愛はド根性。
本当の領主の年齢。嘉音負けフラグ。
決闘方法の決定
依然として戦人を助け出す方法は思いつかない。
一方、第二の試練の内容が決まった。銃を使って、嘉音と紗音が直接対決する。弾がどこにあたっても死亡確定。
愛が足りない
ゼパル「?愛ならどんな不可能も成し遂げる!」
フルフル「成し遂げられないということは、愛が足りない証拠だわ!」
イヤ?な感じの
根性論みたいですね。なんでもかんでもバカの一つ覚えみたいに愛だ愛だと、あまつさえ足らないってなんだよお前フザケンナ!って言いたくなるでしょう。
ああそうか、今こそ理解した。
愛って根性だったんだね! うん、大体あってるような気がする。
根性がなければ視えない。……知らんわい。
紗音と嘉音を観察しよう
愛のヒントのヒントをくれる悪魔。
ゼパル「満ち溢れた恋人たちを、観察してはどうだろう?!」
フルフル「そうね、幸いなことに! ここには2組も愛し合う者たちがいる!」
観察したらどーなるかというと、もう少し先の話ですが、嘉音が負けて、
妹ベアトと嘉音が紗音に合体します。 複数の人間を一人に、一人を複数に。これが密室脱出のヒントだということになるんでしょうね。たぶん。
やっぱり死ぬのね
嘉音「どちらかが、死んで終わる方法なら、何でも結構です」
紗音「もし許されるなら、苦しむことなく、安らかに?」
結局、死ぬらしい。
「試練で勝たないとパートナーが死ぬ」という予想の斜め上。直接の殺し合いとは。
(参考:
【うみねこのなく頃にEP6プレイメモ:07】[ネタバレ] クッキー?一日目24時前 - 雛見沢研究メモ(仮))
「苦しめずに殺す」というのが、殺人の
免罪符のようによく使われてます。どうせ殺すんだから一緒なんですが、マシといえばマシ。
六軒島爆発事故が意図的なものなら、これも慈悲といえば慈悲でしょう。イヤ?な感じの
歪んだ慈悲ですが。
「19」という数字の意味
薔薇庭園に移動し、西部劇よろしく背中合わせで歩き、合図で撃ちあうことに。
歩く歩数は因縁のある「19歩」という数字。
紗音「面白い数字です」
嘉音「気に入ったよ。全てと決別するには、いい数字だ」
紗音と嘉音が「19」なんて数字に縁があるなんて話は出てないんですけど、反応するんですよねここで。彼らにとっても意味のある数字らしい。
例えば、どちらかが「19年前」に何か縁があるとか、自分たちが本当は19歳だとか?
それは、この物語を生み出すのに、かかった月日の数。
この背景がボトルメールの中身なんですよ。つまり、この物語……EP1や2の内容は、19年かけて作られたことになる。それは19年前から書き始めたという意味なのか、構想が19年前からあるという意味なのか、作者が19年前に生まれたという意味なのかは分からない。
字面の印象からすると、
紗音が自分一人で考えて書いたとすると、ちょ?っと古すぎる気がしますね。まるで紗音がこれを書くために生まれたみたいな話になっちゃう。
実際に書いたのが紗音だとしても、
構想自体は誰かから受け継いだものであるとか、そういう可能性があるかもしれません。金蔵の妻、明日夢、九羽鳥庵ベアトなど、19年以上前から存在する謎は結構あります。“一人”のものではない。そんな印象を持ってます。
それは、避けえぬ今日と言う日に至るまでの月日の数。
このシーンの背景は
九羽鳥庵だと思います。多分。19年前。九羽鳥庵。九羽鳥庵のベアトリーチェ。ここに至るまでの過程において、九羽鳥庵の存在が大きく関係していることが示唆されています。……いくらでも想像はできます。
そしてそれは、この世界の、本当の領主の、年齢。
で、これですよ。本当の領主とはつまり、
ボトルメールを書いた人物という意味だと思います。その年齢が、
19歳であることが明らかになった。
年齢的に近いのは、
戦人と朱志香。あるいは紗音や嘉音あたりしかキャラがいない。 だいぶ話が絞り込まれてきた感じがしますね。こういう絞り方は意外でした。全く未知の人物でないことを祈ります。
EP6では戦人が領主ですが、あくまで仮のもの。本当の領主とは、ベアトリーチェです。
つまり、
ベアトリーチェの年齢も(キャラ設定的に)19歳だということになるはず。
そして多分、ボトルメールの署名通り
(本当の)右代宮真里亞でもある。女性であれば二人に絞られる。朱志香か紗音だ。今のところ朱志香に裏は見えてこない。朱志香でないなら、
紗音しかいない。 ただベアトリーチェは複数の物語の融合体。
紗音だけでなくてもいいので注意。別に二人とも「領主」だったところでかまわないはず。
嘉音の敗北は最初から決まっていたのではないか
嘉音「僕を僕であらせてくれて、ありがとう?」
嘉音が紗音の従みたいな関係に見える。紗音なくして、嘉音はないみたいな。
嘉音「生まれた時、すぐに死ねればよかったんだ」
ここが私には鳥肌モノでした。いや、スゴイと思いましたね。この台詞で、この決闘の行く末が思い浮かんじゃったんですよ。
ああ嘉音が負けるなと。……そして、その通りになりました。
この台詞はベアトリーチェと同じ台詞です。
「いっそ生まれたくなかった」ってヤツ。
そして紗音よりも嘉音の方が「恋愛」に対して頑なで、朱志香を受け入れようとはしなかった。
極めツケが、EP6で出てきた嘉音のこの台詞ですよ。
嘉音は、本当に幻想だったんだなーとここで腑に落ちてしまいました。
最初から存在しないんですから、恋が叶うわけもない。
そして、決闘なんてしてしまったら、
紗音に勝てるはずがない。肉体を持つ者と幻想とが戦い、幻想が消える。
紗音も幻想だったら、と考えはしました。しかし
紗音には6年以上前に存在した描写がある。戦人にも会ってる。
しかし嘉音はどうか。嘉音がやってきたのは、3年前あたり。つまり
「戦人が観測していない猫箱としての6年間の六軒島」の中に紛れ込んだ、あやふやな存在でしかないんです。実在するのかしないのかさえ、分からない。
郷田には外のホテルにいたエピソードの詳細があるけど、
嘉音には福音の家出身という以外何もない。 これは最初から結末の決まった決闘。全滅(もしくは絵羽のみ生存)が決まった碑文の儀式と同じ。
嘉音にも勝つ可能性があるように描かれているけど、実はない。決定した結末への過程を、
魔法的に装飾しているに過ぎない。 ……とまぁそのような、確証のない確信がありました。大仕掛けの叙述トリックにやられた後みたいに、ゾっとしましたね。自分のプレイメモを見ると「うああああああああああ」とか書いてあります。
これで嘉音が消え、17人が16人に。 序盤に想定した
「16人」という数字が、高いレベルで現実味を帯びてきた感じ。
それは、
嘉音だったのではないか。
朱志香無残伝説・最終章、嘉音は存在しない(完)……みたいな。こりゃせつねぇ……
お父さん
紗音「それは、お父さんの罪だね」
これは家具を作った者としての、金蔵のことなのかなと思うんですが……ひょっとすると
肉体的な意味での、本当の父親という意味なのかもしれないですね。
やっぱり結末は知ってる
紗音「うん。みんな死ぬよ。もうすぐね。そして、すぐにみんな蘇って会えるよ。もう私たちは、籠の中の小鳥じゃない」
毎回そうですが、今回もちゃんと自覚はしてるんですよね。
「勝てば生還できる」という前提がない。
勝ってブローチの魔法を手に入れても、やっぱり死ぬ。二人が死んだ後に残るもの
嘉音「あるいは、同時に撃ち合って、二人とも死ぬよ」
?
「そうさ。それであっても、必ず僕らの恋は、成就されるのだから」
これは、
二人が消えても妹ベアトが残るという意味ですね。三人とも元は一つなのだから、妹ベアトに融合する。
でも妹ベアトもやはり幻想でしかないので、やっぱり残らないんだと思いますけど。もし二人が死んだら、紗音が一生ベアトとして生きるってことになるんでしょうかね?
あ、どうせ爆発で全員死ぬから関係ないのか。だったら
3人のうち誰が残っても問題ないのかな?
でもって、黄金郷でみんな幸せになればいいわけだ。
つづく
- 関連記事
-