雛見沢研究メモ
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【うみねこ】[EP3考察] 「ベルンの手紙」(小冊子)に対する解釈 -不定形なルール- 

 私の手元にはありませんが、コミケで配布された小冊子というものがあるそうなので、これについて私の解釈を書いてみます。
 特に「ルールZ」が、今後の私の考察において非常に重要な意味を持っている可能性があるので、チェックしておきたい部分になってます。

(参考)小冊子 : うみねこのなく頃に まとめWiki

*ネタバレ注意

ルールX?Zの解釈


親愛なる友


友人の正体

 「親愛なる友」の正体については、分からないのでスルーで。
 「ひぐらし」の梨花・羽入あたりか、もしくはベルンカステルに「あなた」と呼ばれていた謎の存在。あるいは祭囃し編ラストに出てきた謎の存在(「二次創作神(仮)」)とか。あとは「ユーザー」を指しているものだとか。そういう心当たりしかありません。

友人の病気

 その友人の「病気」については「私たちを蝕む病気」とあるところから、「退屈」とかそのあたりでしょうか。
 その「退屈」を克服してしているのではないかと考えられる存在といえば、やはり「二次創作神(仮)」ですかね。


「ルールX」について


ラムダデルタは、このゲーム盤に私は“絶対”に勝てないと豪語している。
 その時点で逆説的にルールXは判明しているの。本当に馬鹿な子ね。
 つまり、物語が常に6月20日から始まるようなもの。恐らくこれが、ベアトリーチェなる魔女の心臓部でしょう。

詰んだ将棋

 これについての解釈は割と容易だと思います。
 物語が「6月20日」……といえば綿流しの翌日で、「富竹」が死んでしまった後。つまり既に取り返しがつかず、詰んでしまっている状態です。
 
 ここでゲームと確率の話に触れますが、ゲームには確率が入り込む「不確定ゲーム」と、確率が入り込まない「確定ゲーム」があります。
 不確定ゲームはルーレットやサイコロを使うもの、確定ゲームは将棋やチェスのようなものだと考えてください。
 ベルンカステルはサイコロを振るゲームなら自分が望む目が出るまで振り続けられるので非常に強いと考えられます。
 しかし詰んだチェスではどうしようもない。だから「絶対」勝てないというわけです。
 「“ゼロでない限り”必ず成就させる力」は、「ゼロ」なら成就しません。ベルンカステルの力では、チェスを何手か戻してやりなおすといったことはできないんでしょうね。

ベアトリーチェなる魔女の心臓部

恐らくこれが、ベアトリーチェなる魔女の心臓部でしょう。
 
 この部分についての解釈は今ひとつです。
 「詰んだチェス」が「ベアトリーチェの心臓部」……意味が分かりません。

(参考)二人零和有限確定完全情報ゲーム - Wikipedia
(関連)【うみねこ】 第二話発売前に一応書いておこう的なメモ? - 雛見沢研究メモ(仮)


「ルールY」について


 さっぱり分からないのがこの「ルールY」ですね。
 
 私もあの子も、そして貴方も知らなかった世界を、彼女は切り拓いている。
 それを魔法の根源とするルールY。
 ラムダデルタも少し触れたようだけど、彼女の域には到底及んでいない。
 もしこれこそを魔法と呼ぶならば、ベアトリーチェを除き、私たちは誰一人魔女などと名乗れないに違いないわ。

魔法の根源

 「魔法の根源」といえば、「うみねこ」では「信じる力」「怒り」「天文学的確率」「愛」「強い意思」といったものが挙げられるでしょう。
 しかし“それを魔法の根源?”の“それ”が“貴方も知らなかった世界”を指すとすると、今ひとつ繋がらない感じ。

無限の魔法

 「彼女の域には到底及んでいない」という部分からは「無限の魔法」が連想されます。
 通常の魔法で「死者蘇生」をするのはかなり困難なようですが、この「無限の魔法」が継承されている魔女なら、レンジでチンするより簡単に死人を蘇らせることができます。
 これがいわゆる「1人を“無限に”殺す力」だと考えられますが、これは他の魔女には真似できない固有のもののようです。

 ベルは何度でもやり直せますが、ループで擬似的に蘇生できるのは自分一人。
 ラムダにはそのような力はありませんが、何度蘇生されても“限りなく絶対”に近い確率で殺すことができるようです。
 ベアトは「1人を“無限に”殺す力」ということなので、同時に複数の人間を蘇生することはできないんでしょうが、不特定の1人を無限に蘇生することができるようです。しかしラムダのように「必ず殺す」という力はないので、“蘇生したはいいが殺せない”ということもありうるんでしょう。

無限の魔法の“根源”

 「魔法の根源」を「魔法の燃料」と解釈して考えてみます。
 ここで「無限の魔法」の「魔法の根源=燃料」は何だ?と考えるわけですが、これがよくわからない。
 他の力は「魔法抵抗力がない(信じるとか目が見えないとか)」ことを前提条件として、魔力のようなものを使用して発動しているようです。
 しかし「無限の魔法」は使ったからといって疲れたりしないようなので、「非常に効率がいい」のか「燃料が違う」のか、とにかく普通の魔法とは別物のようです。
 このあたりが
 その意味において、自らの魔法体系を組み上げた彼女は、魔女としては初心の部類に入りながらも、その域は魔女をすでに凌駕して、…貴方の域にまで踏み込み掛けていると言えるかもしれない。
 といったあたりに関係しているのかなと考えました。

ベアトリーチェの病

 もし彼女がそれを強く意識し、理解したならば。
 私は愚か、ラムダデルタさえも足元には及ばない。……そして多分きっと、貴方と同じ病に冒されることでしょう。
 
 上で「病=退屈」ではないかという推測を前提にすると、この部分は「ベアトリーチェは退屈に冒されるだろう」という意味にとれます。
 ベアトリーチェの「退屈」といえば、彼女自身も既に感じ始めているところのようで、この病に冒されないための工夫に勤しんでいるようです。

 気楽に蘇生できるから「死」のような不可逆の概念が欠如し、同時に「命の価値」にも気づけない。
 今回のEP3で「有限」を知り「真の無限の魔法」を開眼した(あれが事実なら)ことが、この「病」にどう影響するかは今のところ不明。

魔女ベアトリーチェの存在そのもの

 このルールYこそが、魔女ベアトリーチェの存在そのものではないかと見ているの。

 かつてベルはベアトについて、「この世界のルールが擬人化した存在」と表現していました。
 ここから「ベアトリーチェの存在そのもの=この世界のルールの擬人化」と解釈することができるわけですが、前述の「無限の魔法」を前提とした解釈と繋がらないため、意味がとれません。


「ルールZ」について


 実は今回一番書きたかったのがこの「ルールZ」についてなんです。
 この「ルールZ」に対する解釈が、今回のEP3に関する最も大きな疑問を解決するヒントになっているのではないかと考えたからです。
 その疑問とは、「碑文の謎が解けたら儀式が終わってそれ以上誰も死なない」というルールがEP2で明言されていたにも関わらず、今回「碑文の謎」が解けたことを前提として話が進み、「儀式」も終わらず、人も死に続けたこと。そして、多くの記述がこれを事実だと示していることです。
 あるいは単なる設定的な矛盾として終わってしまうかもしれない部分でしたが、この「ルールZ」の存在が、これがただの矛盾でない可能性を示していたんです。
(関連)
【うみねこのなく頃にEP3プレイメモ:32】[ネタバレ] 10月5日9:37-10:00? 不明? - 雛見沢研究メモ(仮)
【うみねこのなく頃にEP3プレイメモ:33】[ネタバレ] 10月5日9:37-10:00? メタ視世界 - 雛見沢研究メモ(仮)

ルールXとYでは説明できない現象

 そしてもう一つ、ルールZがあるのは間違いないの。
 だってルールXとYだけでは説明できない現象が余りに多数、観測されているから。

 この「現象」とは、恐らくベアトリーチェの「遊び」のことを示しているのではと考えました。
 「詰んだ将棋」を詰み将棋のように最も効率よく終わらせるなら、「ルールXとY」だけでいい。しかしルールZに「遊び」があるために効率が落ちているのだと解釈しました。

ラムダの言動

 ルールZの正体は不明。
 ラムダデルタの言動から探るに、どうもこの要素が私にとって致命的に相性が悪いものの様子。
 “それ”がヒントなのだとしたら、……いったい何なのかしら。

 ここで実際に、ラムダの言動を引用します。
「あんたのゲームには、遊びが多い。それは時にベルンカステルを煙に撒くから、あんたなりの策略なんだと、私も最初は思ってた。?あんた、勝てる試合を弄んでるんじゃなくて、勝っても負けても、どうでもいいって思ってるんじゃないの?」
 
「?策略としての遊びやフェイクは許す。今回、有効だったところもあるしね。
 この部分にある「遊び」「フェイク」といった言葉。つまり、「勝てる試合≒詰んだチェス」を最短で勝たない余計な要素。
 これが「ベルンカステルを煙に撒」き、「有効」であるとラムダは言ってます。

不定形なルール

 ……概念では理解できるの。でもルールとして捉えようとすると、全く理解ができない。
 だってルールとは本来、不変なものでしょう?
 不定形なるものがルールであるなんて、私の知る常識を超えている。
 
 今回私にとって最も重要なポイントになったのがこの部分。ぶっちゃけ他の部分は全部省略して、ここだけ書いてもよかったぐらいです。

 さて本題。
 「不定形のルール」…これが、「碑文が解けているのに儀式が終わらない」という事態を説明するものだと私は考えました。
 碑文が解けてるのに儀式が終わらない……これは、傍から見れば「ルールが変わってしまった」ように見えます。これがEP3のプレイ中、私をずっと悩ませたんです。

 しかしルールが「不定形」であるならば、この事態にも説明がつきます。単に、ルールの見かけ上の形が変わってしまっただけです。
 なぜこのようなことが起こるのか。それは、「碑文が解ける」ということがどういうことなのかという明確な定義がないことが原因だと考えたわけです。

 間違ったルールに従って何度もゲームを繰り返しても、間違った結果しか出ない。
 不定形な迷路をうろついても、間違った場所にしか進めない。

 ではどうすればいいのか?
 それは、「曖昧なルール」にまとわりついた「まやかし」を取り去って、「ルールの核」を明確にし、「不定形なルール」を“固定”することしかありません。
 固定することさえできれば、後はベルの力で何度でもやりなおしてクリアすることができるようになるはずです。
 ルールの定義を、詳細を、明確にせよ。
 儀式を終わらせる「碑文の謎を解く」とはどういうことなのか?

 この解釈が正しければ、もう一つのことが言えるようになります。
 今回の「碑文の謎が解けた」というのはフェイクです。
 碑文は解けていたのかもしれませんが、それは「儀式を終わらせる解き方」ではなかったことになります。
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たびたび問題にされてる碑文の矛盾ですが、僕は、
「碑文が解ければこれいじょう死なない」
というのは
「碑文が解ければベアトリーチェはこれ以上殺さない」
というふうに解釈しました。

エヴァがいくら殺そうともベアトリーチェ側からは何も関知しませんよ。ということ。
ベアトお得意のハッタリじゃないかなと。



碑文は解決へ導く道具じゃなくてむしろ、惨劇を引き起こすキーなんじゃないかと思ってます。
黄金郷で黄金か、別の何らかを見て精神がおかしくなり、殺人を始める、というのはやっぱありふれた解釈ですかね・・


EP1、EP2でもだれかが黄金を発見してエヴァのような殺人に至ってるんじゃないかと。碑文読解→ハッピーエンドでないわけですから。
現にEP3ではローザとか普通に黄金郷に至ってますし、EP2では黄金が発見されたような描写もありますし。
[ 2008/09/22 12:01 ] rC8ajEyg[ 編集 ]
ルールYの関数(black box)ゆえにzは形がない
[ 2011/07/20 11:45 ] -[ 編集 ]
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