第一話のプレイメモは1ヶ月、第二話は10日かかりました。さて第三話は何日かかることやら。
本編の展開としては、やはりといえばやはり。予定調和を楽しみましょう。
既出部分が多くて情報量が少なくなる部分は省略気味でいきます。
*ネタバレ注意
10月4日 船
◆甲板
◆留弗夫・秀吉
絵羽の煙草嫌いは昔から。不機嫌時には過敏になる
船室から追い出された
→★とりあえず絵羽の話から始まった。やはり今回は「絵羽・譲治編」かな?
絵羽がクローズアップされるのはこの部分でもうほぼ確定。
ただし、今回もEP1・2と同じ構造を持ってるとは限らないので留意しておきたい。
(関連)
【うみねこ】 「EP1=朱志香・夏妃編」「EP2=真里亞・楼座編」という捉え方。「EP3=譲治・絵羽編」か? - 雛見沢研究メモ(仮)秀吉、留弗夫の二人で煙草
秀吉の喫煙歴 戦後すぐ「最初は煙草を転がしていた 売り物に手をつけた
→EP3の紹介画像にあったシーンですね
秀吉「絵羽に煙草をやめろといわれていたが、諦められた
→★ここにもまた、絵羽のストレスになるものがありそう。注意。
煙草がヒステリーのスイッチになったりする可能性。
「ストレス爆弾」(関連)
【うみねこ】[第二話] キャラ分析「目的」「ストレス爆弾」 - 雛見沢研究メモ(仮)秀吉「普段はあそこまで短気じゃない もっと温和で大人しい
「毎年この日になると人が変わる 「右代宮の絵羽に戻る わしと一緒の絵羽とは違う
→なるほど。ありそうな話。どちらが本性か考えなくてよさそう。
→
★EP1の、秀吉・絵羽部屋でのデレっぷりを思い出してもらいたい。要するにアレだろう。秀吉「蔵臼兄さんからカネを脅し取ろうという計画
蔵臼を除く兄弟3人の密約
→事前に打ち合わせはしてるんですね。島に来る前から。
絵羽が留弗夫と楼座に呼びかけた
→★絵羽主導。関係性からして当然ですかね。
絵羽と蔵臼の仲について
留弗夫「盛大に(仲が悪い)
秀吉「昔の話はしてくれない 思い出したくない?
→兄弟全員酷そうだし。
→★大体、EP2楼座がラスト茶会で回想したようなエピソードが、
全員にあると考えてまず間違いない。 夏妃が受けた仕打ちのレベルを仮定してもいい。
留弗夫「姉貴 要領も頭も成績もいい。兄貴は凡才 「姉貴はそれを誇示して兄貴を追い詰めていた
「女に生まれたことを悔やむ 男というだけで当主を継ぐのが決まっている蔵臼が許せなかった?
→★この構図は、今の
譲治・朱志香の当主争い(主に親の間での)でも同じですね。
秀吉「金蔵 男女に差別的な価値観
「自己顕示の強い絵羽は嫌われていた?
→嫌われるといえば全員一緒でしょ。
金蔵の、自分の血族に対する評価は最低。 むしろ外の血を評価してるフシがある。
絵羽の夢・回想シーン
蔵臼「女の学力は紅茶の砂糖
「ないのも味気ないが、過ぎれば紅茶の味わいを大いに損なう
→相当酷いこと言ってます。
ただ、この物語世界の当時の価値観の中で、どの程度のものだったのかは分からないですね。酷かったのか普通だったのか、むしろマシな方だったのか。
砂糖がなくてもいい=学力不要
絵羽、
大学院希望→金蔵に拒否される
→結構なモンですね。
父・兄“女のクセに生意気だ”
→★
絵羽視点での解釈である点に注意。
客観性には疑問がある。
右代宮と、金蔵を意識して努力してきた
兄・蔵臼は努力しているように見えない。自分の方が優秀
→★大体このあたりが絵羽のメンタリティの根幹を成す部分って感じ。
兄は副会長どまりだったが自分は生徒会長
→生徒会長ね。
……そういえば朱志香も生徒会長だっけ?
そんな面倒臭いものに関心はないのだが、親がうるさいのでいやいやなった。不幸にも、学校内では人気者だったので当選してしまっていた。(EP2:朱志香)
蔵臼「お前のように自己主張の激しい女では、未来の夫も苦労する
→★EP1からすると、秀吉と絵羽はかなり上手く言ってる風です。心配はいらない。
少なくとも蔵臼と夏妃よりはマシなんじゃないの?▼【譲治に夢を託す】
で、絵羽は自分が果たせなかったことを、秀吉と譲治に果たさせようとしているわけだ。特に譲治。
このあたりのことにどう決着をつけるかが、絵羽の今回の課題ですね。
蔵臼「絵羽に欠けているもの
「夫をいたわる気持ち 家事能力 控えめな態度
→★とりあえず
家事ができないことはわかった。
→このあたりは絵羽の“下手”なところかもしれない。とりあえず、金蔵に求められる部分は完璧にしといた方がよさそうなもの。
→★留弗夫評価では「要領がいい」ってことにされてますけど、
要領悪いですね。 絵羽には「不器用」という言葉がよく当てはまるんじゃないか。絵羽「父の仕事を手伝いたい
蔵臼「右代宮家令嬢として相応しくあるべきでは?
「男勝り。家事炊事は愚か、化粧一つ身に着けていない。喧嘩の稽古までしている
→絵羽は、優秀なのはいいが、社会的なバランス感覚に乏しい印象。
→猪突猛進型で思い込んだら一直線って感じ。柔軟性がない。
蔵臼「女は男に仕えるために存在 男は女を養うために存在
絵羽「女への侮辱 女だからと甘えたことなど一度もない
→同時に男への侮辱でもあるけど、そこはスルー
→「女」に甘えたことはないが、同時に「女」を磨いたこともないのが絵羽。
→
理想や正義感は強い。でも現実的に動けない。理想家で清濁併せ呑むことが出来ない。→★その点、
蔵臼はいかにも“清濁併せ呑む”感じがしますね。蔵臼「嫁ぎ、右代宮の籍を失うことが決まっているのに、見る必要のない幻を?
「何が不満なのか。男に生まれても当主を継ぐのはお前ではないのに
→確かにそう。絵羽はなんでそんなに当主になりたいの?
→★当主になりたくない朱志香あたりとは大違い。
まて、
蔵臼も「実は当主になりたくない」としたらどうだ? 構造的にはあるかもね。今のところ“見えない”けど。
絵羽「自分は当主跡継ぎだからと見下して
→確かに蔵臼の振る舞いはどーかんがえても性格悪い。
→★でも、
蔵臼なりの「愛情」みたいなものが無いとは限らないんですよね。
「愛ががなければ視えない」っていうキーワードもあるし。
私には蔵臼の行動がそんなにオカシイものには見えないんですよ。人間的にも。
◆金蔵登場
「騒々しい
「また兄弟喧嘩か (蔵臼には)弟や妹を率いる貫禄が宿らない
→確かに
小物臭はしますね(笑
絵羽「私は何が劣っているのか 何を身につけたら認めてもらえるのか
→そういう問題じゃない。「優秀=認められる」という図式が成立するとは限らない。
「優秀であれば認められるべき」なんてのは一つの思想でしかない。
金蔵「お前に期待していることなど何も無い 女は女らしく? 「父に逆らうということ。勘当だ!
興奮して咳き込む金蔵
蔵臼、源次に水を持ってこさせる
蔵臼「絵羽、席を外せ。本心ではないさ。私がなだめておく→★これね?……穿った見方もできますが、
私はこれを蔵臼の優しさと見ます。 見ての通り、
金蔵と右代宮家から、兄弟を守ってるんじゃないかと。▼【蔵臼を擁護するヨ】
蔵臼を擁護してみる。
絵羽の言うような酷い人間ってわけでもなくて、実は彼なりの愛情や優しさがあると見ます。
◆蔵臼の苦労
…絵羽は自分ばかり苦労して、兄は楽して当主!みたいな見方をしてます。
しかし蔵臼に苦労がないわけない。金蔵を相手にする矢面に立ってるのは蔵臼ですよ。
…朱志香同様、「面倒な当主は自分が!」という意識を持っててもおかしくないと思います。自己犠牲。
…六軒島で金蔵の面倒を見てる蔵臼は「犠牲になってる」ように見えるんですよ。兄弟の中でも特に。
◆蔵臼は金蔵の言葉を代弁している
…金蔵の言葉を「絶対」とするなら、金蔵に逆らわず、兄弟にそれを徹底しようとするのは当然です。
下手をすれば今回のように「勘当騒ぎ」になる。この可能性を充分に把握していれば、蔵臼の態度は右代宮家で生きるために必要な態度だと見ることもできます。
蔵臼の態度や言動が間違ってるとは言い切れないわけです。
…でも蔵臼も器用とは言えません。兄弟に嫌われてますし。
◆蔵臼視点で見る絵羽
…嫉妬して当然、憎んでも当然。
絵羽が蔵臼に対する以上に、絵羽に対して色々考えて苦悩してるかもしれない。
◆絵羽の欠落
…絵羽に欠けているのは、女らしさがどうこうというより、他人の立場で物を考えること、他人の心情を慮ること。
そういった心構えと、それを可能にする精神的な余裕だと思います。
源次、絵羽が金蔵に近づくのを制する
→絵羽は源次に気を遣われている。
→同時に金蔵を守ってもいる。
金蔵「息子たち(子供たち)は不出来 蔵臼は貫禄が足りない 絵羽はじゃじゃ馬
「男らしい男はいない 女らしい女もいない
→★金蔵に罵られている、という点では蔵臼も絵羽と同じ立場。
▼【蔵臼と絵羽の立場】
◆金蔵の理想を体現しようとしているのが、蔵臼
◆金蔵の理想を無視して自分の理想を叶えようとしているのが、絵羽
どちらが正しい、間違っているの問題じゃない。
早く行け、この場は貸しにしておいてやるという蔵臼の目配せ
→★これも絵羽の解釈に過ぎない。
絵羽は蔵臼に悪意を感じ取るが、実際にそうだとは限らない。
庭園
◆絵羽
自分は道を間違えていた?
淑女になろうと学んだことはない。仲の悪かった兄に対抗意識を燃やしていた。
向学心の根底は、兄へのつまらぬコンプレックスだけ?
→絵羽には絵羽の理想があり、蔵臼と金蔵には彼らの理想があった。そして対立した。
◆謎の少女登場。茶髪で青目、セーラー服→★一見、若い絵羽のようではあるが、
目が青い。 ベアトリーチェ?
少女「私が右代宮家の跡継ぎになるんだって、あなたは私に誓ったわ
そう誓った日に私の心の中に生まれた、あの少女の日の私
→絵羽は、絵羽自身の写し身のように言う。
だが目が青い。ここはどうしても気になる。
“彼女”は私の唯一の味方だった。私に味方をしてくれた。応援してくれた。
少女時代を忘れるに従い、彼女との対話を忘れていった
→やっぱりベアトリーチェっぽいなぁ。
→★“彼女”は絵羽に無駄な努力をさせて絶望させたがっている風にもとれる。
敵か味方かもよくわからない。
この点は、
ベアトリーチェが紗音の恋を応援した時と同様。彼女「怒りを力に換えるのが私の魔法
→★魔法出ました。
絵羽「怒りはいつも原動力だった
彼女「その怒りを力に もっと勉強 蔵臼を追い詰める
→★「蔵臼を追い詰める」ってところを見ると、
悪魔のささやきのようでもある。善意の塊ってわけではなさそう。
→
この調子だと、蔵臼や他の兄弟のところにもこの“彼女”に似たものが行ってるんじゃないか?彼女「死んじゃえばいい そうすれば当主に
「留弗夫は辞退してくれる 私に逆らえないから
→★
留弗夫をしっかり見下してるところがいいね
絵羽「女である限り、女以上になれない 何の努力もしない兄に見下され続ける
→★蔵臼が努力してないってのが、事実かどうか分からない。努力してるかもしれないじゃん?
絵羽「こうなったら淑女に
彼女「ダメ。(当主になれないという)ルールが破棄される 人の気持ちは変わる その日は必ず来る
絵羽「なぜ断言?
彼女「それが私の魔法だから「あなたが信じてくれさえすれば、この魔法は必ず奇跡を 魔法の源は、あなたの信じる心だけ→★冒頭部の白髪ベアトと姫のやりとりを再現してますね。
この“彼女”がベアトリーチェだとして、何がしたいのか。白髪ベアトと違って、悪意も感じるが?
→
★「信じる心」を重視してる点も留意。彼女「信じないの?
絵羽「私思ったの 当主は継げないかもしれない 兄に子供ができず、私だけが子供を産めたら、
「兄の次の当主は私の子供に
→★なるほど。でも夏妃が来て、朱志香が生まれる。さあ大変と。
→★でもその前に、譲治を産んだことで金蔵を説得し、右代宮に残ったんだよね。この点は勝利といってもいい。
「それが一番現実的
彼女「夢を捨てるの? 私も捨てるの?
絵羽「私も大人になって、あなたと決別する日が来た
彼女「絵羽はもう大人になった 魔法の使い方さえ忘れた
「今は一児の母 夢を息子に押し付けている→★ん、ここまでは「過去」そのものじゃなく、現在の絵羽の「回想」か「夢」かな。
だから「一児の母」という現在の事実が出てくる。
“彼女”「自分の人生を父や蔵臼によって滅茶苦茶にされたくせに、自分の夢を息子に押し付けて
「無茶苦茶にしようとしている
→キツイね!図星だね!
絵羽「譲治なら叶えられるかもしれない 朱志香なんて成績も品行も不良
「そして女 朱志香さえ辞退してくれれば、譲治が跡継ぎに
→★あれ?なんで朱志香が跡継ぎになってんだっけ?女だぜ?
確かに直系だから朱志香なんだけどさ。
→金蔵は男尊女卑じゃなくて、単に
序列に従ってるだけじゃないの。
例えば
蔵臼が女でも、蔵臼が継いだかもしれないわけで。
ちょっと分からなくなったな。
当主になれるかどうかに、性別は関係あったのか? 絵羽が勝手にそう思い込んでるだけじゃないの。
▼【当主に必要な資格】
序列>>>>>>>性別 (?)
だとすれば「女だから当主になれない」と思い込んでる絵羽はピエロ。
序列が上なら女でも当主になれる
兄への復讐に譲治を使ってはいけない
絵羽「私自らが復讐する 兄からカネをせしめる計画
彼女「つまんない 私たちは右代宮家の当主になる 私の魔法を信じて
→★★★
第一の晩に絵羽以外が死ねば、繰り上がって当主になるんだった。
この時、“彼女”の魔法が実現したことになる。でもって絵羽は複雑ながらも喜ぶ?
絵羽「信じる 信じるから奇跡を
→★信じたね。
で、奇跡が起きる訳だ。6人死んで自分が暫定当主。グロいね!
彼女「私の魔法の言葉 理解して謎が解けたら私たちは右代宮家の当主に
→★こいつは何かが来ましたね。第一の晩、ルーレットを回避する方法か?あるいは碑文に関わる何か。
彼女:懐かしき、故郷を?これを下りて鍵を探せ
→碑文だ。冒頭部だけ。
→★これは「碑文全体を解け」ってことなのか、「冒頭だけでいい」ってことなのか。
船室:回想終了
◆船室
◆絵羽・霧江
霧江「そろそろ着く
戦人「ぐっすりでしたね
→上位戦人は拷問され中だというのに(笑
◆船室に絵羽と秀吉が二人きりになる
絵羽「譲治を自分の復讐の道具にしてたんじゃないか
→よくも、素直に秀吉に話すものですね。よき理解者って感じ。
▼【第一の晩、秀吉も死ぬ】
この後、第一の晩で6人死んで、絵羽が暫定当主になるんでしょう。
しかし、その際に秀吉も死にます。
当主になった引き換えに、最良の夫を失う。最悪の皮肉に。
ここで色々学んで、一皮向けてエンディングなんでしょね。
秀吉「結果オーライ 譲治は感謝してるぐらいだ
絵羽「譲治は私を嫌な母だと思っていないか
→ものすごくしおらしいですね。
絵羽「本当に譲治に恨まれてない?
絵羽の悪夢
秀吉にとっても珍しくない
→昔からこんな感じっぽい。
ラブラブだ!→しかし絵羽がネガティブすぎるぐらいですね。
秀吉が見てる絵羽はいつもこっちってことかしら。
郷田が呼びに
◆船を下りる
「おかえりなさい
“彼女”?
少女時代の自分の声
→“彼女”=ベアトリーチェなら、見事に歓迎されてます!ってことかしら。
▼【“彼女”の正体】
とりあえず目が青いし、言動がアレなので金髪ベアトリーチェが変装してるんじゃないかって線で考えました。
しかし、別の線を思い出しました。それは
「量産型魔女」です。
(関連)
【うみねこ】[第二話] EP2プレイメモを読み直して - 雛見沢研究メモ(仮) つまり、梨花にはベルンカステルが、三四にはラムダデルタが居たように、絵羽には“彼女”がいるのではないかということ。
同じようなケースが他にもあるのでは?
▼【ルーレットはもう回った?】
“彼女”の気配があった。このことが第一の晩、絵羽の生存を示すものだったとしたら、この時点でルーレットはもう回って、生贄も定まったことになる?
かなり早い段階で決まってる感じ。
絵羽「私は何のために生きてるの? 何をどうすれば妄執から解き放たれるの?
→★これも今回の絵羽の課題。
絵羽はEP3で、生きる目的を見つけることになるだろう。------------------------------------------------------------
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