雛見沢研究メモ
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【うみねこ】[EP4考察] ゲーム開始時全員死亡仮説 -必殺ちゃぶ台返し- 

 ゲーム盤起動・ゲーム開始時前後に、既に全員死亡しているのではないかという仮説です。
 ちょっとした思い付きで、未検証です。プレイメモの中でもちょろっと書いたことかもしれませんが、どこに書いたか忘れました。
 極端で考えるのが楽な仮説に逃げているような気もしますけど、こういうのもいいかなとか。

 この仮説では、密室等のトリックに関する推理が無価値化します。
 「推理の無価値化」というネタはEP2あたりから考えていたこと(【うみねこ】[第二話] 次話以降に切られそうなカード - 雛見沢研究メモ(仮))ですが、EP4のラストのベアトリーチェと戦人のやりとりなどを見ている限り、解答編の展開は個々の事件を突き詰めるより、まとめてバッサリいっちゃうんじゃないかという思いがぬぐえません。
 つまり「最初に全員まとめて死んでるんだから(現在考えられているような)密室殺人など存在しない」というちゃぶ台返しです。すべては、ベアトリーチェがマスターキーの数を変更したように、後付けで勝手に作り出した設定とクイズであるに過ぎない……という考え。

六軒島で、縁寿は最初の銃弾で死んだのでは?


「へっへへ、ガキめ。魔法が使えるってんなら、早く見せてみやがれってんだ。」?黒服たちが囃す。?黒服は撃鉄を起こし、嘲笑しながら引き金を、引く。

 六軒島に辿り着いた1998年の縁寿は、この最初の銃弾で死んだのではないかというのが、最初にふと思いついたことでした。ここがキッカケです。
 魔法が存在しないなら、七杭も存在しない。よって銃弾を防ぐことはできない。結果として縁寿は死んだ。
 そして、その後の七杭による黒服の虐殺は全部まやかしだと考えるわけです。
 あるいは「死後の世界」といってもいいかもしれない。
 「ひぐらし」でいえば、皆編ラストで全員死亡後、幽霊状態?で会話していた場面と同じような感じかもしれません。

 プレイメモでは「最後の霞の銃弾で死んだのではないか」と考えましたが、どうせ死ぬならそこでなくてもいいわけで。
 あの時、天草が縁寿のあとをつけ様子を見ていた。黒服が銃を出したので天草が射殺しようとしたが間に合わず、結局縁寿は撃たれた。その後天草が全員射殺したが、縁寿は手遅れだった。

 縁寿がメタ視世界で戦人に会えたのは、要するに「あの世」だから。過去に死んだ人間にも当時のままの姿で再会できるという普遍的なモチーフです。
 この場面と対比して、今までの六軒島の事件・ゲーム盤世界での出来事を考えた時、この世界もまた「まやかし」であり、「死後の世界」であり「あの世」であるという考えが生まれました。
 つまり“縁寿が最初の銃弾で死んでいた”ように、“戦人たちもゲーム開始時に何らかの原因で全員死んでいた”ということ。
 ここからいくつかの考えへと発展していきます。


何が起こったのか?


 まず、縁寿の死因である「黒服の最初の銃弾」に相当するものは何なのかというところから。
 六軒島の事件(事故?)で、10月4日の夕方ごろ(ゲーム開始時)に人が一気に大量に死んだ原因はなんだったのかという話。
 
 当時起こったことについての手がかりはいくつかありますが、これがそもそもゲームの中で提示される「密室殺人」とは無関係です。ここからして既におかしいんですね。
 
 まずEP1エンドロールから。
最後まで生き残ったと思われる子どもたちの遺体はついに発見されませんでしたが、発見された身体の一部や、想像を絶する凄惨な現場状況に、警察は子どもたちも含めた18人全員の存命は絶望的だと思わざるを得ませんでした…。
?
なお、警察による懸命の捜査の結果、真里亞については、身体の一部、…顎部の一部が発見されています。
歯科の治療記録により誰の遺体の一部であるか特定できた貴重な例でした。
…その凄惨な状況に、誰の身体の一部か特定できない部位も多数あったのですから、その顎は非常に幸運な一部だったと言えるでしょう。
警察は、顎部が欠損するという状況から、それ以外の部位が発見されない、あるいは特定されないにせよ、その存命は絶望的だろうと見ています。
(参考)エンドロール文章 : うみねこのなく頃に まとめWiki
 
 この真里亞の死体の状況、また「想像を絶する凄惨な現場状況」という言葉から、相当酷く破壊的な痕跡が残っていたのだろうと推測できます。
 ゲーム盤内の密室殺人事件は割とおとなしい地味なものですから、想像を絶するとまではいかないと思います。
 この状況はEP2のラストから「山羊に食い荒らされたのだろう」と推測することができるようになりました。
 しかし魔法が存在しないなら、「別の何か」によるもののはずです。猛獣に食い荒らされたとか、爆発でもあったとか……

 ここでもうひとつの手がかりが。
(EP4・大月)「左様です。それらの蔵書は、六軒島での難を逃れたものと説明されていました。それを、島の所有者である右代宮絵羽氏が競売に出したというのです。」
?
「この一件により、Rokkenjimaの名は全世界に知れ渡ることになります。そして同時に、六軒島の事故によって、未発見のさらに価値ある蔵書が大量に失われた可能性が高いことも、全世界に衝撃を与えました。」

 六軒島の“難”と大月が認識している出来事は、“本”を破損するような何かだということがここから推測できます。  
 おそらくは警察の公式発表か何かから知ったのでしょう。つまり「六軒島事件」に関する一般的な認識だと思います。

 人だけでなく、本まで失わせる可能性があるような事象となれば、何でしょう?
 火事?爆発?あるいは天災で屋敷ごと倒壊したとか。
 とにかく、人間だけを殺害するのではないような、何かもっと物理的に威力の高い事象が発生したことが伺えます。そして、その痕跡が残っていたはずです。
 そしてそれを、縁寿を殺した「黒服の最初の銃弾」に相当する、六軒島の住人全員を殺した原因だと考えることができます。

 あるいは、個別に地味に殺されてから、まとめて死体をブッ飛ばしたのかもしれませんし、まとめて大爆発でブッ飛んで死んだのかもしれません。そのあたりの詳細は何も分かりません。 
 「ひぐらし」で言えば、公式的に火山ガスで死んだとされていたものが実は軍隊による大量虐殺が真相であったぐらいには、解釈に幅があります。
 もし“大爆発”が全ての人間の死因なら、個々の密室殺人の意味は限りなく薄くなります。

 EP4で、がけ崩れ?が原因で、縁寿が六軒島の屋敷に近づけなかったこともこの解釈を強化しています。
 屋敷がブッ飛んでれば、当時の状況が少なからず分かってしまうわけで、「山羊に食われた」という幻想が消えてしまいます。それを維持するために、物語の都合上屋敷を見せられなかった。だから近寄らせなかった。


絵羽と九羽鳥庵


 1998年、絵羽が生き残った世界では、絵羽は九羽鳥庵にいたことで難を逃れたということになっています。
(縁寿)「どうして絵羽伯母さんは事故当時、屋敷から2kmも離れたところに、たったひとりで?それも嵐の晩に。」
?
「で、一足早くその隠し館で待っていた絵羽伯母さんは、そのお陰で事故の難を逃れた、と?」

 六軒島の事故を、仮に「大爆発」としてみましょう。
 するとこれはこう読めます。
 「絵羽は事故当時九羽鳥庵にいたため、館の大爆発に巻き込まれずに生還した」

 さらにここに「碑文」関連のエピソードをまぜるとこう解釈できます。
 「絵羽は、碑文を解き、九羽鳥庵を発見し、そこにいたために館の大爆発を回避できた」
 ……EP3内では楼座も碑文の謎を解いたことになってるようですが、先に解いたのは絵羽だったし、継承したのも絵羽だけ。
 碑文を解くことや当主を継承することが、イコール九羽鳥庵に辿り着くことだと考えれば、辻褄が合います。

 もしEP3の絵羽が、欲張らずに碑文の答えを公表し、家族全員を九羽鳥庵に呼んでいたら、全員助かったのかもしれません。
 いかにも童話的な教訓を含んだ物語になりそうなネタです。


EP3で戦人を殺したもの


 私はEP3の、ベアトリーチェが赤字でエヴァを倒し「まやかし」が解けた後のシーンは「現実」だと考えています。
 太陽のような眩しさと熱が、闇に隠れて誤魔化そうとするまやかしを、全て照らし出して、……焼き尽くす。
?
 太陽が破裂し、全てが吹き飛ばされた時
 ……そこには銃を持った絵羽の姿があった。
?
 絵羽は何の容赦も躊躇もなく、銃を構えるとその引き金を引く。
 …破裂した音が聞こえ、戦人は心臓を撃ち抜かれて、床に倒れる。

 つまり戦人を殺したのは絵羽だということに。
 しかしここで、絵羽が九羽鳥庵にいたということを思い出すと、どうも矛盾しているように思えます。
 九羽鳥庵にいるはずの絵羽がここにいて、戦人を殺している。
 また、六軒島に残っているはずの痕跡は、事件が絵羽による銃殺のような地味なものではないことを告げている。少なくとも銃撃だけでは終わっていない。
 あるいはこの絵羽が全員を殺した後、屋敷を爆破して九羽鳥庵に行ったのかもしれません。

 私はここで違う方向に考えを進めてみました。
 「絵羽は10月4日の“事故”が起こる前に九羽鳥庵に辿り着き、そこにずっといた」
 「EP3で戦人を殺したのは、絵羽本人ではない」

 これを「ニセ絵羽」という別物として考えるんです。

 ここにEP4の「私はだぁれ」の赤字を重ね合わせると……
(赤字)………右代宮戦人。今から私が、あなたを殺します。
………そしてたった今。この島にはあなた以外誰もいません。この島で生きているのは、あなただけです。島の外の存在は一切干渉できません。
………この島にあなたはたった一人。そしてもちろん、私はあなたではない。なのに私は今、ここにいて、これからあなたを殺します。

 「ニセ絵羽」=「私はだぁれ」の正体と考えることができるようになります。
 「まやかし」が解けた後の六軒島で、本物の絵羽は九羽鳥庵にいて、「ニセ絵羽」の存在が「現実」のものであり、“生きた人間”でないなら……それは何でしょう。
 「絵羽に変装した動く死体」だとでもいうのでしょうか。SIRENかッ!!!(突っ込み)

 そーして「動く死体」に殺された後、大爆発でブッ飛ぶというような感じに?
 また、このニセ絵羽に戦人が殺されるシーンは、実は10月5日ではなくて、10月4日の夕方ごろだったということになります。最初に全員死んでるんですからね。

 まーこうしてみるとネタにしか見えませんが、案外真相ってこんな感じだったりするんじゃないかと予想してます。前作が雛見沢症候群なぐらいですから、T-ウィルスぐらいは出てきてもフシギじゃないんじゃないですかね。プラーガでもいいですけど。
(参考)T-ウィルス - Wikipedia


「事故」の発生タイミング


 いつ「事故」が発生したのか……ということについては少し考えがあります。
 それは、台風が来た後、毎回のように真里亞が薔薇をさがしに外に出るタイミングです。
なお、警察による懸命の捜査の結果、真里亞については、身体の一部、…顎部の一部が発見されています。

 この記述から、やはり大爆発のような事象を想定した場合、真里亞だけが外に出ていたため、体の一部を残すことができたんじゃないかという発想が出てきました。
 となれば、そのタイミングは真里亞が薔薇を探しに出た時しかありません。
 嵐がきた直後=ゲーム開始直後と考えても、タイミング的には充分です。

 なんとなく真里亞だけを特別扱いして、ともすれば生き残らせようとするような意図が感じられます。
 真里亞の薔薇を引っこ抜いた人間がいたとしたら、その人が事件の真相を全て知ってるかもしれませんね。

 この後、真里亞はEP1?3ではベアトリーチェから、EP4では金蔵から傘と手紙を受け取って屋敷に戻ることになりますが、この時点で真里亞は既に死んでいると考えます。
 この時のベアトリーチェは真里亞を殺す「死」そのものであり、「私はだぁれ」の正体。
 そして、屋敷の中から真里亞を迎えに出てくる楼座は、さながら死者の国からのお迎えといったところでしょうか。
 ゲーム開始時に死んでいるはずの「金蔵」に会ったということは、そのまま「あの世」を意味するという解釈もアリかも。

 また九羽鳥庵が2kmほど離れたところにあったということを考えると、逆に言えばそこまで離れてなければ無事で済まなかったということなのかもしれません。どんだけ大規模な爆発だ(笑
 ちょっと屋敷の外に出た程度では、完全には助からないということです。

当主の指輪

 EP1で金蔵が「指輪」を外に投げるのも重要かも。タイミングとしては、真里亞の薔薇のエピソードの直後というか最中?
 屋敷の中で大爆発が起これば、指輪も紛失するかもしれません。ところがEP3の絵羽は指輪を持っていた。
 ということは、金蔵が外に放り出した指輪を拾ったってことなんじゃないかと。(九羽鳥庵に行く途中で?) 
 かなり曖昧ですけど。
 真里亞(の顎)と同じで、屋敷の外にあったから無事だったという発想。

赤字の時間的定義と死亡時刻

 いわゆる「赤字」に「時間的定義」の面が薄いという指摘はずっとしてきました。
 いつ死んだのか、いつ密室だったのかなど、そういった定義が曖昧で、なんとでもいえるのが「赤字」です。
 しかしゲーム開始時に既に全員死んでいたとしたら、赤字の時間的定義が曖昧になるのは当たり前なのかも?
 何しろ既に死んでいるものについて議論してるわけですから。

 こう考えると、金蔵が毎回ボイラーで焼かれるのは象徴的かも。死亡時刻を隠すための工作という解釈なんですよね、あれ。
 ところが実際、事件後には全員、死体さえ残らない(正確には誰のものかわからない破片はある)んですよね。死亡時刻とか分かるはずもありません。
 全員の死体が残っていれば、死亡時刻などのデータは当然出てくるはずです。そこから、事件当時の状況も再構築できるでしょう。少なくとも手がかりにはなります。
 ところが死体がないから、何もわからない。
 10月4日の夕方ごろに全員死んでいても、10月5日の最後まで生き残っていても、死体がなければ分からない。
 これを、「全員の死亡時刻が隠されている」と解釈すれば、「ゲーム開始時全員死亡仮説」の信憑性を上げる材料にはなるでしょう。
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>もしEP3の絵羽が、欲張らずに碑文の答えを公表し、家族全員を九羽鳥庵に呼んでいたら、全員助かったのかもしれません。
碑文を解けば殺人は止まるという赤字も間違いじゃありませんよね。絵羽は惨劇脱出の一歩手前まできてたのかもしれませんね。

>10月4日の夕方ごろに全員死んでいても、10月5日の最後まで生き残っていても、死体がなければ分からない。
ここはまさにシューディンガーの猫ですよね。死体がないから真実は確定されず、魔女(説)が島で闊歩できる。絵羽がもし皆を九羽鳥庵につれていっていたらベアトはアウトだったのではないかと。
私はだぁれ→大爆発。大爆発による死体消滅が魔女の存在を支えているから、あれがベアトの核として扱われたのかなーと思いました。
負けるために子芝居うってシューディンガーの猫の話をep3で出していたのだと考えてみたらベアトに萌えました。
[ 2009/03/15 02:46 ] -[ 編集 ]
>また九羽鳥庵が2kmほど離れたところにあったということを考えると、逆に言えばそこまで離れてなければ無事で済まなかったということなのかもしれません。どんだけ大規模な爆発だ(笑

おそらく死体があった場所も爆発(仮)圏内でしょうから、
EP3内に限ると礼拝堂と薔薇庭園(と東屋)、他EPも含むと
園芸倉庫や礼拝堂も範囲内になりますね。
 ゲストハウスが微妙なところ。あの場所が範囲外だとすると、
遺留品があることにも納得できるのですが。
[ 2009/03/15 13:16 ] -[ 編集 ]
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⌒ .|    か    .-―┼―→    | し   |
 ・ | / ぎ       .|        |  た .|
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 ̄          は  | K     l/l    >
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             ド ア     / /  \.|
               |      |/
               |     ・

AAがあるくらい
死体が動くとかいう説は去年の12月に既出だけどね
[ 2009/03/17 20:36 ] -[ 編集 ]
屋敷爆破説はep1の時は
死体状況と、描写少なすぎ、でとりあえず間埋めとくために
と出てきたある種ネタの側面のある代物だった気がします

いつの間にか、それを補強する材料がでてきてるのは
なかなかいい感じに不意討ち的だと思います
忘れた頃にというやつですね
[ 2009/03/18 16:59 ] vP.Jehy6[ 編集 ]
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