ず既出のキャラクターであり、そこに至る手掛かりが必ず作中に提示されているのと同じようなことです。クイズとしてベアトリーチェを特定するなら、ベアトリーチェの正体は既出のキャラクターだし、必ず解法が存在するというわけ。

ベアトリーチェを当てるクイズの解法


 解法は四つの段階に分かれています。
?ベアトリーチェが複数の物語の融合体であることを導く
?記憶継承者=物語の融合体であり、かつベアトリーチェでもある可能性を導く
?特定条件に当てはまる記憶継承者を導く
?「紗音=嘉音」を導く
 ?は厳密には無くてもいい工程。

?ベアトリーチェは複数の物語の融合体であることを導く

 さて、ここから具体的な解法について説明します。
 まずクリアしなければならないのは、「ベアトリーチェは複数の物語の融合体である」と気付くことです。これが可能だということは、私が身をもって示すことができます。……俺がやったんだから出来るんじゃないの?ってことですね。考え方が間違ってればどうしようもないんだけど!
 
 おなじみの「物語の融合」ネタは、私がEP4発売後、EP2を再プレイした時に気付いたものでした。熊沢と朱志香の会話や、蜘蛛の巣でダメージを受ける嘉音(?)からそれを推察することができます。
 ほぼ同じネタがEP6になってからヱリカによって指摘されているので、考え方としては間違ってないと思ってもいいんじゃないっすかね。
EP6:ヱリカ「?まったく異なる存在のはずなんです。なのに、設定が同じになっています」
ヱリカ「悪食島伝説の悪霊と、魔女伝説のベアトリーチェ。この2つの異なる伝説が、少し混交しているように思います。いえ、混交どころか融合かもしれません」
 んで、これができたら次の段階へ。
(参考)・うみねこ考察[第四話]以降の「EP2の2周目」関連記事
【うみねこのなく頃にEP6プレイメモ:05】[ネタバレ] 東屋の譲治・紗音?ヱリカ・熊沢

?記憶継承者=物語の融合体であり、かつベアトリーチェでもある可能性を導く

 これは前述の通りです。今回前半で説明した内容そのもの。
 「記憶継承者」は、その記憶を通じて複数の物語を繋げている。つまりそのキャラクター自身が、複数の物語の情報を融合した存在だといえる。記憶継承者は、物語の融合体である。
 ?の工程でベアトリーチェが複数の物語の融合体だということは分かってるはず。そして、下位世界にベアトリーチェを名乗る人物が実在することも分かっている(薔薇庭園の「本当の他者」)。……だから、下位世界で記憶継承者として描かれている人物は、ベアトリーチェである可能性があることになります。記憶継承はベアトリーチェを特定するための手掛かりの一つとして機能するんです。
・下位世界にはベアトリーチェを名乗る人物が実在する
・記憶継承者は物語の融合体である。ベアトリーチェも物語の融合体である。
・下位世界に記憶継承者がいれば、その人物はベアトリーチェである可能性がある。
 単にメタ発言をするだけなら真里亞なんかがやってるんですけど、それじゃ足りない。ベアトリーチェと同じ「物語の融合体」であることを示す記憶継承が鍵になる。

?特定条件に当てはまる記憶継承者を導く

 “特定条件に当てはまる記憶継承者”ってのが何かというと、一言でいえば下位世界に実在する記憶継承者ってことです。
 メタ視世界のキャラクターはほぼ全員デフォルトで記憶を継承しているし、下位世界とは直接関係がありません。幻想シーンはアリです。下位でさえあればいい。
 次に、あくまでEP1?4の情報で下位世界のベアトリーチェを特定するクイズなので、EP4までに死亡確認されてないキャラクターであることが条件になります。なのでEP4で死亡確認された金蔵は除外。
 また当然ながらEP4までに登場しているキャラクターでなければなりません。なのでEP5から出るヱリカやドラノールなんかは除外。
 加えて、推理小説的な意味で犯人が最初から提示されているキャラクターでなければならないなら(ノックス第1条)……その対象は「うみねこ」だとEP1発売前から公式HPの登場人物紹介に最初から載ってる人物でなければならない。即ち、金蔵以下の使用人を含む18名の中の誰か。これにより、七杭やロノウェ、ワルギリアなどのキャラクターも除外されます。
(参考)登場人物紹介

 こうやって条件を絞ると、EP1?4までに下位世界での記憶継承が確認されているキャラクターは、実は紗音と嘉音しか存在しないんです。意外ですか。私も意外です。特別扱いの戦人や真里亞でさえ、下位世界での記憶継承が確認できる記述は存在しません。……私の記憶によれば、多分ね。詳細は後述します。
 つまりこの時点で、下位世界でベアトリーチェと名乗っている人物は、紗音か嘉音だということになっちゃうんですよね。他に条件に当てはまるのがいないんだもん。

 信じられないかもしれないけど、まぁ騙されたと思って確認してみてください。私も記憶と記録頼りでまだ確実なことはいえないんですけど、ほぼ確定と言っていいと思います。下位世界での記憶継承が確認されている……即ちベアトリーチェである可能性が提示されているキャラクターは、紗音と嘉音しか存在しません。……物語に書いてあることを読めば、紗音や嘉音が記憶継承者であり物語の融合体であり、ベアトリーチェと同質の存在であることが分かるように一応なってるらしいんですよねコレ。

 これはクイズなのだから、EP4までの情報で必ず解ける。他にベアトリーチェである(物語の融合体である)可能性が示されているキャラクターが存在しない以上、その時点で提示されているものが答えになる。
 アリバイやトリックを通じての推理小説的な解法でベアトリーチェを特定する必要はないし、その方法は現在も発見されていない。ひょっとしたらその方法は存在するのかもしれないけど、今は無い。それよりも、EP4まで読んで、ベアトリーチェと魔法を理解した上で、今回提示したような理屈を用いれば特定できてしまうのだから、クイズの答えとしてはこちらの方がいくらかマシでしょう。
 こういう風に解け!と偽書作家は言ってるんじゃないかというのがこの内容です。

?「紗音=嘉音」を導く

 これは分かっていてもいなくてもいいです。「紗音=嘉音」ということが分からなくても、「紗音=ベアトリーチェ」「嘉音=ベアトリーチェ」のどちらも結果的に正解なんですから、問題ないんじゃないかと思います。
 ?までに「どうやらEP1?4までの情報から考えると、紗音か嘉音がベアトリーチェであるという可能性が提示されているらしい」と分かれば、ここに「紗音=嘉音」を加えて「紗音=嘉音=ベアトリーチェ」となります。

 一応説明。残念ながら「紗音=嘉音」というのはEP1?4の間に私には分からなかったことです。というか未だにEP1?4(出題編)の中でどうやったら「紗音=嘉音」の確信に至れるのか理解できません。紗音⇔嘉音間の変装というネタに、どうしても無理がありすぎるんですよ。だからEP6後でさえ、私は「犯人権限」なんていうものを用意しないとまともに話も進められないわけで。
 ただまぁ、例えばEP4には“嘉音が井戸に消えて紗音の死体が発見できない”などの示唆がないわけじゃないので、そういう仮説自体は一応存在しましたね。

 こんな感じで解説終了。

 ほらちゃんと答えが出たでしょ?
 ってのは、EP4の時点でいえなきゃ意味がないんですよね。EP6まできて答えを見た後で解法を考えても、ダカラナニって感じ。実現できなきゃ何にもならない。後の祭り。さらにいえば、紗音=嘉音=ベアトリーチェが本当に正しいのかも、解法がこれでいいのかも分かんない。あくまで偽書作家の解釈でしかない。
 つーかこんなもん、EP4時点で分かるかっつーのよ!

 今回は「下位ベアトリーチェ特定法?」でした。まだこのネタがつづきます。記憶継承者関連の記述とか、まだ何も説明してませんし。
 これで半分? 三分の一? いい加減にしろと。
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