雛見沢研究メモ
ひぐらしのなく頃に・うみねこのなく頃にの考察・ニュース

【ひぐらし】 羽入登場以前の「尾八白様」の考察的意義 

(最終更新:2007/10/06)

 「尾八白様」の誕生と普及ついての続きです。


 羽入登場以前、「ひぐらしのなく頃に」の考察は、「祟り説」「人間犯人説」に大きく分かれていました。
 オカルトやSFを容認するのか、一部の推理小説のように物理的なリアルさを重視するのかの違いです。 

 私は前者「祟り説」の側で、基本的にはどんな説も「それらしければ・面白ければOK」という立場でした。
 そんな中で誕生したのが「尾八白様」です。
 これは罪滅し編が出るよりも前のことになります。

 以下は、その考察の中で、現在でもそれなりの意義を持っている……と、私が考えているものの、まとめです。


尾八白様の存在によって事件解決が容易になる可能性


 今は「羽入」の登場によって、オヤシロさまと呼ばれる超常的存在の実在が明らかになっています。

 しかし、それ以前にも「オヤシロさまの実在」を前提とした考察を行うユーザーもいました。
 その中の一人だった私が考察のために仮のものとして作ったキャラクターが「尾八白様」であり、これによって様々な疑問や問題を浮き彫りにすることができました。

 その中の一つは、現在でも大きな不明点として残っています。
 それは
 「尾八白様のようなもの実在していれば、それを利用して事件の解決を容易にできるはずである」
 ということです。

 梨花やレナの言葉から、オヤシロさまがいわゆる民間伝承や妖怪のように、身近な存在であることは推測できました。
 そこに、「梨花とオヤシロさまが本当に会話できる」という条件が加われば、「オヤシロさまを利用した事件の調査」は、最初にあがる手段でしょう。

 この問題は、現在も存在する、
 「なぜ羽入をうまく使って富竹や鷹野のことなどを調べなかったのか」
 という根本的な“設定の穴”そのものです。
 この穴は羽入誕生以前から指摘され、そして曝け出されたままなのです。

 この問題に関して最後の「祭囃し編」で説明があるのではないか……というウワサもあったんですが、結局説明はありませんでした。

 このように「尾八白様」は「現在でも通用する考察のツール」だったわけですが、当時はこのような“設定の穴”が実在することが分かるはずもありません。
 そして、結果的に「そんなものがいたら物語が破綻する」という結論に至り、「尾八白様(オヤシロさま)のようなものの実在説には無理がある」ということになってしまったわけです。


オヤシロさまの所在、沙都子との接触の問題


 オヤシロさまが実在し、梨花のそばにいると仮定した場合、発生する問題がありました。
 それは、
 「一緒に暮らしている沙都子が、その「気配」を察知してしまう可能性がある」
 ということです。

 ここまでの編で、謎の「背後の気配」は、各キャラに悪影響を及ぼしていると考えられていました。
 恐慌状態に陥ったキャラに近寄って、必要以上におびえさせ、心を追い詰めていくからです。
 もしこれが「オヤシロさま」であれば、その存在は決して「良いもの」とはいい難かったわけです。

 そのような存在が、梨花の近くにいれば、比較的不安定な沙都子に、悪影響を及ぼす可能性があります。
 それを、梨花がほうっておくはずはありません。

 祟編のTIPS「恨み帳」から沙都子が「気配」を察知していた時期があるらしいことも分かっていましたし、沙都子が過去数年間、不安定な状態にあったことも分かっていました。

 これらのことから、尾八白さまのようなものが実在した場合、梨花たちとどのように共存しているのか……という疑問が出ることになります。

 この問題は現在解決しています。
 実際に皆殺し編以降、「羽入」が何の問題も無く梨花や沙都子と共存している日常が描写されたからです。

 沙都子が気配を察知することがあっても、悪影響はないし、さして怖がる様子もない。
 「薬があれば大丈夫」ということなのでしょう。
 しかし、仮に薬が切れるなどのトラブルがあった場合、羽入の存在≒「背後の気配」は、ただちに沙都子に悪影響を及ぼすことになります。
 それでも梨花にとっては家族同然ですから、「羽入を追い出す」などの選択肢はそもそも存在しないようです。


背後の気配と、オヤシロさまのイメージが結びつかない


 前述のように、「背後の気配」が「オヤシロさま」だった場合、各キャラをおびえさせて追い込んでいく存在になってしまっています。

 しかし、梨花は「オヤシロさま」に対して割合寛容であり、擁護しているそぶりがあります。
 危険なオヤシロさまと、それを擁護する梨花……
 梨花がおかしいのか、オヤシロさまに対する私たちのイメージがおかしいのか。
 
 これは今でもよくわからないままです。
 一部の「背後の気配」は羽入だろうということで片付けられますが、多くの「背後の気配」の正体には、特に確定情報がありません。

 「綿・目編で、なぜ詩音に終始つきまとったのか」
 「鬼編で、なぜ圭一を追いかけたのか」
 「祟編で、なぜ圭一の病室にまで現れたのか(梨花が死んで時間も経っている)」
 などなど。
 こういった問題は未解決のまま、放置されているのが現状です。


祭具殿のドスンバタン


 オヤシロさまの実在を考える上で、非常に重要なポイントが、綿・目編の「祭具殿のドスンバタン」です。

 他の場面で「気配」が登場する際、察知する側は基本的に「一人」ですが、このシーンだけは
 「詩音・富竹が察知していて、圭一は察知していない(鷹野は不明)」
 という特殊な条件でした。

 通常の音波であれば、圭一が察知していないのはおかしい。また音源も不明である。
 そういった矛盾を解消するために様々な角度から考察が行われました。

 そんな中で最も簡単で安易な答えの一つが
 「実際に超常的な存在がいて、超常的な音をたてている」
 というものでした。

 状況から「音を聞いていた詩音・富竹は同じような状態だったこと」が考えられるので、この後に喉を掻き毟って死ぬ富竹と、詩音の共通項が考えられます。
 さらに、そういったキャラの状態と、超常的な存在の関係にまで、推測が及びます。

 「なぜ富竹と詩音だけが音を聞いたのか」
 「なぜ圭一は音を聞いていないのか」
 「音の原因は何なのか」

 これらのことに関しては、後に本編で
 「実際に超常的な存在(羽入)がいて、祭具殿の中で音を立てている場面」
 が登場し、一応解決した形になっています。
 つまり、最も簡単で安易な推測がおおむね正しかったことになります。



 他にも色々とありますが、主なものはこれぐらいでしょうか。

 このように、羽入が登場する前からオヤシロさまの実在を想定することで、様々な考察を進めることができました。
 単なる「二次創作」ではない、ということです。

 当時私が実際に書いた考察記事(SS風)についてはこちらを参照してください。
◆「オヤシロさまで遊ぼう???(投稿用加筆修正版)」
魅ぃ詩ぃ掲示板過去ログ [No21191 の記事表示]
魅ぃ詩ぃ掲示板過去ログ [No21194,21196 の記事表示]
魅ぃ詩ぃ掲示板過去ログ [No21208,21209 の記事表示]
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[ 2006/11/20 ] 【ひぐらし考察TB(0) CM(2) はてなブックマークに追加

ループして別人格が分離した悟史or幽体離脱した悟史説
皆殺し編の冒頭でフレデリカの妹(弟?)がいたけど、あれはループと村八分に疲れて人格が分離した悟史で上位世界から悟史なりに事件を解決しようとしてるとか、
昭和57年以降は診療所地下で治療していて眠ってるので幽体離脱して村を歩いていたのでは?
梨花や羽入が気が付かないのはオヤシロ様を恐れて姿を隠していたからとか。
[ 2009/07/03 13:38 ] -[ 編集 ]
罪滅し編でも電話ボックスのレナが見たアンモニア臭のする貧弱な体格をしてる存在は「やつら」と複数形だったので、羽入以外にも似たような奴らがいるんでしょう。羽入を梨花の脳内寄生虫とすると、圭一・詩音・レナがみた背後の気配は発症する事で目覚めた圭一達の脳内寄生虫の姿ではないでしょうか?
[ 2010/04/03 13:38 ] -[ 編集 ]
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