雛見沢研究メモ
ひぐらしのなく頃に・うみねこのなく頃にの考察・ニュース

【うみねこのなく頃にEP5プレイメモ:07】[ネタバレ] 1986年10月5日 

 「魔女幻想」と「探偵幻想」…どっちも幻想。

 もう二日目かー。プレイメモ7つ目にして既に後半戦とは。今までどんだけマゾいことをしてたかってことですよねホントに。

1986年10月5日?


 戦人が朝目覚めると、いとこ部屋で子どもたち+プラス楼座が死んでるのが発見される。

真里亞死亡


 今まで終盤まで生き残ることが多かった真里亞が最初の犠牲者に。真里亞とヱリカの絡みは次回以降にお預けですね。
 今回のベアトリーチェはほんと役に立たないというかなんというか。真里亞を黄金郷にって約束はもはやあってないようなもの。
 この状態から考えると、今まで真里亞はメタベアトに守れてきたのかもしれません。EP3ではエヴァが当主継承した後に殺されてましたし。EP4では、なにやら慈悲深い感じで殺されてました。そんな「真里亞の特別扱い」が今回は無い。「愛がない」ってことかもしれない。
 ゲーム盤が元々真里亞に有利に出来ているのではなく、ベアトが真里亞を有利にしてただけなのかな。

赤字の悪用

 
 変態ヱリカの探偵ごっこの始まり。

ヱリカ「(赤字)探偵権限。探偵は全ての現場を検証する権利を持つ。そこを退きなさい、右代宮戦人。これはニンゲン側に認められた、ゲームの正当な権利よ」
その、一見、暴言とも思える言葉は、彼らより遥かに上層の世界よりの、力ある言葉。
戦人は目に見えぬ何かの力に弾き飛ばされ、尻餅をつく。
静かな迫力に絶句し、誰もそれ以上、ヱリカの入室を拒めない、不思議な空気で窒息させられた。
 ついにヱリカが、下位世界で赤字を使ってしまいました。ものすごくヤッチャッタ感が漂ってます。あちゃーって感じ。
 ヱリカが探偵として現場検証に至るまでのそれなりに説得力のある流れが何もなく、ただ設定と結果だけがある。本来あるべき過程を省いてしまう、ひどいご都合主義的な展開です。

 赤字が「ゲーム盤世界の設定」に言及するものであるなら、それを持ち出されると「そういう設定なんだからしょうがない」ということに。まさに問答無用です。
 ギャルゲで言えば「どうせ攻略できるんだから最初からデキててもいいんじゃねーの」とかそんな感じ。情緒もへったくれもない「ギャルゲ主人公権限!」とかギャグそのもの。
 アダルトビデオだって少しぐらい前置きするもんですぜ。

ベルンとラムダの共謀?


 今回のベルン+ヱリカは「探偵権限」とか「ノックスの十戒」を濫用してゲームを進めていきます。しかしこれ、ベルン側がそういう「赤字=ゲーム盤世界の設定」を知ってること自体がおかしいんですよね。
 まるでゲームマスターであるラムダが、そういう設定の存在をベルンにあらかじめ教えてあるかのような雰囲気です。
 それらの設定が「EP1?4までのベアトのゲーム」にも存在したのか、「EP5のラムダのゲーム」に初めて出現したのか。どっちかは分かりませんけど。

 言えるのは、もしベアトが公正なゲームをやりたかったのなら、「人間側が行使できる権利」について一通り説明しておくべきだったということ。ゲームのルールも教えないってそりゃゲームマスターとしては最低で、ゲームになりません。
 だからベアト側が教えてないルールは、そもそも存在しなかったんじゃないかと考えることもできます。

 また、EP2でベアトは「赤字」を使ったルールを“追加”してますよね。
 ゲームのルールって、追加できるものなんですよ。恐らくは。
 だからEP5になってから、ラムダが勝手にそれ(探偵権限とかノックスの十戒)を追加した可能性もやっぱり否定できないところかな。

「探偵幻想」


 このヱリカが赤字を使うシーンで注意したいのは、赤字自体は紛れもなく魔法だってことです。
 魔法は現実には存在してはいけない。もし存在するのなら、それはEP4のように、個人の内面のものでしかありえない。

 つまりどういうことかというと、ヱリカが赤字を使って戦人たちを退けたように見えるシーンも、実際には全く違うものかもしれないということです。
 EP4で縁寿が七杭を使って霞の手下を片付けたように描写されたシーンも、実際は天草の狙撃かもしれない。それと同じことです。

 実際のシーンがどうなってるかと考えると、どうでしょうね。
 ヱリカにものすごい威厳と説得力があったとか、プラスに考えてもかまいませんけど……
 単にヱリカが変態すぎてドンビキしてるだけかもしれません。
 誰も関わりたくないから、とりあえず好きにさせてる(現場検証を許している)のかも(笑

 ヱリカの人をドンビキさせる変態さと、赤字の「探偵権限」による結果が“たまたま一致しただけ”と考えればいいわけです。
 これを「魔女幻想」に対して「探偵幻想」とでも呼ぶことにしましょうか。どっちも「魔法」であり「幻想」であることに注意してください。
 「魔女幻想」に騙されないことを今までに覚えたわけですから、「探偵幻想」にも騙されないようにしましょうってわけですね。

 EP5を最後までやればわかることですが、ヱリカはミステリーのオチとしてお約束的に存在するはずの「本当の真実」にはたどり着いてません。ただそれらしいネタを捏造しただけ。
 そんなものは「本当の探偵」であるはずがないんです。だからただの「自称探偵」だと思っておく方が作品の設定に近いと思います。
 現実には「魔女」も「探偵(ミステリ的な)」も「変身ヒーロー」も「悪魔」もいません。あ、悪魔の証明とかありましたっけ。
 前に書いたことをもう一回書きます。ヱリカは探偵ごっこをしてるだけのただの子どもです。

ガムテープ


小さなガムテープの切れ端が、扉の上部に、扉の枠と跨ぐように貼られていて?千切れるようになっていた。?誰かのサイン?らしきものが、ぐちゃぐちゃっと書いてある。
 後でヱリカが貼ったらしいと分かるガムテープによる封印。EP1の絵羽の奇行「ドアの隙間にレシート挿入」と似たようなもの。
 何かを先んじて察しているかのような、日常生活ではまず考えられない変態的な行動である。邪気眼とか中二病とか、でなければ病的な妄想に取り付かれているように見えなくもない。
 「ベルンの駒である」という魔法的な設定がついていなければ、どうにも庇いようがない。
 
 想像してみましょう。
 「我が主!」とかいいながら他人の家にガムテープをベタベタ張りまわる少女が、実際にいたら!!!
 魔女とのお茶会を妄想してる夏妃も相当アレですが、まったく六軒島は変態祭りですね。賑やかでいいですけど。

謎の男、蔵臼を監禁


(電話越し)
蔵臼「?これを解け! 卑怯者め…!!」
夏妃「?あ、…あなた?! あなたなの?!」
 前に書いたとおり、謎の男が“ドッ○オ”ネタなら、蔵臼を監禁してるのは「もう一人の夏妃」だと考えるのが自然な流れになるでしょう。EP3でも「絵羽」と「もう一人の絵羽(エヴァ)」が同時に同じ場所に存在(ゲストハウスと庭園)して、楼座と真里亞を殺害するというシーンが出てきたりしました。

 これでは「夏妃が犯人」という風になりかねません。ところが赤字で「夏妃は犯人ではない」というのが後で出るので、夏妃は犯人ではないんですね。

 この場合は、「犯人」の定義がそもそも存在しないのが問題です。
 一般的な意味での犯罪者を指す言葉だとすれば、金蔵の死体を遺棄してる夏妃も立派な犯罪者になってしまいます。なのでこの場合の「犯人」は別の意味で、「殺人者」を指す言葉だと考えることにしてみましょう。 
 あくまで「殺人者」だけを指すものと仮定したので、「もう一人の夏妃」が蔵臼を殺害しない限りは「犯人」ではなくなります。あくまで「監禁された蔵臼と同じ場所にいる」だけです。夏妃が監禁したのかどうかさえ分かりません。

夏妃に奇行を強要する謎の男


謎の男「?今日の昼の1時になったら、屋敷の1階の、一番手前の客室に入り、クローゼットの中に隠れているんだ」
 意味不明な奇行を強要する謎の男。なんかもう、いかにもって感じですよね。それに素直に従う夏妃も夏妃です。
 この後夏妃は実際にクローゼットに隠れ、その部屋で秀吉が何者かに殺されてしまう場面に遭遇します。しかし夏妃は隠れたままで、犯人の正体は分かりません。

 状況を整理しましょう。これまでにしてきた仮定も含みます。
?あくまで夏妃は犯人ではない=殺人者ではない
?「もう一人の夏妃=謎の男」は、秀吉が殺されることを予期していた?
?「同上」は、蔵臼が監禁されていること、またその場所を知っている。
 これらのことから一つの仮説を立てました。
 「夏妃(+もう一人の夏妃)は、なんらかの情報を得て、独自に事件を捜査している」という仮説です。
 そしてその動機は、「19年前に死なせた赤ん坊に対する罪の意識」です。「もう一人の夏妃」の脅迫は、夏妃自身の強迫観念。

 その罪の意識から、義務感や使命感を持って、他人を巻き込まず一人きりで、六軒島で起こっている事件に挑んでいる。それが「EP5における夏妃の役どころ」なんじゃないかと考えます。
 動機と行動がどう繋がるのかは思いつきませんが、ある意味では「夏妃こそが探偵」ということになるかもしれません。
ベルン:ヱリカ、主人公はあんたよ。さぁ、始めなさい!
 ……本当の主人公は、夏妃なのかも。

 「夏妃は共犯者」としておく方が無難ですかねー……
 ま、いいや。

 つづく
関連記事


コメントの投稿










管理者にだけ表示を許可する
バナー
サイト内検索


bare
はてなブックマーク数

カテゴリー

【配布物】
[うみねこ辞書用テキスト配布]
[ひぐらし辞書用テキスト配布]
ネタバレバナー ver.2.1

このサイトについて
ブログパーツ



  • ブログSEO対策 : track word 
  • SEO 
  •  
  •  
  •