雛見沢研究メモ
ひぐらしのなく頃に・うみねこのなく頃にの考察・ニュース

【うみねこ】 「ベアトリーチェ=ギャルゲー擬人化」仮説…個別ルートの集合体として 

 またなんか適当なことを思いついた。
 ギャルゲーそのものを擬人化したらベアトリーチェみたいになるんじゃね?…という話である。
 【うみねこ】 ベアトリーチェ処刑試行 - 雛見沢研究メモ(仮)からもう一歩進もうという感じ。結構内容が被ってます。

ギャルゲーとベアトリーチェ


ギャルゲーについて


 あぁでもここで重要なのは、目的を遂げたのはあくまで「妹ベアト」というベアトリーチェの一部であって、全部ではないってことです。これで何もかも終わり、なんてこたーないです。
 エロゲでいえば、1ヒロイン分のルートが完了した程度の話。真エンドはまだまだ遠い。
(参考:【うみねこのなく頃にEP6プレイメモ:19】[ネタバレ] お茶会・裏お茶会・クリア後TIPS - 雛見沢研究メモ(仮)
 これはEP6のプレイメモで何気なく書いたことでした。でも見方を変えると応用が利きそうだったのでピックアップして今回の話に。

 最初は中年キャラだらけでギャルゲーとは程遠かった「うみねこ」でしたが、最近は美少女キャラが大量に増えてすっかりギャルゲーです。
 ところでこのギャルゲーって定義としてはなんなんですかね。基本的に美少女キャラがメインで出てくればなんでもギャルゲーと言えそうですが、古式ゆかしいものはやはりアドベンチャー形式のゲームが基本のような気がします。「ときメモ」とか「同級生」とか。アニメも有名な「AIR」とか「クラナド」あたりなら大体オタク圏の人間は知ってるでしょう。「ラブプラス」とかはギャルゲーでもちょっと別系統ですね。
 今回はそういうアドベンチャー形式のものという意味でギャルゲーという言葉を使います。

ギャルゲーの典型的な構造について


 ギャルゲーを何作かプレイすると、それらに共通する典型的な構造が存在することに恐らく気付くことになるでしょう。まぁ「うみねこ」のプレイ層には今更何言ってんだって感じでしょうが。
 大体は、一人の男主人公に対し、複数のヒロインがいて、共通ルートの中で選択肢を使ったフラグ立てを行い、各ヒロインの個別シナリオに分岐してエンディングを迎える。……ほとんどこんな感じです。

 このギャルゲ的なストーリーの構造ないし見せ方は他の媒体ではなかなか見られない特徴的なものです。
 例えば漫画やアニメの美少女系・ハーレム系の作品でも、ギャルゲーのように各ヒロインの個別ルート・個別エンドを描くことは極めて稀です。というか私は存在を知りません。まれに「if」を描くものもありますけど、全ヒロインについて丁寧にやるようなのは、まぁないでしょう。エンディングとしては「誰も選ばない」か「1ヒロインを選ぶ」か「ハーレムエンド」で決着のつくもの。決着がついたら、それきりで終わりです。
 ところがギャルゲーではその「if」を全ヒロイン分やるのが当たり前。そこが大きな違いです。
 
 「ひぐらし」ではそれぞれ各編を「レナルート」「魅音・詩音ルート」「沙都子ルート」「梨花ルート」などとしてギャルゲーのテンプレに当てはめても、さほど逸脱することはないと思います。
 作者の竜騎士07氏がギャルゲ畑(というかエロゲ)の人なのは周知の事実すぎるので説明しようとも思いませんが、彼の作品自体がそういうギャルゲー的な文脈を踏まえていたとしても別に不思議はないし、「ひぐらし」はそうでした。なら「うみねこ」もそうかもしれない。
 中年キャラの多さに騙されそうになるけど、ああやっぱり根本はギャルゲーなのかなというのが今回の話だとも言えます。

ベアトリーチェとギャルゲー


 具体的にどこにギャルゲー的な構造を見いだすのか……というと“ベアトリーチェそのもの”です。ギャルゲー、ないしギャルゲ的な構造を擬人化すると、ベアトリーチェになる。
 バカな話だといえばそうなんですが、EP6を通じて何度も書いてきた「物語の融合」のネタにも直接関係してきます。ベアトリーチェは物語の融合体である……これはベアトリーチェという存在の内部に、複数の物語が存在しているということです。
 対してギャルゲーってどんなでしたっけ。複数のヒロインの個別の物語(個別ルート)が、並行的に存在する「物語の集合体」(融合体ではない)ではないですか。
 ベアトリーチェとギャルゲーの構造……この二つは違うようでいて、似通っています。

 比較するとこんな感じ。
「典型的ギャルゲー」…物語の集合体
・ヒロインA→課題A達成(選択肢)→ヒロインAエンド
・ヒロインB→課題B達成(選択肢)→ヒロインBエンド(以下略

「ベアトリーチェ」…物語の融合体
・ベアトリーチェA(妹ベアト)→課題A(戦人と結ばれる)達成→ベアトリーチェAエンド(EP6)
・ベアトリーチェB(???)→課題B→ベアトリーチェBエンド(以下略
 ギャルゲーを「物語の集合体」としたのは、ただ複数の物語が集まっているだけでベアトリーチェのように“一つの存在”として融合しているわけではないからです。ギャルゲーは個別の物語に分割するのが簡単で、性質が異なります。

 実際、本当に分かりやすくギャルゲー的に終わったのはEP6だけです。妹ベアトと戦人の婚姻という形でありがちなギャルゲ的エンディングを迎えました。
 いやしかしそれだけではない。実は姉ベアトや、他のベアトリーチェにもちゃんと個別のエンディングが存在するのではないか……いやいや、もう既にいくつかのベアトリーチェは、エンディングを迎えているのではないか。このへんが今回の焦点。

 「恋愛モノだからギャルゲーなのか?」と思われるかもしれませんが、そうではありません。
 重要なのは、「分割されたベアトリーチェ(個別ルート)にそれぞれそれをクリアするための課題が存在するのではないか」ということです。
 EP6はヒロイン・ベアトリーチェの一部「妹ベアト」の個別ルート。「戦人との恋愛成就」という課題を成し遂げ、クリアされ(殺され)ました。
 これはたまたま課題が「恋愛」だっただけで、他のルートは違っていてもいいんです。

 じゃあ「姉ベアト」はどうやって殺すんだろう。あるいは他のベアトリーチェたちは?
 ベアトリーチェが、ギャルゲーのヒロインを、無理矢理一人にまとめあげたような存在だと考えると……

ベアトリーチェと個別ルート


 ベアトリーチェという存在をギャルゲー的に見たとき、これを分解して現れる「個別ルート」にはそれぞれその中心になるキャラクターと、課題と、エンディングがある。この三点から分析してみる。

クリア済みのベアトリーチェの物語


 EP6のベアトリーチェ(妹ベアト)についてはもうクリア済み。他のベアトリーチェはどうなんだろう。
 EP6の妹ベアト以外にも、もうクリアされてる(殺されてる)ベアトリーチェがいるんじゃないか。まずはここから。ベアトリーチェの死体検分といきましょう。

夏妃のベアトリーチェ

キャラクター:夏妃
課題:夏妃たちによる金蔵死亡隠蔽を暴く
エンディング:EP5
 一番分かりやすいベアトリーチェの死体。EP5の内容です。「夏妃のベアトリーチェ(夏妃のゲロカス妄想)=夏妃ルート」は明確に、分かりやすい形で本当に“殺された=クリアされた”。ヱリカが完璧に真相を言い当てたわけじゃないけど、それでもベアトリーチェは確かに死んだ。
 どうやって死んだかというと……金蔵の死亡を隠蔽していた夏妃たちの企みと共に、その魔法が暴かれ手品に貶められて死んだわけです。
 夏妃のベアトリーチェの「死」は「夏妃ルート」のエンディングそのもの。つまりこれで夏妃ルートはクリアってわけ。
 ギャルゲ的に言えば、EP1が「夏妃ノーマルエンド」で、EP5が「夏妃グッドエンド」といったところ。別にハッピーエンドではないけど、「夏妃のベアトリーチェの物語=夏妃個別ルート」はそれで終わり。ベアトリーチェは最初から殺される(クリアされる)ためだけに存在すると言っても過言ではない。

 そこから逆算すると、恐らくEP1では「夏妃が見た金蔵が幻であること」や「夏妃が金蔵死亡を隠していること」に感づいたところで、「その時点で考えられる最高の答え=正解」って奴なんだろうな?と考えられますね。「ひぐらし」でいえば、鬼編で圭一の主観が怪しいことに気付けば正解って感じ。竜騎士07ワールドは多分そういうもの。
 どういう理屈でそれが導き出されるのかは別問題で……「正解」はなんとなく分かってるけど「解法」が分からない状態と言えますかね。つまり私は全然ダメだってことです。どういう理屈なの。

 EP1でも夏妃は魔法を使った。金蔵を生きているように見せかけるという魔法。金蔵と会話して夏妃が認められたシーンがそれ。この魔法を破るための理屈を、どうにかしてEP1内で構築できたら……

紗音のベアトリーチェ

キャラクター:紗音
課題:戦人と結ばれること
エンディング:EP6
EP6:ベアト「はい。あなたと一緒になりたくて、生み出した物語。だから、もうこの世界の目的は果たされました。だからこれからは、あなたが紡いで下さい。私とあなたの、これからの物語を」
 私はこれをEP6で「紗音のベアトリーチェの物語=紗音ルート」がクリアされた証と見ます。クリアされたベアトリーチェのカケラは、おなじみEP6の「妹ベアト」です。
 夏妃のベアトリーチェは「死」によってクリアされる。紗音のベアトリーチェは「恋愛成就」によってクリアされる。この二つは見た感じ分かりやすくギャルゲー的です。恋愛モノだという意味ではなく「個別ルート」の集合という構造が似ているという意味です。というかいくらギャルゲーったって、こんなスイーツ(笑)な恋愛モノはそうそうないですけど。

 EP2が重要なキー。冒頭からしばらく紗音と嘉音のターンです。ギャルゲ的にはEP2が「紗音ノーマルエンド」かもしれない。でも、真里亞と楼座の要素も非常に強いので、EP2自体は分かりやすくギャルゲ的な「個別ルート」の概念には当てはまらないかもしれない。むしろ、「紗音・真里亞・楼座ノーマルエンド」ってところか。
 この構造が分かったからといって、EP2の真相が分かるわけじゃないんですけどねぇ。さてどう考えたものか。紗音・嘉音と楼座メインで構築するのがいいのかなぁ。

 紗音の魔法……使用人室で嘉音の死体が暴れてるあたりの幻想シーンがそれなのかな。熊沢と南條が死に、源次・郷田・紗音が共犯……? わけわからん。

 楼座の魔法……というのも多分あるんですよね。書斎に入って銃を持ってきたはずなのに、楼座は金蔵の不在をスルーしてます。ここで源次側と共犯関係になってる可能性アリ。EP1の夏妃の役割を継承してる感じか。
 礼拝堂の親たちとベアトリーチェのエピソードが丸々抜けてるのも見逃せない。あのベアトリーチェが紗音なら、楼座・紗音・源次・郷田の共犯? なんだそれ……再プレイしないとダメだぁ?
 こういうちゃんとしたミステリ的推理?みたいなのはサッパリですね。アリバイがどうしたとかワカンネーもの。

 ただ一つ言えるのは、幻想シーンがその場のニンゲンの共通認識によって形成されるものである以上、その後に“結果”としての生存者が存在する限り、その場にいた人間やその後証言している人間は全員なんらかの共謀関係(脅迫含む)でなければならないってことですね。
 生存者が誰もいなければ完全な幻想ってことで済むんですが……ありましたよね魔法の2タイプ。「観測者のいない嘘」と「結果を伴う手品」です。観測者=生存者が存在する以上、それは“手品でなければならない”ということになる。それがたとえ「全員共謀して嘘をついている」というだけのものであっても、それはそういうタネの手品ということ。

 ストーリーとか動機とか関係なく、そういう法則によって成立してるわけですから…辻褄あわせは後付けでやれば済む話。EP6がそうであったように、ヱリカを騙すための狂言殺人みたいな突飛なものでも成立するのがゲーム盤。
 アリバイ云々以前に、ゲーム盤上の独自のルールが前提として存在すると考えていいはず。

 この理屈からいけば、EP2の礼拝堂の楼座は、その場にいて魔法で幻想を作り出した側(結果が伴う手品)か、その場にいなかったか(観測者のいない嘘)のどちらかしかないってことになるのか……さてどうしよう。でもなんか、思ったより単純な構成になってるのかもしれない気がしてきた。
 礼拝堂内部のことが楼座の記憶に全くないように見えるところから、観測者のいない嘘=楼座はあの場にいなかったとすると……EP5の夏妃同様、殺人犯に振り回された感じかなぁ。

多分クリアされてそうなベアトリーチェの物語


真里亞のベアトリーチェ

キャラクター:真里亞
課題:真里亞の無念を晴らす=さくたろうの蘇生=母の愛の回復
エンディング:EP4
 「真里亞のベアトリーチェの物語=真里亞ルート」は、多分EP4で終わってるんだろうと思います。黄金郷でベアトリーチェ(真里亞のゲロカス妄想)がさくたろうを蘇らせることができなかった時、代わりに縁寿が蘇らせた。ここで「真里亞のベアトリーチェ」はその存在意義を失い、真里亞が黄金郷から去ることでその物語は終わった。

 「うみねこ」において真里亞に必要なのは、楼座との直接の和解よりも、「本当の他者(この場合は縁寿)」による「本当の魔法(さくたろの蘇生)」と出会うことだったんだという意味なんでしょう。ワルギリア(=恐らく熊沢)のように「本当の魔法(=素朴な手品)」で真里亞に飴玉を与えてくれるような、自分でない他人との出会いが大事だったということ。「さくたろ」自体もキーアイテム。それは真里亞を孤独から救済するということ。
 
 分かりやすくアリガチな物語の類型的なところで言えば、「死者の霊の成仏」というのが多分一番近いんじゃないかと思います。
 1986年の死者である真里亞の墓前に「さくたろ」と同じ形のぬいぐるみを“未来からの使者”である縁寿が供えることで、真里亞の霊が成仏した……というような話だと思えば、おそらく合ってる。

 「楼座よりさくたろうの方が大事なの?」という風に思えるかもしれませんが、それは違います。
 真里亞にとって「さくたろ」はあくまで世界に唯一無二の存在であり、楼座の愛情そのものなので、「さくたろの蘇生」は「楼座の愛の復活」とほぼイコールのはずです。
 真里亞自身の脳内でニセモノの楼座をいたぶることよりも、「さくたろ」を得て成仏する方が幸せだという、ただそれだけの物語だったのではないかと。なんか切ないですねぇ。
 それをもって「真里亞ルート」のエンディングと考えます。( ;∀;)イイハナシダナー

絵羽のベアトリーチェ

◆魔女として
キャラクター:絵羽(エヴァ・ベアトリーチェ)
課題:当主継承
エンディング:EP3

◆母として
キャラクター:絵羽(エヴァ)
課題:息子によって倒されること
エンディング:EP6
 絵羽の中にいたエヴァが、碑文を解くことで当主となり、ベアトリーチェの名前を継承した。これもまた「ベアトリーチェの物語」の一部。「絵羽のベアトリーチェの物語=絵羽ルート」ということ。
 そして縁寿に名前を渡してただの絵羽に戻り、自分が死ぬことによってその物語は終わった。「ベアトリーチェ」という名前が無くなったからです。ただそんだけ。

 あるいは、EP6で自分の息子である譲治に倒された(殺された・クリアされた)のを「絵羽ルート」の本当の終わりと見ることもできそうです。
 立派に自分を超えて見せた息子の姿を見て、絵羽も割と満足したんじゃないでしょうか。これは「一人の野望に満ちた女=魔女としての物語」ではなく、「母としての物語」の終わりだといえます。刃牙が親父を倒したら話は終わりだろ?ってぐらいのものかと。
 八城十八がEP6にこのシーンを入れたのは、そういう意味かもしれない。「妹ベアト」だけでなく、「エヴァ・ベアトリーチェ」の物語も終わらせた。EP3が「絵羽ノーマルエンド」でEP6が「絵羽グッドエンド」ってことかな。

これからクリアされそうなベアトリーチェの物語


 ギャルゲ的に考えて、この調子でいくと、女性キャラ全員分の「ベアトリーチェの物語」がありそう。まぁベアトリーチェ自体が女性格だから当たり前っちゃそうなんですが……あぁ、でも「金蔵のベアトリーチェ」もあるのかな。

霧江のベアトリーチェ

キャラクター:霧江
課題:???(留弗夫・明日夢・戦人関係?)
エンディング:???
 これからの話に霧江が絡んでくるのはもう目に見えてますね。EP6では明日夢の死が自分の魔法であるかのように語っていたので、恐らくは今後ここにベアトリーチェが宿ることになるんだろうと思います。「魔法」のあるところベアトリーチェあり。
 「霧江のベアトリーチェの物語=霧江ルート」には、戦人・留弗夫・明日夢が絡んでくるはずなので「うみねこ」のかなり中核になる部分を占めそうです。

 課題がなんなのかは……さてどう考えたものか。
 明日夢の死に絡んでいるのは間違いないにしても、出ている伏線が少ない。精々、戦人が明日夢の息子でないという赤字と、留弗夫が語ろうとしている何かの秘密ぐらいですか……それだけで想像しろといわれても、どーしようもないなぁ……霧江があからさまなヤンデレ嫉妬キャラになっちゃってるので、なんかイタい話になりそうだという感じはありますけど。

 既にクリアされてる個別ルートのキャラを除外して、残りの女性キャラの中に全EP共通の真犯人がいる!みたいな筋も考えられるので……となると霧江か朱志香か楼座しかいないじゃん。いやいや、それはどうなんだ。ただの消去法じゃねぇか。
 ヤンデレ霧江が、留弗夫に秘密を喋らせないように須磨寺パワーで屋敷をブッ飛ばしたとかじゃないよなぁ……
 まてよ、霧江が明日夢の実子を殺して、戦人=霧江の実子に入れ替えて育てさせ……いやいやいやいや…… でも霧江が明日夢殺害を決意したのは、過去に一度人を殺しているからとすれば説得力が上がる……オイオイオイオイ…… まさか留弗夫はひそかにDNA鑑定を……? DNA鑑定の技術自体は1980年代から存在したし……
 あ、すいません妄想垂れ流しました。

朱志香のベアトリーチェ

キャラクター:朱志香
課題:???(夏妃or紗音・嘉音がらみ?)
エンディング:???
 朱志香も何かまだ色々と謎がありそうですが、あんまり伏線らしきものが見えないので難しいですねぇ。
 喘息と、年齢と、紗音・嘉音がらみの話と……あとはEP3でワルギリアに世話されてたロリベアトが朱志香っぽいという程度ですか。

 自分の健康に対するコンプレックスと、右代宮家次期当主の重圧。語尾に「だぜ」とつける変なキャラ付けに至った原因……
 例えばそう、夏妃が女児を生んだことを無茶苦茶悔やんでいたから、それを知った朱志香が「だぜ」と男言葉を使うようになったとか。そんな話は出てきませんが、シチュエーションから充分以上に想定できます。そこから生まれる朱志香の非現実的な願い……「自分が男だったら」「体が強かったら」……そしてベアトリーチェが宿り……みたいな。どうもあまり、血なまぐさい話になりそうにないですねぇ。

 ただ少し気になるのは、EP6で朱志香が殺した相手が霧江だったこと。偶然だという風に説明されてますが、本当にそうなのか。霧江と朱志香の間に何か繋がりはないか……いや、何にも見えてこないな。
 うん、どーしようもねーや。ぶっちゃけ、嘉音がらみでちょっと出てくるだけで、朱志香ってあんまり活躍しないんでキャラがよくわからんですね。

*ちょっと追記:朱志香といえば「朱志香無残伝説」なわけで、やっぱり嘉音がらみで何か出てきそうな感じがしますね。EP2の赤字「嘉音はこの部屋で殺された」ってのは朱志香の部屋なわけですし。この嘉音がさくたろうの死のように幻想の死であるなら、朱志香は「紗音=嘉音」に気付いたことになる。ここに何かそれなりのドラマがあるはずなので、そのあたりの話が発展してきそうな気がする。

楼座のベアトリーチェ

キャラクター:楼座
課題:???(九羽鳥庵ベアトor真里亞の父親がらみ?)
エンディング???
 楼座は「九羽鳥庵のベアトリーチェ」に遭遇したという話になってるので、ちょっと特殊ですね。そのベアトを死なせてしまったはずなのに、その事後処理に関係した話がサッパリ欠落していて、謎が多い。
 「19年前の男」の存在と当時の金蔵の言動(その赤子をベアトであるかのように言っていた)から、「19年前の男=九羽鳥庵ベアトの子供」という線はあまりにも簡単に想像できますが……金蔵が楼座を全く咎めなかったとも考えづらいし、何かがあったはずなんですよね、あそこらへんで。
 
 EP3で九羽鳥庵ベアトが死んだ後、幽霊みたいになって彷徨った云々……のあたりの話、あれが楼座の解釈だったらどうだろう。楼座はベアトリーチェを魔女だと信じ、存在を続けていると考えていたら……
 EP2で楼座がベアトリーチェに遭遇して魔法を見せられた(薔薇庭園)時に、一瞬で「魔女の実在」を信じちゃってもおかしくない。……うーん、その後の行動が予想できないなぁ。

 あと楼座にとってはそっちの路線より、行方知れずの真里亞の父親に絡んだ話がメインになってきそうな気もしますね。あるいはこの二つが絡み合うか。

金蔵のベアトリーチェ

キャラクター:金蔵
課題:???(ベアトリーチェに会う?)
エンディング:???(EP2?)
 黄金伝説から、九羽鳥庵ベアト、あるいは屋敷で使用人にやらせたらしい悪戯の話とか……まぁ色々ですね。あとは碑文の話も関係あるかな? 「19年前の男」の出自は間違いなく知ってるでしょうし……
 ああ、金蔵がベアトリーチェに会うのが目的だというなら、それはEP2で達成されてますね。そこでクリアとしてもいいのかもしれない。

熊沢のベアトリーチェ

キャラクター:熊沢
課題:???
エンディング:???
 熊沢だってヒロイン……!? いやいや。
 熊沢自身がワルギリア=先代ベアトリーチェだという話はおいといて、悪食島の伝承とベアトリーチェを混交させた物語は、今のところ熊沢が出所。これはEP6の「姉ベアト」そのものなのなので、何かもっと展開してもいいですよね。「姉ベアト」は「熊沢のベアトリーチェ」と呼んでも過言ではないかもしれない。

 ……ここに課題があるとすれば……悪食島の昔話の修験者とか、そのあたりが絡んでくるのかな?……全然関係なさそうな気もしますけど。
 一つ言えるのは、熊沢は霊鏡が割れてることを結構気にしてるってことですね。だからベアトリーチェだか悪霊だかが蘇って悪さをするんだと。そこを考えると、熊沢は「再封印」を望んでるのかもしれないなぁ。

 あと、熊沢が独自に碑文に挑んでるのもEP4で分かってますね。
 九羽鳥庵ベアトが一部の使用人に世話をされていたのも伺えますし、南條なんかは地下通路の存在も知ってますし……そのあたりも関係あるかも。九羽鳥庵ベアトのその後のこともなんか知ってそう。
 今でこそババアですが、かなり前から六軒島で働いてるはずなので……金蔵の若い頃やその妻の若い頃も知ってるはずだし……

 熊沢=先代ベアトリーチェということについては、嘉音が源次を父・熊沢を「母」という風に表現していたところから推測できます。嘉音=紗音前提なら、紗音にとっても熊沢は「母」のようなもの。そして多分色々なことを教わった。「魔法=手品」もその一つ。魔法で真里亞に飴玉を与えられる力を持つ、初代の魔女が熊沢。そして二代目が紗音という感じかな。
 ワルギリアの前の無限の魔女ってのが分からないですが……今のところ出ているキャラの中では、金蔵妻ぐらいしか年齢的に合うキャラがいないですねぇ。

金蔵の妻のベアトリーチェ

キャラクター:金蔵の妻
課題:???(金蔵の愛の回復?)
エンディング:???
 金蔵の妻はまだキャラとして名前さえ出てきてません。でも、ベアトリーチェの存在を信じて、嫉妬して錯乱してたというような話は何度か出てきますね。ならそこにベアトリーチェが宿ってないわけがない。

 「金蔵の妻のベアトリーチェの物語」……これはEP6でかなり強くヱリカに重ねて語られていたように見えたので、意外と大事な部分なのかもしれない。
 ヱリカがEP6ラストで「真実は一つでない」と気付いて喜んでたので、ここで「金蔵の妻のベアトリーチェの物語」が終わったと見ることもできるかもしれない。要するに金蔵が妻を愛していたという“否定されていない証拠”があるなら、浮気してたって愛が失われたとは限らないじゃない、みたいなオチ。……ちょっと無理があるけど。

 金蔵の妻は何年ぐらいに死んだんでしょうね。それさえいまだに分からないような?
 今の子供たちの世代は、祖母さまに会ってたんだっけ。どうだっけ……

まとめ?


 ベアトリーチェの処刑に一歩近づいたような、遠のいたような。
 ぶっちゃけ今回は考察を進めるより「ベアトリーチェってギャルゲーなんじゃね!?」って言いたかっただけなんです。
 それなりにギャルゲーも好きな人間としては、このヘンチクリンなキャラクターが見逃せなかったわけです。1人で複数のヒロインの役割をこなす、ギャルゲ史上類を見ない攻略対象としてのベアトリーチェ。
 こんなワケのわからないものは、少なくともギャルゲの世界じゃ今後出てくることは無いだろうなぁと思いますねぇ。空前絶後というか、誰も真似しないというか。

 色々面白いですわ。
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ギャルゲ説と言えば、管理人さんはひぐらしの時に「悟史が裏主人公で梨花のようにループしてるかも」てな考察をしてましたね(結局謎が残されたまま完結したので真相や悟史関連は不明なままになったのは残念ですが、ギャルゲ視点の考察は面白かったです)
うみねこだと裏主人公は嘉音(行動が怪しい)・金蔵(朝鮮戦争の情報を知っていたりループ記憶を持っていたかも知れない)辺りですかね。
[ 2010/03/03 16:28 ] -[ 編集 ]
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