怪しい雲行き。
*ネタバレ注意
メタ視世界
◆メタ視世界
ベアト「つまらん
ワル「何がつまらない?
→ヘソを曲げたベアトリーチェ。
ロノ「マダムが戦人に入れ知恵をしたのが不満?
ベアト「戦人がようやく妾に釣り合うレベルに むしろ満足
→
ベアトもロノに助けられまくってましたね。ワル「少し戦人と仲良くしすぎた?
若い子同士に任せて、老人は退散→端々でこうやって、そういうフラグを立てさせていく感じ。んでまたイチャイチャさせるわけだ。
ベアト「妾を笑い者にしおって ロノウェ、しばし姿を消せ
◆ロノ退場
→ベアト、状況的に不利なので、次に何をしてくるやら……
逆に言えば、次に何があってもそれは
“ベアトの指し手”だということなんですけど。
ベアト、ワルギリアにヒントをねだるのこと
◆ベアト・ワル
ワル「
(赤文字)この島に19人以上いない といったあの赤がむしろあなたを追い詰めた
ベアト「やっぱ早かったかなぁ
ワル「
無駄な切り札 彼を奮起させた
→いやぁ?そうでもないんじゃないのかしら。実際、
戦人はワルがいなきゃ終わってたかもしれないわけでしょ。
そこまでもっていく過程で、最初の「19人目説」を潰したのは有効打ではあったんじゃないかと。
戦人 「魔女否定」と「18人を疑わない」という2つの目的に翻弄されている間が、最も弱い瞬間だった
しかしベアトが19人以上いないと宣言 戦人は18人を疑うしかなくなった
ここで受け容れる覚悟決め始めた
→そりゃ結果論じゃないか。
それを言ってしまえば、
「魔法バトルを見せる」という暴挙も、結果的に「魔法を見ても平気」という状態を作ってしまったため、悪手だったことになる。
ベアト「前回圧勝だったんで油断?
ワル「油断だった 前回は戦人にとって難易度が高かったが、今回はベアトにとって難易度が高く
→戦人のレベルが上がったのは、間違いなくワルの仕業だって。
さっさとメタ視世界からワルを追い出さないのが一番の悪手に違いない。駄弁ってる場合じゃないって。
ベアト「他の手を考えた方が建設的
「すっかり知恵を付けた戦人にどう仕掛ければ?
情けない顔でテーブルの上に頭をごろごろ→なんだこのベアトさま(笑
ベアト「お師匠様 せめてヒントを
ワル「駄目 今は戦人の味方
ベアト「戦人にばっかりずるい
→いやいやいやいやいやいや、
なんだこいつらワル「確かに戦人にヒントを与えすぎたかも? フェアなゲームとしては肩入れしすぎたかも
ワル「
ヒントだけですよ?→あんた、実は口出しできれば誰でもいいんじゃないか……?
ワル
:いつまで経っても子どもなんだから→甘い、甘すぎる。ダダ甘だわっ?!……この師匠にしてこの弟子ありって感じ。
北風と太陽
ワル「
ヒント イソップ寓話の北風と太陽「乱暴かつ性急な方法が、常に最善の選択肢とは限らない
→力じゃなく絡め手でってことかね。ヤだねぇ……
(参考)
北風と太陽 - Wikipediaワル「戦人にも誤解があるが、あなたにも誤解がある
「この
ゲームの勝利条件を理解しているか?
ベアト「戦人を屈服させることの他に何があるのか
ワル「その時点で間違っている
「ベアトの勝利条件は戦人を屈服させることではない
「
戦人にあなたという存在を認めてもらうこと→またサラっと重要事項が飛び出すなぁ……
戦人に存在を認めさせろと。なら、情に訴えるのも一つの手になる。
最初の方で
「会話することが既に相手を認めること」だとか言ってたし、アレか。
→魔法を認めずとも人格を認めさせることはできる。
ものっそい
仲良くなることで、自分の存在を認めさせることもできるかもしれないわけだ。
あるいは、殴り合って互いを認め合ってもいい。
▼【ベアトリーチェの勝利条件】
ベアトリーチェは今まで「戦人の心を折る」ことに徹してきました。
ハッタリも赤文字による議論も、全てそのためでした。
私もすっかりベアトリーチェにはその方向しかないと思い込んでたんですけど、今回「屈服させなくても、存在を認めさせればいい」という方向性が提示される。
たしかにそう。EP2の礼拝堂でも、大人たちは力で屈服させられた……というより、納得させられた感じだ。そういうのでもいいらしい。
ベアト「戦人にゴマをすって、魔女と認めてくださいと頼み込めと?
ワル失笑
→ホントに子供かッ!そこはせめて、女の色気で(略)とか
▼【北風=ベアトリーチェ、太陽=ワルギリア?】
結局は、ワルのように魔法を使ってみろ……ということを意味しているのではないか。
なんだかんだ言ってワルも魔法使いである。
人を幸せにする魔法を使うワルは、その手で魔法使いとしての立場を維持してきたんだし。
ベアト=北風なら、ワル=太陽
極端な話、戦人を不幸にする方向でなく、戦人を幸福にする方向で魔法を使うことでも、結局は魔法を認めさせることには繋がる。
乱暴に屈服させるか、やさしく口説き落とすかの違い。
強引な勧誘か、甘い誘惑か。邪でも聖でも同じオカルト。
カルトは避けても、スピリチュアルなら転ぶ人もいる。
ただ、ベアトにそんな真似ができるとはとても思えない。一応、紗音の恋を応援したときの振る舞いを考えると、無いこともないのかなぁ。
▼【ワルギリアの思惑】
ワルギリアは結局のところ、今でもベアトリーチェの師匠なんだろうと思う。
間違った方向に魔法を使っているベアトリーチェを、正しく導くという基本的な方向性をワルは持っているのではないか。
今回のこともそう。ワルはベアトに「いかにゲスい手で戦人をやりこめるか」をアドバイスしたわけではなく、「いかに正しく魔法を使うか」という方向を示しているのだと考えられる。
ワルに導かれるままに話が進めば、ある意味ハッピーエンドで終われるかもしれない。
戦人側に必要なのは魔法の駆逐ではない。結局、実害のない魔女と、生存者が残ってればそれでいいんじゃないか。
戦人が今「魔法を認めない」という状態を維持しなければならないのは、ゲームが終わってしまわないために必要であるからに過ぎない。あるいは今のベアトリーチェの立場にワルギリアを挿げ替えてしまえば、そこそこ上手く問題を解決してくれるかもしれない。
ワル「ヒントは出しました 戦人にはこれまでの手は通用しない
「相当の戦略転換が必要
→いやぁ……ヒントっていうか、そのまんまじゃないか。
例えば、
今のワルが戦人に魔法を認めさせようとしたら、多分認めちゃうんじゃないのかってぐらいだ。ベアトがワルの真似を始めたら、話が終わるんじゃないのか。
ベアト「とにかく方針を変えなければならない
「
奇策を披露→結局は、どちらでも理屈で論破するとかじゃなく、心理的に揺さぶることになるわけだ。絡め手絡め手で。
→敵意以外の何かを引き出すために何ができるだろう。
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つづく
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こうやって他の人のプレイメモを拝見させて頂くと竜騎士さんの伏線の張り方というか
思考誘導の妙というのが感じ取れますね。