EP2をやろうとおもってたら、なぜかアニメをヘビーローテしていた。何が起こ(ry
アニメのいいとこは声優さんの演技が色々と面白いところですね。
あとアニメだけで考える材料は足りてるという話もありますし。
原作を読むと長いので、全体像を見るにはアニメの方がいいよなとか。
見てて色々と考えることがあったので書いておきます。
EP2終盤礼拝堂:ドレスベアト
譲治たちが夏妃の部屋の鍵を取りに礼拝堂に入ったシーン。
ここで登場するベアトリーチェの衣装は、原作ではブレザー。アニメではドレス。
原作では夏妃の部屋に入った後にベアトがドレスに変わる。
「朱志香=ブレザーベアト」とすると死後に登場するのはオカシイので原作の条件では却下することになったんですけど、アニメの条件だとアリになっちゃいますねぇ。メンドクサイのでもうなんかどうでも(ry
多分そういう区別をつけて考えるように作られてないんじゃないかと。原作もアニメもどちらも。
つまり考えすぎ。
EP3冒頭:ロリお嬢様ベアト
毎度おなじみ、EP3冒頭のロリでお嬢様なベアトリーチェの話。
ワルギリア=熊沢とすれば、この屋敷は六軒島で、ロリベアトは朱志香で……みたいなことを考えるわけですけど、絵面で見るとどうも“ツボを割る”ってのが引っかかる。ツボなんて触るのはむしろ使用人の方なんじゃないかと。
例えば、
奉公しはじめの幼い紗音が掃除の際に誤ってツボを割ってしまった。それを熊沢が庇った。そんなシーンの方が、よほど簡単にイメージできます。紗音にはドジ設定もありますしね。……まぁなんとも言い切れない部分。
EP3:真里亞のベアトリーチェ認識条件
真里亞がベアトリーチェを認識する条件ってかなりいい加減かもしれない。ありていに言ってしまうと、魔女っぽい服を着てベアトリーチェだと名乗りさえすれば、誰でも「ベアトリーチェ」として認識してしまう程度のものらしい。ここまでいい加減だと、
各EPの薔薇庭園で真里亞が遭遇するベアトなんて、実質誰でもイイってことになります。 EP3で真里亞と楼座が薔薇を見に庭園に出てエヴァに遭遇するところ。
エヴァ「?右代宮家当主にして新しき黄金の魔女、ベアトリーチェの名を継承した私だけのものッ!!」
真里亞「ベアトリーチェ。……ベアトリーチェだ!! ママっ、ベアトリーチェ!」
なんでもいいんじゃん(笑
真里亞「ベアトは約束したよね?! 真里亞を黄金郷へ連れてってくれるって約束したよね?!?
その後、戦人に残酷すぎるといわれてエヴァを止めに現れたベアトも、やはりベアトとして認識している。実にいい加減。
EP4:金蔵の存在を認めた
EP4の金蔵に関する赤字。
・親族会議に居合わせた全員が、金蔵の存在を認めた!
・全ての人物は右代宮金蔵を見間違わない。いかなる変装であったとしても、右代宮金蔵を見間違わない!
これ「金蔵の生存を認めた」と言ってないんですよねえ。あんまり考えたことのなかった……というか、そういえばEP4自体1周したっきり見返してないや。
例えば
金蔵の死体を持ってきて見せればそれでいい。食堂に持ってこずに、書斎に移動して見せるだけでもいいですね。「居合わせた全員が認めた」だけで、「食堂で認めた」とは書かれていない。
いやそれどころか、そりゃ金蔵自体は存在してるんだから、認めるには認めるでしょ。実は金蔵の死体を見せる必要すらないです。だって金蔵はその生死に関わらず、あるいは死体の有無に関わらず、右代宮家当主として、六軒島に“存在した”んですから。
現在の状態によらず、その存在は誰しもが認めるはずです。 例えば親族会議の席上で誰かがこういえばいい。
「右代宮金蔵は私達の父親で、右代宮家の現当主である。これは間違いありませんね?」と。
全員がこれに同意すれば、その場の全員が「金蔵の存在を認めた」ことになる。
ベアトの赤字は、この程度の意味しかありません。
なので、戦人がその後に言った「名前を継承して?」というような屁理屈をこねる必要性は特にありません。
「EP4狂言殺人劇説」
巨大な幻想空間
アニメだけ見てEP4を考える。原作は記憶だより。
EP4の殺人って、他の編に比べるとものすごく雑で、密室がどうとかいう感じじゃないですよね。食堂で金蔵が出たところから、地下室の蔵臼たち、あと譲治や朱志香のバトルなんかもごっそり幻想だと考えられます。
この過程で確実性のあることはごく限られていて、その他はどうとでも組み替えられてしまう。
・金蔵は死んでいる=金蔵が歩き回ってるのは全部幻想
・霧江と蔵臼から内線が掛かってきている。だからその時点でこの二人は生きている。
・郷田と熊沢がいとこ部屋に戻ってきている。
・嘉音死亡。霧江たち5人の中で最初に死亡。かつ9人目の犠牲者。
・戦人がベランダのブレザーベアトを見て会話している。
・「私はだぁれ」のベアトに戦人が殺される時点で生存者は戦人1名。他全員死亡。
・戦人が屋敷を探索して死体を確認(原作のみ)
このぐらいですかね。EP4で基準点になるのは。
極端にいえば、最初に食堂で金蔵が大量殺人するシーンで、既に霧江・蔵臼・ブレザーベアトの正体・郷田・熊沢・子供たち以外の全員が死んでいてもかまいません。その後の地下牢や地下通路は存在している必要さえないです。
狂言殺人劇…霧江と朱志香の言動から
EP4で事件の具体的な中身より気になるのは、
霧江や朱志香からの電話の内容。魔法的なものを肯定する霧江。自分はもう死んでるようなことをいう朱志香。明らかに妙。聞いてるのが戦人なので、幻想じゃーない。
ここで私は考えたんです。実はこれ、
大部分が狂言殺人劇だったんじゃないかと。しかし途中で誰かが本当に殺人を犯した。
つまりEP6と同じです。ゲームマスターのメタ戦人がヱリカをハメるための狂言殺人劇を計画し、その途中でヱリカが実際に人を殺した。EP4では、戦人(子供たち)をハメるために狂言殺人劇を計画した。でも途中で誰かが裏切り、実際に人を殺した。それで歯車が狂った。
これで霧江や朱志香の言動に説明がつきます。魔法的なものを認めろという霧江の言動は、主催者側の発言。朱志香の自分が死んでるような言動は、親達の仕掛けたゲームに負けたとか、その程度の意味。
冷静に霧江や朱志香の話の内容だけを見れば演技過剰で胡散臭すぎるんですけど、各種演出が加わって「マジで不思議体験をしたのかも?」と思ってしまう。ここがミソ。
狂言殺人劇に入るまでの流れは……そうですね、例えば…親族会議の席に、金蔵からの手紙が届く。内容は、狂言殺人劇に関するもの。親達が死んだり捕まったりしたことにして、子供たちをテストする。その内容で当主を決めるというゲーム。テスト内容など大筋はEP4の内容に準拠したもので大丈夫かな?
蔵臼たちは金蔵の死を隠している手前、この話に従わざるを得なかったことにしましょうか。従わないと金蔵に直接問いただす流れになってしまうとか、このあたりEP4では証拠を握ってそうな霧江に脅されるとか。
絵羽以下の親達にとっては財産継承のチャンス。断る理由がない。こうして子供たちを騙す狂言殺人劇が開始された。
ここでその手紙を金蔵のものと認めて従うだけでも、「金蔵の存在を認めた」ことになりますね。
これは
シリアス路線の例ですが、EP6でヱリカを引っ掛けるような
お遊び路線でもいいです。EP3でも使用人ぐるみの狂言の話は出てるし、EP6では戦人が実演してくれたし、狂言殺人劇は常に疑っとくべきポイントだと思います。
犯人や手口など
主犯…殺人犯+狂言殺人劇計画者は…まぁ
紗音あたりがいいですかね。
赤字の嘉音の死亡は、EP2と同様「概念上の死」(正体をバラしてしまうなど)ってことでいいでしょう。EP2で通じるならEP4でも通じなきゃならない。嘉音の死体が発見されないのは、紗音=嘉音だから。紗音の死体が後に戦人によって発見されてるので、嘉音は発見されないのが道理。こうして考えてみると、同一説に対してのアカラサマな示唆ですねぇ……
紗音が犯人なら、最後に井戸の側で銃で自殺でもすれば済むでしょう。凶器は…銃に石でも結び付けて、井戸に落としますか。嘉音の死体が入ってる……と戦人が思っているけど開けられない、ブラックボックスの中へ。
つーても死後に凶器を隠せれば誰でもいいので、別に紗音じゃなくてもいいです。
例えば朱志香。
2階の朱志香の部屋は扉は施錠されてたようですが、窓の施錠確認はない。銃にロープでオモリをつけて、オモリを窓の外に。朱志香が自分で頭を撃って、オモリで銃が窓の外に出る。最後にオモリと銃が落ちていく力のベクトルを窓が閉まる方向に変える仕掛け(雨どいの止め具にロープを引っ掛けるとか)があれば窓は閉まる。窓の施錠は確認されていないので必要なし。こんな仕掛けをする意味があるかどーか知らないけど。
あとはそうだなぁ……真里亞に服毒させた後、凶器を隠させるってのもあるかなぁ。凶器を隠した真里亞は楼座の元に行き、そのまま息を引き取る。……ヒドイ発想だな! キチク! でもEP1の壁歌がありならありだよね。なんでも従う的な意味で。これなら誰でもブレザーベアトになれるかな。ブレザーベアトと戦人の邂逅後、一度戦人を礼拝堂に行かせて
時間を稼いでるのがポイント。
警察がマジになって捜せばバレバレなのはどれも一緒。後のことなど考えない、ノーフューチャーな手品。
概念上の死亡・言葉の定義
あと、「霧江たち5人の中で、一番最初に死亡した。つまりは、9人目の犠牲者というわけだ」という赤字に関してこういうことがいえます。嘉音が概念的な死で「犠牲者」として赤字上で扱えるなら、
嘉音の前の8人も概念上の死で通じてしまうんですよ。
狂言殺人劇における、概念上の死。つまり「死んだことにする」ということ。これは
EP6でも戦人が使ってますね。「犠牲者」の存在を赤字で肯定してます。実際には死んでないのに「犠牲者」として扱っている。
「死亡」「犠牲」が生命活動の停止として定義されていないのだから「ゲーム中の死(狂言殺人劇中の死)」でも通じる。言葉の定義の問題です。言葉の定義の曖昧さが抜け道になってザルになるのが赤字の基本。そんなこと言ったら赤字が無茶苦茶になる!…なんてそんなの今更です。私はずーっとそう言ってます。
なのでまぁ、嘉音死亡時点でそれ以前に8人が実際に死亡(生命活動停止)している必要はないです。後になってまとめて殺したってのでも可。
要は戦人が確認するまでに本当に殺せばいいだけ。 主犯が紗音でも、共犯者が何人かいれば大丈夫でしょう。銃なら何丁かあるし。
朱志香「いや、もう遅いぜ。私さ、……もう死んでるんだと。あははは、戦人が来た時にゃ、私は頭を半分ブチまけた死体だよ」
狂言殺人劇としてこの台詞を改めてみてみましょう。サバイバルゲームで頭にペイント弾(笑)を食らったという程度の意味で、通じてしまうはずです。むしろ「私はもう死んでいる!」なんて発言、そんな状態でもなきゃ出てこないでしょう。
魔法がどうこうとか、演出ですよ演出。
あるいは朱志香や霧江の発言なんて、下手するとテレビゲームの攻略法ですよ。ニンゲンだったと思ってたら悪魔だった!変身するぞ油断すんなよ!みたいな。
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