俺、これを書き終わったら、続きをプレイするんだ……
*ネタバレ注意
メタ視世界
戦人「犯人が内側にいないなら、外にいる 外からどうにかして彼らを殺した
ベアト「何を血迷うか
“密室=外部からの殺害は不可能”であろうが!
→血迷ってるのはベアトですね。今からでも遅くないので、「密室」だと赤文字定義しましょう。
戦人「
“殺人は現に起こった=密室ではない”が正しい お前がどう煙に撒こうと、これは断じて密室じゃない
「密室に見えるだけの紛い物
→「ベアトリーチェの密室定義」が、既に紛い物の密室……身も蓋もないけど。
ロノ「
(赤文字)室内には犠牲者しかおらず、それ以外の人物は室内には存在しておりません→時間定義がないので“いつ”の話か分からない。
「お嬢様の密室定義により、外部からの遠隔殺人も明確に否定されております
→密室だと赤文字で定義されてない。
→ホントに遠隔殺人の“全て”が否定されてるのかどうかは疑わしい。
戦人「遠隔殺人の定義は広大
トラップだって立派な遠隔殺人
「例:内側から施錠させたところで、トラップが発動 これなら矛盾はない
ワル「問題ない 現状と整合
ロノ「問題ない 密室定義にも抵触しない
→トラップかぁ……
「特殊な道具」が出てきたな?
ベアト「なんだそのマヌケな推理は いずれの室内にも不審なものは発見されなかった
「トラップはどのような形状? 説明?
戦人「反論拒否! それを
説明する必要はねぇ→お、正しい。説明する義務はない。言ったもん勝ち。
→
ベアトリーチェに関して言えば、まず前提条件として、「魔女」「魔法」といったものについて明確な定義をしていないのが問題。それができないのに、戦人側の「トラップ」について定義させようとしていることになる。ワル「
“悪魔の証明”です。トラップの形状を説明できないことが即ち、トラップ否定の理由にはなり得ない」ロノ「強引ながら見事な一手
→この手が通るなら、ホントに疑似科学系のネタが全て素通りできるかもしれませんねぇ。
宇宙人とかアンドロイドとか。
▼【魔法と超科学】
ベアトリーチェは「密室」によって「魔法」を主張してます。
その「魔法」の定義は、「人間に不可能」というだけ。
ところが、何らかの現象から、それが「人間に不可能」かどうかを証明するのは困難。
なぜなら、「そのような現象を引き起こす技術が人間にない」かどうかは分からないからです。これも「悪魔の証明」だと言えるでしょう。
端的に言えば、「人間に“魔法”と同じことが不可能かどうか」は証明不能です。
戦人「チェック 発見できていない殺人トラップXによりこの密室殺人は成立可能
ベアト「
(赤文字)6人はトラップで殺されてはいない→んー
……鯖トリーチェは“魔法的”トラップで死んでるんじゃないの?「隠し塔」というトラップ。
この場合、
ベアトの脳内では、トラップに「隠し塔」は含まれていないらしい。
あれがトラップじゃなかったらなんなんだ。
戦人「トラップの定義は?
ベアト「えっと……あれだ!
犠牲者が勝手に引っ掛かって発動するヤツとかだ→ベアトがしろどもどろになってきた。大丈夫かー
「リモコンとかタイマーとか そいうの諸々全部含めたヤツだ→うーん。また曖昧な。
ロノ「
仕掛け人が直接関与することなしに殺人を遂行できる全ての仕掛け という定義で
→ロノが補足しないと話が続かないな。
→この定義なら
「隠し塔」は除外されるのかな。ベアトリーチェが直接遠隔操作することで作動した……はず。
うまいこと出来てるような気がする。
→再確認、
「結果として残っているモノは魔法と魔法以外の両方で説明できなければならない」というルールがあるものと推定。
ベアト「どうだ 切り返したぞ
→
いや、切り返したのも、密室作ったのもロノですよ。 もうベアトリーチェいらないんじゃないか。
戦人「お前も、勝つために必死だな
「自分の存在を俺に認めさせようと必死に戦っている
→そーやって、お互いに認め合っていくわけですか。
殴り合って理解し合うんですか。それでイチャイチャイチャイチャするわけですね?
戦人「これがお前の得意戦術 心の防御力が弱まる瞬間に、おかしな魔法を見せ付けて勝負を持っていく
→そのとーりですね。
▼【戦人が崩れる時】
戦人は相手の手を理解しましたが、それでもまた崩れるんでしょうね。
まだ第一の晩ですから。
これから下位世界の状況がどんどん悪くなっていくはず。その中で調子に乗っていくベアトのハッタリを、全スルーしなければならない。
戦人のリアクション芸人の血が疼き、我慢しきれなくなった時、戦人はまた崩れるんでしょう。
ワル「短気 勝ちの目が見えると焦る悪い性分
ロノ「お嬢様はお預けができない
→ベアトリーチェ批評によるキャラ付け。戦人だけだと難しいですね。
戦人「チェス盤をひっくり返す
「如何にして密室の中の6人を外から殺すかを考えるんじゃない
「どうやって中で死んで密室にするか
「
犠牲者6人の中に犯人が含まれていたと考えれば、この密室は容易
→戦人はホントに、身内を疑うことに躊躇しなくなったんですね。
それでいいんだろうか。
そこがいずれ
ウィークポイントになりそうな予感。
ベアト「6人は死んだとはっきり赤で言った
戦人「
死んだのは6人 犠牲者は殺された5人 もう一人は自殺と仮定→お、そこ行ったねー
ワル「普通では考えられない一手 考えられないから存在しないということはない
「
動機を立証する義務は彼にない→これもそう。実証義務はない。言ったもの勝ち。
ベアト「死者の尊厳を踏みにじってまで犯人を生み出してくるとは 血も涙もない男
→
死者の尊厳を踏みにじるのが趣味の人がなんか言ってます。
戦人「
死者を犯人に
この畜生にも劣る一手は、前回のゲームでお前が嘉音を?
「今あの時の
嘉音の無念を晴らした→そういう解釈ができるんですか。
死者の尊厳を犠牲にしてでも、ベアトリーチェに一矢報いる。→問題は
生者を犯人にしなければならないパターン。 戦人は生者を躊躇無く犯人にできるのか。それが誰であっても。
んー難しい気がする。生者を犯人にし続け、全ての勝負でリザインさせたとしても、戦人に残るのは上位ベアトリーチェへの優位だけ。ゲームは終わらない。
ワル「復唱要求の推奨
戦人「自殺じゃ甘い
「復唱要求
“6人は全員他殺である”→★魔法バトルの時はどーだったかな。
金蔵が勝手に死んでたかな?
あれが他殺なのか自然死なのか自殺なのか病死なのか事故死なのか、よくわからない。
▼【魔法バトル的な死因・他殺か自殺か】
金蔵=??? チェスで負けたら勝手に焼け死んだ。
源次=ロノが殺した
紗音=源次が殺した
嘉音=源次が殺した
郷田=七杭が殺した
鯖トリーチェ=ベアトリーチェが殺した
ベアトリーチェにとって魔法バトルの内容が真実であるならば、金蔵のケースによって、全員他殺と宣言することができないと考えられる。
問題は「現実において金蔵の死因をどう判断するか」ではなく、「ベアトリーチェの脳内でどう判断されているか」です。現実だと多分事故死になるんじゃないかなぁ……「勝手に焼け死ぬ病」とか変だし。
ベアト「
復唱を拒否する 理由は特にない
→★やっぱり金蔵が引っ掛かってるのかしら?どうなんだろう。
戦人「ここでの復唱拒否はリザインと同じ意味
「
チェックメイト 6人の中に犯人がいて、密室構築後に自殺ベアト
「(赤文字)6人は誰も自殺していない→死因の特定を避けたベアトリーチェ。
「他殺」と宣言できない。戦人「なんであんなに狼狽?
→
自殺でも他殺でもない。なら事故死・病死・自然死……あと何かある?基本的にこの5種だよね。
ワル「要求した復唱が改ざんされている 誤魔化されないように
戦人「ということは、他殺でも自殺でもない人間が混ざっている
→お、気付いた。
戦人「犯人Xは5人殺害後密室を構築 ところが
事故った「本人すら想定しない理由により事故死し、望まない密室殺人を構築 チェックメイト
→事故死。残りは自然死と病死
→自然死・病死のどちらかに一番近いのは、やはり金蔵か。
ベアト「この程度でリザインを叫ぶものか
「この6人の中に事故死は……
と言いかけてロノに止められる
→★事故死を否定しかけた。つまり自然死か病死。
▼【金蔵の死因について】
(EP3)そしてそれは、魔女と契約を交わし、その契約を終えた者が辿る、極めて正当な末路だった……
ベアトリーチェにとって、恐らく金蔵は他殺・自殺・事故死のいずれにも当てはまらない。
金蔵の死に方については、戦人も今回見てるはずなので、そこから類推することは多分可能。
ロノがベアトリーチェの赤文字を中断させたのは、死因を特定させないためだと考えられる。
金蔵の死因のバリエーション……「自然死or病死」が知られると都合が悪いため。知られると、以降、それがトリックとして使えなくなる可能性がある。
というのも、密室殺人の対象に金蔵が含まれていた場合、常に自然死か病死を疑われるためである。
また、私はEP1の金蔵について、何度か「自然死」説を書いてきました。
「金蔵が自然死したために生贄にならず、代わりに夏妃が殺されたのではないか」という話でしたが、今回第一の晩で「自然死or病死」の金蔵が生贄として数えられている可能性が出てきたため、この説がダメになるかもしれません。
しかし、第四の晩以降は「?て殺せ」と死因が「他殺」に決まっているため、これを前提にすれば私の説は維持できます。他殺以外では生贄にならないはずだからです。
この説が維持されることによって「ベアトは儀式外の殺人をまだしていない」ことになりますし、金蔵が焼かれている場合は、常に「自然死or病死」を疑えます。
ロノ「
作戦タイムを所望
ワル「正当な要求 問題ないかと
戦人「許可する 俺もさんざんもらってる
→許可しないとどうなるんだろう。自分も作戦タイムがとれない。
作戦タイムが自由にとれないと、制限時間がつくことになる。
チェスについてはどうだか知らないが、
ゲームに制限時間があるのは自然なこと。しかし、
タイムアップでは屈服しないだろう。 「時間さえあれば……」という思いが残るはず。
ロノ、取り乱しているベアトの口を手で塞ぐ
→ロノが邪魔ですねー 戦人にとってもロノはお助けキャラとして機能するが、同時に
ベアトリーチェにとってもお助けキャラとして機能する。ベアトは短気で怒りっぽい
興奮すると知性が→酷いw どっちかというと、興奮すると顔と口調が崩れることの方が、私的には心配である。
ワル「ロノウェは冷静 あの子はチェックを外すことに意地になり、いくつかの大駒を捨てようとしていた
→
大駒?なんだろな。
「ベアトの大駒=手品のタネ」かな。
タネを減らせば、以降の手品のバリエーションが減る。タネの分かってる手品はもやは芸にしかならない。
この場合手品のタネってのは、
現実側と魔法側が共存するための妥協点みたいなものかしら。そこを越えてしまうとどちらかが成立しなくなり、この世界観が崩れる。
戦人「俺のチェックは成立したのかしないのか
ワル「あの子は赤を宣言しかけていた チェックメイトにはまだ至らない
「頭を冷やしたらリザインするだろう
→手品のタネを晒すより、リザインした方がマシという判断。
前述のように今回死因を特定させると、金蔵絡みの手品のタネが使えなくなる可能性があり、さらにEP1の手品のタネまで連鎖的にバレかねない。
ベアトリーチェのリザイン
◆ベアト・ロノが戻ってくる
ベアト「リザイン 勝ちを譲る
戦人「お前がリザインしたってことは、結局のところ、お前の説も俺の説も、互いが相手を否定できないイーブンって意味 負けってよりは引き分け
ベアト「同情などいらぬ
→フォローをいれる戦人。どう頑張っても、ベアトリーチェが屈服しない限り、
引き分けにしかならない。俺が敗色濃厚な時はさんざん嘲る 自分が逆になるとこのザマ
→戦人はだんだんベアトリーチェを理解してきた様子。流れ通り。
ベアトがリザイン 第一の晩の結果
何らかの戦略的判断により投了
→手品のタネを晒さないことだと思われる。
魔女とののチェスは、
説明不要のXという駒だけで戦いを進められる
“悪魔の証明”のお陰で、
おかしな架空を生み出し、議論を戦わせることができる
人間の世界では、そんな抽象的な話では物事は説明できない
→戦人がどこまで「X」を設定・駆使できるかによって今後の展開も変わってくるだろう。
「なんだかよくわからないけどそんな感じのトラップ」がOKなら、
「なんだかよくわからないけどそんな感じの機械」とか、
「なんだかよくわからないけどそんな感じのアンドロイド」とか、
「なんだかよくわからないけどそんな感じの未知の科学技術」とか使えるんじゃないか。
そういう場合にどーなるのか見てみたい。
第一の晩の6つの連鎖密室
人間には可能かもしれないが、誰が、何の為に、どうやって犯行に及んだかは見当もつかない
→そういう
具体性を置き去りにした議論しかできないのが、このメタ視世界での話。
Xなとどいう抽象的な駒で誤魔化す
知ってはならない不気味な意思が、この屋敷の中に満ちていることを否定できない
→ベアトリーチェの薔薇庭園での魔法バトルの痕跡は残っていないが、
「死体」という結果は残っている。 そして残っている結果自体を否定することは出来ない。
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つづく 9:00
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