「祭」プレイ中の暫定的な考察として。
以下ネタバレ。
とりあえず双子が入れ替わってるのは分かる
圭一が図書館へと呼び出される時点で、詩音が魅音のフリをしている……ということは一応分かります。言動が魅音にしては異様ですからね。
他の部分でもチョイチョイと入れ替わってるかもしれないです。
どの時点で入れ替わっていたのかも、ひょっとすると分かるのかもしれません。しかし、再プレイするのが面倒なので省略。多分どうでもいいです。
というか、根本的な世界・キャラの設定が、外伝作者独自の妙な雰囲気を持ってるので、原作を基準にして語るのが難しいかもしれません。
もう一つ確かなのは、ラストの10年後の魅音が、ちゃんと「魅音」だということ。
魅音は園崎の地下に監禁されてて、詩音が魅音のフリをしていた。それだけ、ですかね。
鬼隠し編と盥回し編のレナの違い
レナの行動の異様さは、恐らく
「詩音」から何かを吹き込まれた結果でしょう。
まさか、レナの口から「裏切り」なんて妙な言葉が飛び出すとは思いませんでした。
鬼隠し編のレナは、「嘘だッ!」と圭一を怖がらせたり、大石のことを追及したりしてますが、基本的には「圭一が心配」なのであって、「圭一が余計なことを喋らないか見張っている」というわけではないはずです。
単に「大石に何か酷いことをされていないか」などと気遣っていた……というあたりが妥当な線かと。
でも盥回し編のレナは、明らかに「圭一が余計なことを喋らないか見張っている」という気配があります。
園崎をバックに、まさに虎の威を借るナントヤラで、圭一を脅してきます。これは「鬼隠し編」のレナとは違うものだという印象を受けました。
別の動機で行動しているから行動や言動も違うんだろうと考えます。
園崎のブラフとの矛盾
園崎には
「ブラフ」がありますから、圭一に対して村の情報・魅音の情報などを漏らさないように圧力をかける……なんてことはまず考えられません。
園崎は
「自分たちが事件の犯人だと勘違いさせようとする家訓」を持っています。それが「ブラフ」です。
「警察に余計なことをしゃべるな」なんて言った日には、
せっかく機能してる「ブラフ」を阻害することになるので、園崎の行動としては意味不明の矛盾になります。
実際の園崎にとっては、圭一が持っている程度の少ない情報を警察に吹聴されたところで、どうということもないでしょう。園崎自体が怪しいことぐらい、警察も分かってます。
今更感アリアリです。
園崎が本当に疑われてヤバくなったら、茜その他の出番です。これは罪編で園崎が疑われた時の展開ですね。
これが出てくる様子がなければ、結局どうということはないのです。
しかし、
「ブラフ」のことをロクに知らない「詩音」なら話は別です。 何も知らない「詩音」なら、圭一を脅して園崎の情報を隠そうとすることもありそうです。
「園崎」らしくない動きをする「園崎」は、詩音の仕業だと思っていいんじゃないでしょうか。
園崎風に見せてるだけの、ニセ園崎です。
詩音の目的
「詩音」の目的がなんだったのか……
まずは「悟史」の情報を探ることでしょう。
そのために「村」のシステムを暴こうとしているってのが確か『目明し編』でしたね。
盥回し編では、魅音を監禁して、魅音になりすまし、「自分が考えている、的外れの魅音像」(園崎のブラフを知らない)を演じているようです。
そしてその茶番劇に「レナ」も巻き込んでる。それがレナの行動がオカシイ理由だと推測しました。
このあたりから、
レナを巻き込み、圭一に余計な情報を与えて泳がせ、「圭一(レナも)を裏切り者」に仕立て上げることで、「祟り」を誘引する……というのがこの編の詩音の目的だろうと考えます。
そのぐらいしかレナや圭一に使い道もなさそうですし。
レナに吹き込んだ言葉は、例えば
「園崎に従えば、圭一もレナも助かる」とか。
それと、圭一に対してと同様「富竹の死」などの情報を与えた……かな。
だからレナは圭一に対し、「裏切らないように」と脅すわけですね。
それは「圭一が裏切って園崎に目をつけられないように」ということなワケで、やっぱり圭一が心配なんでしょう。
自分の保身のため、村のため、園崎のため……というのとは、少し違うかも。
もちろん自分を守って家族を守るのもレナですから、そういうベクトルも持ってるはずです。
この状況で、詩音は圭一(レナ)が裏切るのを待ってます。
何かおかしな動きがないか、じーっと見張ってますね。
これと同時に、魅音を尋問してみたり。
お魎はどうでしょうね。殺した後かも?
「圭一(レナ)が余計なことを知って村を裏切れば、祟りシステムが作動して鬼隠しだ!グギャギャ!」
「そうすれば犯人が誰かもわかる!悟史くんがどこに行ったのかもわかる!」
とか考えてるんでしょうね。
要するに、目編の「祭具殿侵入の罪」が、盥編では「情報漏えいの罪」におきかわってるだけかと。
詩音の行動の結果
詩音がお魎や魅音をいくら叩いても、基本的には何も出てこないはずです。
まず「ブラフ」についていくら説明しても、それを証明するものはナイ。
そして、お魎も魅音も、犯人についても何も知らない。
更に症候群を発症してたらロクに話も通じないわけで、どうしようもないかと。
詩音が村の中でグダグダと実のないことをしてるうちに、大災害でジエンド。
こんなもんですかね。
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