飽くまでここまでプレイした時点での考察です。 後で全然違ってきたら笑いの種。
ネタバレ全開
「戦人・ベアトリーチェ二人のゲーム」
異空間・茶会部屋で行われているゲーム
ここまでのストーリーの流れを「二人のゲーム」という視点で見ていると、一応流れらしきものが見え、次の展開にあたりをつけることができます。
まず
・魔女を肯定させようとする「ベアトリーチェ」
・魔女を否定しようとする「戦人」
という二人の指し手がいます。
勝敗条件はコレ。
「そなたが妾を、魔女の存在を認めるまで永遠に続く!」
「俺もお前が根負けするまで、何度でも無限に付き合ってやるぜ。」
意地の張り合いに負けたほうが負け。
現在のゲームの様子はこの部分から分かります。
「…そなたが妾を否定する最大の根拠は、単に妾が駒としてゲーム盤に並ばなかったからというだけのこと。ならばこうして、クイーンを先に指せばいいだけの話ではないか。
つまり
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戦人「そもそもベアトリーチェは姿すらなかった。魔女を肯定するのは論外だぜ!」
↓
ベアトリーチェ「では姿を見せればよいのか?」
↓
戦人「なんじゃこりゃー!ホントに出やがったぜ!」 ←今ここ
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こんな感じです。
第一話のお茶会でのゲーム
今行われているゲームの前に、一つ既にゲームがありました。
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戦人「今回の事件は全部トリックだぜ!」
↓
ベアトリーチェ「では魔法を使ってやろう」
↓
戦人「こんなの認めねーぜ!」
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ここでベアトリーチェが「じゃー次どうしようかなー」と考えて打ってきた手が、今回の
「本編登場」だったということなんだと解釈しました。
一つ注意したいのは、第一話お茶会でのゲームが飽くまで「本編ではない」ものだったのに対し、今回はモロに本編中でやってるってことです。
ベアトリーチェが使える魔法も異空間よりは数段落ちるのか、かなり地味ですね。
情報制限からゲームの展開を推測
情報制限
『うみねこ』本編では「肝心のことが書かれていない=情報が制限されている」ということがよくあります。
例えば第一話では「殺人事件当時の様子」が徹底的に排除されています。
あるいは「真里亞が会ったというベアトリーチェ」についての情報もシャットアウトされてます。
第二話の主なものとしては、「ベアトリーチェが行ったと主張する恋愛に関する魔法が魔法である根拠」に関する情報が今のところありません。
「紗音や嘉音が他の使用人と違って家具と生贄に甘んじている理由」に関する情報も無いんですが、魔女を認めるか否かの議論には関係なさそうなのでここでは除外します。
第一話?第二話の現状まで
第一話お茶会の内容は除外して、第二話で行われているゲームをもう少し詳しく。
◆第一話には魔女が実際に存在した根拠がない。
真里亞の「手紙をくれたのはベアトリーチェ」等の発言は、全てベアトリーチェ本人が存在しなくても再現しうる程度の現象。
↓
◆これに対して第二話でベアトリーチェ仕掛けてきたのは、本編に姿を現すこと。これでベアトリーチェの存在そのものは否定できなくなった。
第一話で徹底的に排除されていた魔女・魔法に関する情報を、ベアトリーチェが開示した状態。
ここでさらにベアトリーチェは「実際の魔法的な現象=ボロボロのお菓子を元に戻す」という芸でさらに戦人を追い込んでます。
ここで戦人が「無茶苦茶だ?!」と思考停止気味になってるのが現状。
状況的にはベアトリーチェが非常に有利です。
本編では実際に何度もベアトリーチェが手品的な魔法っぽい現象を起こしてしまっているので、ユーザー側からは「魔女の存在」と「魔法の存在」の両方を肯定せざるを得ない状態になっています。
しかしまだ続きがあります。
用意された突っ込みどころ
現状では「魔女の存在」「魔法の存在」どちらも認めるしかない感じで、戦人が窮地なんですが、ベアトリーチェに対する突っ込みどころ自体は用意されています。
つまり【戦人には次に打つべき手がある】ということです。
ぶっちゃけゲーム的には詰んでます。でも一応手がないわけではないから打つだけ打っておく……という感じになります。
その手とは、
紗音「これから起こる苛烈な運命が、あなたの意思によるものだなんて、信じないから。」
というさっきのアレ。
既に何度も書いてきたことですが、
「ベアトリーチェが自分の魔法だと主張する現象が魔法であるという根拠がない」ってことなんです。
だから「信じない」ということが可能になるわけで。
「魔女と魔法の存在」には本編のベアトリーチェという根拠がありますが、紗音が指摘したような部分には根拠がない。
だから「争い」の余地があるんです。
魔女の次の手
飽くまでも魔法を信じさせたいのがベアトリーチェなので、こういう部分を疑われたら根拠を示さなければいけません。
「お前が自分の力だといってたのは嘘じゃねーか」ということになると恐らく魔女にとって都合が悪いはずです。
(というかそういう“設定”じゃないと後が続かないんじゃないかと思います)
ここで想定される魔女の一手は、
【譲治・紗音がくっついたきっかけで、紗音が魔法だと信じている「水族館」での出来事を提示すること】
でしょう。
これが魔法だと認めるしかないような現象なのかそうでないのか。
恐らくは非常に魔法っぽい現象なんじゃないかと思うんですが、「次の突っ込みどころ」がないと後が続かないので、それでもまだ完璧ではないんだろうと思います。
突っ込みどころがなくなったらゲームが終わること
製作日記で「99.9%屈服」みたいに書かれているように、現状では基本的に屈服するしかありません。
ところが突っ込みどころが用意されているので、
「屈服しながら突っ込む」という状態になってます。
よくわかりませんが、屈服させられてるのに“負け”じゃないらしいんですね。
嘉音的には
「靴にキスしながら太ももの内側の動脈にナイフを突きつけているような状態」でしょうか。
少年漫画的に「死んでるはずなのに負けじゃない」みたいな感じです。
何かしらの方法で「実は生きてました?」みたいになってキリがないというアレです。
要するに、今回の「屈服するしかない状況」というのは、どうやら「ピンチの演出」であって「終わり」ではないらしいですよ、ということです。
こうして結論部だけ書くと全く当たり前のことですが、それだけのお話です。
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◆【追記】
とりあえずプレイ中である現状での記事です。
これだけ大言吐いて大ハズレの的外れだったらお笑いですね。
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