雛見沢研究メモ
ひぐらしのなく頃に・うみねこのなく頃にの考察・ニュース

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【ひぐらし】 竜騎士07氏製作日記まとめ@2005年 

 2005年は、目明し編のトラブルから始まりました。
 ドラマCD化、漫画化、アニメ化などの商業展開も進みます。

 このページ内における「07th Expansion」公式HPから引用・転載された全てのコンテンツの著作権は竜騎士07氏に帰属します。
『ひぐらしのなく頃に解』納品遅れのお詫び 投稿者:竜騎士07 投稿日:2005/01/12

この度『ひぐらしのなく頃に解』の納品につきまして、各納品先に同時に納品することができませんでした…。
これについて、関係者の皆様に多大なるご迷惑をお掛けしたことを深くお詫び申し上げます。

この度の事態と顛末についてご報告申し上げます。

当初の納品予定でした1月8日に向け、プレス会社にて出荷準備をしておりましたが、去る1月5日、量の都合により当初予定日の納品が困難になったとの連絡がありました。
これにつきまして、プレス会社より1月12日頃納品可能との話があり、当サークルから、可能な限り一刻も早い納品に向け最善の努力をお願いしました。
ですがこの際に調整を担当していた当サークル担当者が、出荷準備の終わった分から順次出荷とする誤った指示を下してしまいました。
これにより、特定の納品先にのみ先んじて納入するという、納品先の皆様全ての信頼を裏切る結果となってしました…。

この度の不手際は全て当サークルに起因するものであり、プレスを担当しました関西美術印刷さまには何の責任もありません。また納品の遅れた販売店さんにも何の責任もありません。本件についての責任は全て当サークルにあります。

・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・

今回の不手際につきまして、当サークルでは、今回の順次発送の指示を下しました矢野氏(NECO青龍代表)について、現任を退いていただき、当サークルとの関係を清算させていただくことになりました。

矢野氏にはこれまで当サークルの窓口として、調整を一手にお願いしてまいりましたが、今後は直接、当サークルの方へご連絡いただければ幸いです。

今後は発注事務等全て、当サークルで直接執り行わせていただき、厳正かつ公正な事務が行なわれますよう努めてまいります。
どうか今後ともご指導ご鞭撻を賜れれば幸いです…。

・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・

………ごめんなさい。
任せ切って責任を放棄していたと言われてもどうしようもないです…………。

(【解説】要するに、ゲームのフライングゲットを許した責任で、営業担当を解任した……という話。細かい事実関係は不明。この前後から矢○氏の名前は、ユーザーの間で禁句として扱われるようになる。通称「矢○騒動」)
(参考)【矢野騒動】

喘息です 投稿者:竜騎士07 投稿日:2005/01/18

慢性的な喘息患者の方が、病気を苦に自殺する…というのを昔、何かで読みましたが、なるほど、これがさらに辛くて慢性的なら、そういう気持ちも分からなくもないなと身をもって体験中の竜騎士07です。ごほんごほん。
まだ病床ではありますが、少しずつ回復してまいりました。

収録に行ってきました 投稿者:竜騎士07 投稿日:2005/01/25

今度、ホビボックスさんから『ひぐらし』のドラマCDが出るのですが、それのラジオCMを作る……、というので、収録スタジオにお邪魔してきました。

こういう昨今ですので、声優さんの収録風景というものに多少の予備知識はあったのですが、やはり実際の現場の迫力は全然違いました。
指摘・指導するホビボックスさんも真剣ですし、レナ役の中原麻衣さんも、色々な口調で調整しながら、こちらの望む「レナ」を模索していきます。
20秒のCMを2本取るのに、大体1時間かかりましたが、その間は全て真剣勝負で、無駄な時間などまったくありませんでした。
声優さんの華々しい活躍しか知らされていない私たちには、その真剣さがとても鮮烈。…本当に貴重な体験でした。

連載について 投稿者:竜騎士07 投稿日:2005/03/12

ようやく情報解禁日を向かえ、お知らせできる次第になりました。
トップでもお伝えしておりますが、スクエニさんの3誌で鬼隠し編、綿流し編、祟殺し編の連載が始まり、角川さんの方で、外伝である鬼曝し編が始まります。

さて、角川さんのコンプエースで連載される「鬼曝し編」は、シナリオを竜騎士07が書き下ろした、ささやかな話ではありますが新作の物語です。
外伝という特徴を生かし、登場人物も舞台もまったく違う物語となります。ただし世界観は完全に共有しています。
ひぐらし本編では描かれない、「雛見沢大災害後」の物語にご期待いただければ幸いです。

パッチシナリオの配布を検討してます 投稿者:竜騎士07 投稿日:2005/04/07

目明し編のお疲れさま会をパッチで配布すると言って、もう4月になってしまいました。
それでこの度、お疲れさま会というよりはスタッフルーム的な悪ノリ作品をちょっと書かせてもらいました。

(【解説】この「お疲れさま会」は、ユーザー間での評判など様々な要因によって、配布後すぐに封印された。それから長い時間を経て、「礼」にて「罰恋し編」として復活する)

コンシューマ化を迎えて 投稿者:竜騎士07 投稿日:2005/04/11

つい先日、アルケミストさんよりコンシューマ化についての発表がありました。

(【解説】この発表は、アルケミストの先走りだったという話がある。この第一次の発表後、長い間アルケミストの動きはなく、本当に製作されるのかどうかさえ分からなかった)


罪滅し編の話 投稿者:竜騎士07 投稿日:2005/04/16

昭和57年の悟史を前回あまり描けなかったので、何とか描きたいのですが、話の流れを単純にするためにエピソードを省こうか迷っています。
仮に省かれると、悟史の出番がごっそりとカットに…(苦笑)
でも、せっかく悟史も表情豊富な立ち絵があるのだから、登場させてあげたいなと思うのが親心です。

今年冬の皆殺し編(仮)でやるネタはもう概ね決まっているので、今回のシナリオでネタを出さないとお蔵入りになっちゃうし…。

『ひぐらし』という大きな物語も、残りの話数を考えればもう着陸態勢に入っているタイミングです。
シナリオの展開をスムーズにしつつ、ネタは全て取り込んでいきたい…。ここで使い残せば、お蔵入りになってしまいますからね…。慎重に設計しないといけないようです。

オヤシロさまって?! 投稿者:竜騎士07 投稿日:2005/04/22

さて、先日第1話を発表し先陣を切った、ガンガンパワードの「鬼隠し編」ですが、編集部の方からの電話では結構好評だったとのことでした。熱いペンで書いてくださった鈴羅木先生、本当にありがとうございます。それからアンケートを返送してくださった皆さん、本当にありがとうございます。
で、スクエニ編集部さんより聞かされて驚いたのは、『ひぐらし』に票を入れてくれた方の9割は原作未プレイらしいとのこと。ちょっとびっくりしました。

カプ投票がとても興味深いです 投稿者:竜騎士07 投稿日:2005/04/30

ちまちまとですが、罪滅し編を進めております、竜騎士07です。
さて、最近何気に興味深いのが、当HPで開催されておりますカップリング投票です。
皆さんの熱い思いだけでなく、純粋に、どのキャラクターがどういう場所に魅力があって、どう評価をされているかを掴むバロメータになります。
その意味においては、前回の人気投票以上にとても貴重なデータだと思います。

たくさんのご意見をありがとうございました 投稿者:竜騎士07 投稿日:2005/05/13

この度のオマケシナリオの位置づけについて、貴重なご意見の数々と熱の入った議論を誠にありがとうございました。
色々と考えた結果、今回のシナリオは、全シナリオ(第8話)終了後に追加されるオマケシナリオという扱いにしようと思います。
ですので、今度の夏に発表されるバージョンでは収録しない方向で行こうと思います。

(【解説】オマケシナリオ=目明し編お疲れ様会=のちの罰恋し編)

皆殺し編、祭囃し編もカリカリ… 投稿者:竜騎士07 投稿日:2005/06/02

罪滅し編の執筆の最中ですが、ここでちょっと作業を止め、残る2シナリオのプロット(という名のらくがきメモ)を作りました。
一応、頭の中では決まっている物語ですが、全体の物語の着陸態勢の確認ということで、昨晩まるまるをかけて書き出しました。
実際に書き出してみると、やはり曖昧だった点がより具体的になりますし、より演出も考えやすいものです。

そんなわけで、昨夜は頭の中では、「罪滅し編」のクライマックスから、そのまま「皆殺し編」、そして一気に「祭囃し編」まで行ってしまったわけで、まるで例えるなら、レンタルビデオを3本くらい借りて来て、一気に見まくった! というような感じですね。
罪滅し編も書き終わらない内から、早く祭囃し編のクライマックスを書きたくてしょうがないという不思議な心境です。
このモチベーションをうまく維持して、ガンガン書いていかないといけませんね。
……拙い物語に拙いオチですが、竜騎士07の精一杯を詰め込むつもりです。…がんばりますので、生暖かく見守っていただければ幸いです…。

荒らしについて 投稿者:竜騎士07 投稿日:2005/06/11

当サークルの名前を騙り、『ひぐらしのなく頃に』の宣伝のフリをして荒らすという、極めて悪質な荒らしが横行しているとの連絡を受けております。

当サークルでは、未承諾広告などと称し、不特定多数の方にバラまくような形での宣伝行為は一切行なっておりません。
また、攻撃ツールを使い、掲示板を攻撃するような行為も一切行なっておりませんし、また認めておりません。

急ピッチで進行中です 投稿者:竜騎士07 投稿日:2005/06/19

お陰様で「罪滅し編」は急ピッチに進行中です。

今回のシナリオは、雰囲気こそ普段のシナリオに似ているのですが、向かう角度が異なるのが特徴的かもしれません。『ひぐらし』ではありながらも『解』である、……そんな感じになればいいのですが。

予告編風 投稿者:竜騎士07 投稿日:2005/06/24

刻一刻と近付いてくる「惨劇の気配」。
誰が敵で誰が味方なのか。信じられるのは自分とたったひとりの仲間だけ…。
現在「罪滅し編」もいよいよ佳境に差し掛かってきました。
劇中に登場する彼らは近寄る終末の「気配」を感じるだけですが、『ひぐらしのなく頃に』という名の惨劇を、すでにもう五度も繰り返してる皆さんには、それは「気配」ではなく、着実に迫りつつある、未来の「事実」です。

・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・

でも、……三四さんを殺したことに、何らかの性急さを感じずにはいられなかった。私が理解していないだけで………「綿流し」を超える、もっともっと絶大なインパクトのある「宗教的イベント」が何かあるんじゃないだろうか……?

・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・

「……あぁん、ライターあるわ。出すんね。」
 彼はポケットのライターを探り当て、火を灯した。
 そして、わずかの灯りで照らし出されたその光景を、恐らく理解できなかったろう。
 目と鼻の先に、大斧を担ぎ上げたそれが立ち塞がっているなんて……ッ!!
「…………ッッ!!!!」
ガツッ!!!!

・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・

もうすぐ終わる、どうせ終わる。
そう、ひぐらしのなく頃に。

ドーン。今夏ロードショー、当劇場にて上演予定。

まだ、あなたの罪がわかりませんか?
それこそが、あなたの罪なのです。

『ひぐらしのなく頃に』?罪滅し編?

クライマックス! 投稿者:竜騎士07 投稿日:2005/07/01

現在、「罪滅し編」の最終イベントのまさにクライマックスを執筆中です。
最終イベントとは、平たく言えば、その世界の「最後の一日」を指します。
こうして思い浮かべると……、いろんな「最後の一日」がありましたね(苦笑)

『ひぐらしのなく頃に』という作品は、最後に全体を見た時、単に怖いという話ではなく、喜怒哀楽といった、いろんな感情が楽しめるトータル的な物語になれたらと思っています。
その意味においては、前半の4話は恐怖や奇妙さがテーマのメインで、解の後半戦からは雰囲気が少しずつ変っていくようになればなぁと思っています。
前回の「目明し編」の最終日は、いわゆる泣きの方面だったのですが、今回の「罪滅し編」の最終日では、また違った方面でアプローチできるよう、描きたいと思います。
こういうと自画自賛なのですが、…今回の最終イベントは結構気に入っていますので、がんばって書き切りたいと思います。(期待はずれだったら申し訳ないです…)
あと、圭一くんの見せ場が結構多いのが特徴かもしれません。思えば……彼って「主人公」のはずなんですよね(苦笑)
単なる一人称のカメラ役に過ぎない扱いが多かっただけに、今回の圭一はようやく主人公らしくなったのではないかと思っています。

(【解説】最終イベント=チャンバラだと推測される。ユーザー間では賛否両論だった)

ジャケ絵を描きました 投稿者:竜騎士07 投稿日:2005/07/05

さて、昨日を一日かけて今回のジャケ絵を描いてみました。「罪滅し編」はある意味、レナ編とも言えるので、レナがかっこいいようにデザインしてみました。個人的には賑やかな雰囲気でいい感じではないかな…と思ってるのですが、いかがでしょうか。
あと、左上にあるのは、ジッポライターです。…竜騎士07は煙草を吸わないので、かなりいい加減な描写なのですが、それっぽく見えてくれると嬉しいです。炎の表現が、だいぶ試行錯誤なのですが、…いかがでしょう。エアブラシと指ツールでごしごしやりました。

ボタンだけは先に… 投稿者:竜騎士07 投稿日:2005/07/13

添付画像は今回のシナリオセレクト画面です。
どうせいつか必要になるわけなので、早々と皆殺し編、祭囃し編のボタンまで用意されています。

裏ジャケもできました 投稿者:竜騎士07 投稿日:2005/07/14

裏ジャケットも出来ました。

シルエットだと、何だかものすごく怪しくて重要そうに感じますね。でも竜騎士07は、サウンドノベルは弟切草から入ったので、シルエットってあまり違和感がなかったりします。

シルエットには、表情すらも想像させるところがありますので、怖いシーンで上手に使えば、どんな手書きの絵よりも怖さが出せるかもしれません。
ただ、怖がらせることはできても、安心させたり笑わせたりすることは難しく、その後、サウンドノベルがホラー以外に門戸が開かれて以降、廃れてしまっているのが現実のようです。
そのシルエットで、いわゆるHさを追求した「かまいたち2」のピンクシナリオはある意味、最後の冒険なのかもしれませんね(笑)

泥のように眠り… 投稿者:竜騎士07 投稿日:2005/07/21

07th第7師団はマスターアップを今週末に設定し、全将兵は一丸となって進軍を続けていた。だがこの時、第7師団司令官竜騎士07(当時)は補給線の確立を見ぬままに作戦を強行。犠牲者中、餓死者が戦死者を上回るという、近代戦史にあるまじき大失態を招くことになる…。
もはや最寄の食事ができる場所は行き尽くし、弱った胃はカップラーメンも受け付けない。
いや、…目明し編の修羅場の時にですね、デ●ーズのメニューはほとんど制覇しちゃったんですよね…。あれから半年以上、経過しているにも関わらず、デ●ーズのメニューにいきなり食傷を感じてしまうとは思わなかったです…(汗)

マスターアップしました 投稿者:竜騎士07 投稿日:2005/07/27

お陰様で「罪滅し編」を無事、マスターアップすることができました。

今回の「罪滅し編」ですが、お楽しみいただける内容であることを祈るばかりです。
執筆中は、直前のシナリオの「目明し編」の評価が良かったこともあり、非常に重圧だったのですが、書き上げた今となっては、目明し編とは違うシナリオとしての個性を出せたのではないかな……等と考えています。
でも、結局のところ、そういう評価はプレイして下さった皆さんにしか下せませんよね。審判の日まであと数週間くらいでしょうか。首を洗って待とうと思います…。(毎回そうですが、執筆終了後はいつも自身がなくなってナーバスになりますね…)

アニメ化告知について 投稿者:竜騎士07 投稿日:2005/08/11

本日、正式に告知がありましたので、こちらでもご紹介させていただきます。
応援してくださる皆様方のお陰で、この度『ひぐらしのなく頃に』がアニメ化となることになりました。

例えば、さっそくレナレナ掲示板にて、ドラマCDと同じ声優さんを希望するというお声をたくさんいただいております。
ですので今後、この点についても強く要望していくつもりです。

アニメについては、原作を応援していただける方には当然ですが、原作をご存知ない方がご覧になっても理解できる内容になるよう努めたいと思っています。
(原作のエピソードを全て再現しようとする余り、駆け足気味になっているアニメは何だか悲しく感じるので…)

猫とサイコロと並行世界 投稿者:竜騎士07 投稿日:2005/08/21

(【解説】レアな超長文。知る限り、大半のユーザーは納得しなかった)
 
サイコロの出目が1?6までであることはどなたでもご存知のことと思います。

サイコロを振り、何の目かを予測することは事実上不可能ですが、2つ同時に振れば合計が7の目の確率がもっとも高く、4つ同時なら14の目の確率がもっとも高いことが理屈で理解できます。

この時、立ち帰る原点が、1つのサイコロを振った時の平均値はいくつか、という問題です。
前述の、もっとも確率が高く出る目はいくつかという問題になります。

『「3.5の目が出る確率」がもっとも高い』
そう導き出す方が少なくないと思います。

ですが、サイコロの目は1?6までしか存在しません。
つまり、3.5の目などありえないのです。3.5という目が刻まれたサイコロは、おそらくどこにも売っていないでしょう。

何度も振れば、3.5に近付くと反論される方もおられるでしょうが、それは「“複数”のサイコロを振った場合の平均値」のことであって、「“ひとつ”のサイコロを振った場合」を示すものではありません。

ひとつのサイコロが出る目は「1?6」であり、どの目が出る確率も等しく“同時”に存在しているのです。

つぼ振り博打のように、不透明なコップの中にサイコロを1つ入れてガバっと伏せた瞬間。コップの中のサイコロは“いくつの目”を出しているのか。

3.5、と言いたいところですが、3.5の目などサイコロのどの面にも刻まれていません。
ということは、1?6までの6通りの「世界」がコップの中に伏せられているのです。

この1?6までの6通りの世界が同時に存在する仮説を量子力学の世界で「並行世界説(エバレット解釈)」と言います。

※ここで言う「並行世界」は、同時に存在する「確率の世界」であって、月の裏側にはもう1つ地球があって、IFの世界の私たちが生活している…というようなSFを示すものではありません。
(つまり、サイコロの目が6通り出うるのだから、この宇宙には6つの地球が存在する、という意味ではないということです)

・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・

さて、ここまでを踏まえた上で、以下のお話を聞いてみてください。

ここは学校。今は昼休みです。
あなたはのんびりと昼下がりを楽しみながら、教室内を眺めています。
ふと見ると、1人の意地悪な生徒がサイコロを1つ持ち、気弱そうな生徒に声を掛けていました。

「このサイコロを振って、1?3なら俺の勝ち。4?6なら君の勝ち。勝った方に敗者が1000円払う博打をやらないか。勝負は1回きり。負けた方は教室を出て行く」
払えなくもないが、払いたくもない微妙な額です。
気弱な生徒は、確率は五分五分だし、一度だけならいいかと思い、その博打に挑戦します。

出た目は「1」。気弱な生徒は、公平な確率のゲームに負けたのだから仕方がないと諦め、1000円を払い教室を出て行きます。

やがて、勝った生徒は、同じ博打を別の生徒に持ちかけます。その生徒も、一度だけならいいかと思い挑戦します。
ですが出た目は「1」。
公平な確率の博打に負けたのだから仕方がない…。負けた生徒は不運を嘆きながら1000円を支払い、教室を出て行きました。

このサイコロの男は、その後、あなたの目の前で何人にも声を掛けて同じ博打を挑み、全て「1」の目で勝利していきました。

負けた生徒は二分の一の確率に負けたと信じています。(勝ち負けの2通りの並列世界があると信じている)

しかし、それを脇で“何度も繰り返して見ていた”あなたは、そのサイコロが「1」の目しか出さない「必敗のサイコロ」ではないかと疑い始めます。

この時点で、並列世界は粉みじんに吹き飛びます。
勝ちの世界が始めから用意されていないからです。

つまり、公平なサイコロだったなら「勝って1000円もらえてラッキー!」な世界と「負けて1000円取られてがっかり」な世界の2つが並列世界として存在し、挑戦した生徒は、「勝ってラッキーな世界に行きたい」と願ったはずです。
量子力学の世界は、この「ラッキーな世界」を二分の一の確立で存在すると説明しますが、結果が出た後に“それが公平な確率であったか”立証することができません。(負けた生徒がそのまま退場するというルールのため)

しかし、あなたは勝負の結果に関わらず教室に居残り続け、この1回だけしか挑めないサイコロ賭博を“複数回”観測しました。
挑めば必ず負ける博打なのですから、このゲームを複数回観測することは、「この博打のルール世界」では“ありえないことなのです”
(量子力学世界における観測者は、時に“物理法則の外側”に位置しています)

結果、あなたという「ありえない存在」は、このサイコロの公平性に疑問を抱くことが出来ました、………というお話。

・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・

つまり、「6」が出れば幸せになれると信じる並列世界の無数の少女たちが、みな一斉にサイコロを振り、全員が6以外の目を出して途方に暮れるているのです。

それを、「この世界の法則の外側から観測」できる存在である“あなた”だけが、「ひょっとしてこのサイコロは、6の目だけ出ないように“悪意ある何者か”が細工しているのではないか」、と疑うことができます。

この時、あなたという観測者だけが、少女に6の目を許さない“悪意ある何者か”の存在を「推理(知覚)」できるのです。

・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・

あなたという観測者はすでに、『ひぐらしのなく頃に』という並列世界をいくつも見てきました。
まったく同じ設定の世界なのに、ほんのちょっとしたすれ違いやイベントで、物語が多岐に分かれていくことをすでに充分観測しているはずです。

圭一が殺人鬼になる確率が少なからず存在しますが、必ず殺人鬼になるわけではありません。詩音などが殺人鬼になる可能性もあります。(圭一が殺人鬼になるのが必然だったなら、全てのシナリオでも殺人鬼となったはずですが、実際にはそういうことはありませんでした)
それは同時に、「この環境には確率論で殺人鬼が発生する」サイコロの存在を暗示します。

そんな中、いくつシナリオを繰り返そうとも常に同じ末路を辿る富竹と鷹野の存在は正反対で、「公平であるべきサイコロの確率に、強い悪意が介入している」ことを暗示させます。(つまり、この2人を綿流しの当日に殺さなければならないという強い悪意の存在の知覚です)

 雛見沢大災害は最たるもので、劇中世界では偶然の重なった天災だと考えられていますが、観測者であるあなたは、「時に発生せず、しかも災害の日時が並列世界で重ならない不審」を観測しています。
もちろん、祭り当日の降雨確率と同じように、悪意の混じらない乱数確率だと切り捨てることも可能です。ですがもし、富竹と鷹野を殺そうという強い悪意と同じような存在を仮定できるなら、イカサマ的なサイコロの存在を知ることができるでしょう。

・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・

さて、前述のサイコロ賭博でクラスメートから1000円を巻き上げるイカサマ男の腕をあなたは捻り上げます。そしてサイコロを奪い取り、イカサマが仕込んであることを看破するでしょう。
そのイカサマサイコロが、いかにして「1」だけを出しているのか。…中に重りが仕込んである? 角が丸く削ってある? それともサイコロの振り方に秘密が?
それを議論することもまた楽しいことですが、取り合えず今回ご紹介しました「並列世界」の考え方からは、外れる議論なので、ここでは割愛することにします。

さて、この度ご紹介しましたお話は、量子力学の世界ではお馴染みの知名度の高い難問「シュレーディンガーの猫」を竜騎士07の拙い文章力でご紹介したものです。

「箱の中の猫は、生きているか。死んでいるか」

皆さんの前には、生死不明・確認不能な状態の「猫の入った箱」が用意されています。
この箱の中には、生きた猫と死んだ猫が「生きながら死んでいる状態で同時に」眠っています。

中の猫の生死を議論するのも楽しいし、生きているならどのようにして、死んでいるならどうしてなのかを議論することもとても楽しいと思います。
この箱の中には元々猫などいない、出題者の引っ掛けであるという答えも、ひょっとすると量子力学の世界に波紋を投じかねない新説になるかもしれませんね。(在ると思うから存在する。禅問答ですね)

『ひぐらしのなく頃に』という作品には選択肢がなく、干渉ができません。
それはシュレーディンガーの猫の箱を、実際に開けて中を確かめることができないのと同じです。

『ひぐらしのなく頃に』という物語もやがて幕を下ろします。それは猫の箱の中身を皆さんに見せるということです。(Xファイルなどのように、箱ばかり見せて中身を見せないエンドもありますがね…)
見せて答えがわかった瞬間に、全ての確率と想像は収束(終息?)し(コペンハーゲン解釈)、エバレット解釈の並列世界は全てその意味を失います。
つまり並列世界を渡り歩く冒険の旅は終わってしまうということです。

中の猫が生きていたなら、どうして生きていたのか。死んでいたなら、どうして死んでいたのか。
物語の最後、冒険の旅が終わった後にはそれを描くことになるでしょう。この時点で物語は冒険譚ではなく、エンターテイメント(過程と結果の傍観)になっているのです。

この度は、無粋であることを覚悟の上で、『ひぐらしのなく頃に』の遊び方の1つをご紹介させていただきました。
非常に長文な上に、まとまりのない滅裂な文章になってしまったことを申し訳なく思います。

つまり、竜騎士07が何を申し上げたかったかと言うと、
「量子力学上、観測者の存在が超常の存在であったとしても、物理学を否定することにはならない」
ということです。

つまりそれは、………「1」が出続けるサイコロのイカサマで勝ち続ける男をずっと見ていたあなたが、放課後に、1000円を巻き上げられた生徒たちに襟首をつかまれるのと同じことなのです。
「お前が、『1』が出続けるように超能力で操作していたのだろう。」
「な、何を言ってるんだよ…! ボクは“見ていただけ”なんだよ!」

1回負けたら退場しなければならない、ルールの外側からね? …くすくすくす。

全体構成って難しいですね 投稿者:竜騎士07 投稿日:2005/08/22

アニメの全体構成(原作のどの部分を何話かけるかなどの配分)について、校正の望月さんの意見を拝見しました。

先方の提案は基本的には、アニメの尺の中で窮屈にしないためには、不要な要素を切り落としていかなくてはならない、その為、例えばココのココは削除が可能ではないか……という感じでした。

原作者という立場からすると、この「削除」という言葉にはついつい耳がピンと立ってしまいそうになります。
(ついつい、「いえいえ、そのシーンはどこそこ誰々の心情を表現するためには絶対に必要で…」などと言い訳染みたことを言いそうになってしまいます)

ですが、先方はこれまでの経験則に従い、アニメとして無理のない尺に縮めるために、「原作の雰囲気に支障のない範囲で何とかゆとりを持たせたい」と考えて苦慮されているわけです。
実際、原作も竜騎士07が勢いで書いた未整頓の文章の山なわけで、メスを入れないことが即ち美徳であるはずもありません。

変に子煩悩になってしまい原作を固持しすぎると、結果的に駆け足な作品にしてしまうこともあるかもしれません。
それを避けるためには、原作者などという偉そうな下駄を脱ぎ、よい作品(アニメ)を作るために真摯な姿勢であるべきだなと思いました。

原作→アニメ、ではないんですよね。原作→(変換)→アニメ、なんですよね。
原作者としてどういうところを頑張ればいいのか、頑張りと勘違いしてどういうところを意固地になってはいけないのか、その辺を少しずつ勉強していこうと思いました

皆さん、たくさんのご感想をありがとうございました 投稿者:竜騎士07 投稿日:2005/08/22

もっと早くに書くべきでした、すみません…。
皆さん、これほどまでにたくさんのご感想をありがとうございました。
また、一時期は弱気になってしまい、ご心配をお掛けして本当にすみませんでした。

ですが、色々な意見を多方向から拝見でき、今回はこれまでの執筆の中で一番勉強になりました。
ご好評は、よりその長所を伸ばそうとする頑張りにすればいいし、ご批評は、何くそ次を見てろー!というバネになります。
とにかく、自分が自分の作品にかける情熱というものをもう一度見直すいい切っ掛けになりました。
「皆殺し編」を、思いっきり書ききろうと思います!

思えばこれまでの6話、色々な味付けで発表してきました。
第7話も、再びこれまでのシナリオとはまったく違う味付けになるよう吟味していきたいと思います。
これからもこれまで以上にがんばりますので、生暖かく見守っていただければ幸いです。皆さん、ありがとうございました。

(【解説】mixiでの「やめたい」発言直後)

ドラマCD台本監修中 投稿者:竜騎士07 投稿日:2005/08/24

「綿流し編」のシナリオを打つとき、雰囲気として頭に浮かべていたのは、「八墓村」や「魔女たちの眠り」などのような閉鎖的寒村の中のコミュニティでした。
そのためか、「綿流し編」の中で一番イメージ通りに書けたと思っているシーンは、実は、沙都子と梨花が失踪した後、魅音が仕切って村人たちが夜の村を探し、その後、境内で婦人部が炊き出しをしてくれた味噌汁をすする…。そこへ大石たちがやって来て…。という、この部分だったりします。

アルケミストさんへお邪魔してきました 投稿者:竜騎士07 投稿日:2005/08/31

コンシューマ化でお世話になるアルケミストさんの会社へお邪魔してきました。
以前に、顔合わせのご挨拶をさせていただいた時には、他の場所でお会いしたので、会社に直接御伺いするのは初めてでした。

その席上、『ひぐらしのなく頃に』をコンシューマ(機種未定)化する際、どのような移植にするのかについての話になりました。
アニメ化の時の議論に少し似ますが、「原作の完全移植」か「否」かというのが最大の論点でした。

「原作の完全移植」というのは確かに耳にやさしい言葉ですが、本当のところはどうなんでしょう…?
初めて『ひぐらし』の世界に触れられる方にも、そしてすでに原作に触れられている方にもアピールできる作品の方が魅力があるのではないでしょうか…?
すでに原作に触れられている方にも楽しんでいただける内容になったらいいな…なんて思っています。

それから、大きな問題として「選択肢の有無」についても議論されました。
ご存知のとおり、『ひぐらし』は選択肢がないというサウンドノベルの中では少し珍しい方式を取っています。
今日では、選択肢なしの作品としての認識が広く伝わったためか、選択肢がないことを不快に思う方は少なくなられたようですが、「綿流し編」公開時までの1年間に受け取った感想のメールの3割強の方が「完結時には選択肢が追加されるのですよね?」と書かれていた現実があります。

同人の世界には色々な形態で発表している作品があり、その意味において同人ソフトに慣れている皆さんは、「多様性に寛大」です。
ですが、コンシューマの世界の方はそこまで寛大ではありません。
「選択肢がない=ゲームではない」という図式は今日でも根強く、残念ながら、『ひぐらし』を完全移植した場合、コンシューマの世界で認めてもらえる可能性は極めて低いだろうと思わざるを得ません。

この辺は本当に悩まされます。
『ひぐらし』の世界を選択肢で表現することは、ある意味、原作の個性・特殊性を否定することになります。
ですが、『ひぐらし』で語りたいことは「物語」であり、選択肢を否定する「システム」ではありません。

(同人ソフトをご存じない)コンシューマの方々に違和感なく受け容れてもらえ、原作をご存知の方にとっても魅力のある要素(新シナリオ・新TIPS等)の追加。
……こうやって理詰めで考えると、選択肢制を批判する理由が思いつきません。
何がベストなんでしょうね…。完全移植か大胆な改革か。……何だか、郵政改革か年金改革かと盛り上がる今回の衆議院のような悩みです(汗)

悪魔の脚本について 投稿者:竜騎士07 投稿日:2005/09/04

ご存じの方もおられると思いますが、ご存じでない方もおられるようなのでこちらに書かせていただきますね。
『ひぐらしのなく頃に解』には、通常とは異なるタイミングで追加されるTIPSが存在します。

「目明し編」を終了後には「幸せのノート」と「チャンバラで勘当」の2つのTIPSが追加されます。
「罪滅し編」では、スタッフルームを見終わった後に「悪魔の脚本」というTIPSが追加されています。


皆殺し編に着工しました 投稿者:竜騎士07 投稿日:2005/09/10

さて、今回の「皆殺し編」は、解答的要素が非常に多いシナリオになります。
謎が謎であるうちはミステリアスな雰囲気になりますが、謎が解ける瞬間はカタルシス?な雰囲気になりますので、それにあった味付けの作品になるよう、演出をよく吟味したいと思います。

構成を整理しました 投稿者:竜騎士07 投稿日:2005/09/14

(【解説】このように説明されているが、具体的に本編において何がどうなのか、何をどうすればいいのかは不明のままだった。ユーザー間で行われる議論にも特に変化はなく、作者の言っていることがほとんど伝わっていない様子が伺えた)

とりあえず、勢いのままに書き出した「皆殺し編」ですが、勢いで書いたオープニング部分もとりあえずまとまり、ここで一度落ち着いて、シナリオの全体の構成を整理しました。
まだ構成をいじるかもしれませんが、現在の構成で行くなら、次回のシナリオは開始と同時に『ひぐらし』の解法についての説明となると思います。

そもそも、『ひぐらしのなく頃に』において、推理すべきは何なのか。何をもって解き明かせたとするのか、というのが明確に定義されていないことにお気づきの方も多いと思います。
主人公が探偵や刑事なら、「この事件の犯人を捜せ」という目的が一番最初に明示されます。ですが『ひぐらし』にはそれがありません。
“そもそも何を探るのか”
実は、これが一番最初のテーマかもしれません。

それを探ることができるのは、全てのシナリオを知っているプレイヤーだけです。
この世界には、選択肢もなく、しかも主人公は探偵でもありません。ですが、プレイヤーは主人公の主観を通じて、いくつもの世界(シナリオ)の記憶を累積していきます。
その結果、暴ける謎もあるかもしれません。傍観者であってもです。

・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・

例えばAというシナリオで。
主人公がヒロインを食事(ラーメン)に誘うが、その日は出勤だと断られてしまう。

この部分だけを読んでも、特に何も感じないと思います。

そしてBというシナリオで、
主人公がヒロインを食事(ファミレス)に誘うが、その日は出勤だと断られてしまう。

主人公とプレイヤーは、ヒロインは日曜も仕事で大変だなぁ…と同情するでしょう。

ところがCというシナリオで。
主人公がヒロインを食事(お洒落な高級レストラン)に誘うと、二つ返事でOKがもらえます。

主人公は、初めてのデートの約束に浮かれるでしょうが、「全てのシナリオの記憶を累積する人物」(プレイヤー)だけは、あれれれ? ヒロインって日曜日は出勤じゃなかったっけ? 実はヒロインは日曜日はフリーで、主人公が誘う食事の行き先を天秤にかけて、仕事と嘘をついて断っているだけでは…。ということに気付けます。

・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・

普通の単一世界の探偵たちだったら、ヒロインが日曜日に出勤がないことを、ヒロインの手帳を盗み見たり、勤務先に聞き込みに行ったり、日曜日に張り込みをして24時間監視する等をしないと見破れません。

ですが並列世界の傍観者であるプレイヤーは、主人公がヒロインを3度食事に誘うシーンの記憶を重ねただけで、あっさり見破れてしまいます。

こういう「捜査の仕方」ができるのが、『ひぐらし』独特の世界観なのかもしれません。
「罪滅し編」の中で、並列世界の記憶が累積するような表現があったのは、「記憶を累積した者にしか見破れない何かが『正解(真実)』」という、解法のひとつの紹介のつもりでした。(各シナリオを個別で見てもわかることに限界があるが、重ねることでおぼろげに浮かぶものがある…ということですね)

……という話は、実は「皆殺し編」のスタッフルームでしようと思っていたのですが、何しろ、「皆殺し編」が始まってすぐの部分でいきなりその辺りが解かれてしまうので、むしろ、「皆殺し編」を発表する前に書くことではないかなと思い、書きました。

『ひぐらし』を遊ぶ上での何かのヒントになればいいのですが……。むしろ煙に巻かれると思われましたら、竜騎士07の落書き程度に聞き流していただけると幸いです。

全8話の物語ですが、次の第7話をもって、大きな節目を迎えます。そういう意味では、……この秋がきっと、『ひぐらしのなく頃に』という作品を一番楽しめる最後の季節?なのかもしれませんね。


誰が犯人かって?
そもそも何の犯人かわかってる?

              Frederica Bernkastel

アニメの台本をチェックしました 投稿者:竜騎士07 投稿日:2005/09/24

ディーンの全体構成担当の望月さんからお預かりしている、最初の数話のシナリオをチェックしました。
全体の進め方や按配などを確認する意味もあるので、おそらく、今後、双方で何度かチェックが行き来するものと思います。
そんなわけで、いよいよ具体的にアニメ化の作業が動き出してきた感じがします。

コミックやドラマCDの時もそうでしたが、長さに制限がある中ではシナリオを丸めたり縮めたりする作業が必須となります。
その意味においては、アニメというジャンルは特にこの長さの制限が大きいメディアなだけに、シナリオの調整は特に難しいものとなります。

原作を忠実に再現しようとすれば、いくら話数があっても足りません。かといって、端折りが過ぎれば話が意味不明になります。そのため、極力、伝えたいことを伝えつつエピソード数を減らす、アレンジが重要となります。

その意味においては、望月さんという方はさすがにプロ。丸め方やアレンジが実にうまく、限られた尺の中で物語を再現しようとする技術は光るものがあります。

竜騎士07の方では逆に、尺を度外視し、原作のテイストを活かす見地でチェックをしています。ブレーキ役とアクセル役に別れているという感じでしょうか。
互いの理想をぶつけ合う、ある意味、戦い的なやり取りですが、この過程はまさに真っ赤になった鉄を、叩いて叩いて鍛えるべきところです。

『アニメ版ひぐらし』という真っ赤な鉄を、竜騎士07と望月さんで、交互にとことん叩き上げて、素晴らしい作品に育て上げられればと願っています。

ひとつヤマが終了しました 投稿者:竜騎士07 投稿日:2005/10/07

あと、いよいよ公開されましたね。黄昏フロンティアさんの「ひぐらしデイブレイク」!
これのテキスト等を依頼されているので、原稿の合間に息抜きでやっています。……ところが凝り性なもので、だんだん息抜きが本気になってきて……。

そう言えば、こんな話を聞いたことがあります。
かの「メルティブラッド」は、最初はあそこまでの長いシナリオが用意されるわけではなかったらしいです。
フランスパンさんが見せたβ版のあまりの素晴らしさに感動した奈須さんが燃え上がり、瞬く間にあのシナリオを書き上げてしまった、というエピソードです。
う??ん、その気持ち、よくわかります(笑)

書くことでしか気が付かない粗ってありますね 投稿者:竜騎士07 投稿日:2005/10/19

物語やイベントがどのように進行していくかについては、充分に決めてあったのですが、それを「誰の視線で描くか」についてが少し甘かったようで、今、一部のシーンのカメラマン(視点)を変更したりして微修正しているところです。
『ひぐらし』は、主観人物の見方によってだいぶ雰囲気が変る作品ですので、同じイベントをとっても、誰の目から見ているかで受け取り方はまったく変ります。
それは、実社会でも同じようですね。同じ事件なのに、新聞やニュースなどによって、伝え方は本当に千差万別です。
複数の新聞を読むと立体的に物事が見えてくる、と上司が言っていたのを思い出します。

難易度はお好みのままに 投稿者:竜騎士07 投稿日:2005/10/30

凄まじき執筆追撃戦に入っております。
今回の「皆殺し編」は、解答的要素がいくつも登場しますが、それらの何故何どうして、といった要素はあまり描かれません(その辺りは最終話の祭囃し編で描くと思います)。とにかく、劇中世界の事実だけが駆け抜けていきます。ですので、ひょっとするとだいぶ不親切な作品になるかもしれませんね…。

この「親切さ」のさじ加減はとても悩んでいます。親切が過ぎれば甘くなり過ぎ、不親切が過ぎれば人を選ぶ作品になってしまいます。……味付けの難しいところです。
一番理想的なのは、これまでの物語を充分噛んで自分なりの解釈を持たれている方が、やはりココはこうだったのか、え? どうしてココはこうなの? 等といった感じでイフとアンサーのキャッチボールになることです。
やたらと親切に書き過ぎると、しっかり噛んだ方々には、そんなのはとっくにわかってる、冗長すぎるとなってしまいます。逆に(これだけの長い連載なので、こういう方もいらっしゃると思うのですが)過去のシナリオはほとんど忘れてしまって、多分、やってる内に思い出すだろうくらいの感覚だと、かなりの置いてきぼり感があるかもしれません…。
ただ、『ひぐらし』自体には、そういう「親切さ」から言うとやや辛口な味付けになるよう意識してきています。だから、……変に甘口にしないで当初予定通りに描く予定ではいます。とりあえず、自分の書きたいままに突き進もうと思います。
そんな感じで、今回のシナリオ選択説明文はこんな感じになりました。

ところで、この強気な説明文なのですが、……実は「東方」の影響なんですよね(苦笑)
東方シリーズの難易度選択の時の、「涼風:通るべきでない道」「ルナティック:やめときな、気がふれるぜ?」とかそんな感じの、ZUNさんの辛口コメントのファンだったりします。それで竜騎士07もそんな感じのコメントが作りたい!って感じで作ったわけですね。言われて見れば……、そんな感じに見えませんか…?

原稿終了、お絵描き開始 投稿者:竜騎士07 投稿日:2005/11/25

先日、何とか「皆殺し編」の執筆を終えました。長い執筆だったので、体力も減りましたが、最大体力も減った感じがします。ステータス異常も多いようです(汗)。

ジャケ絵を描きました 投稿者:竜騎士07 投稿日:2005/11/26

前回のジャケットではキーアイテムのライターが描かれてたこともあり、ならば今回の皆殺し編は梨花が祭具で大暴れするのかと思われてしまいそうですが、そういう話ではありません(汗)。少女と刃物はもはや『ひぐらし』の定番ジャケットのように思います。
そんなわけで今回は梨花です。梨花は梨花でも黒梨花風味。本人がこうありたいと望む姿?かもしれません。

マスターアップしました 投稿者:竜騎士07 投稿日:2005/12/21

先日、無事にマスターアップを迎えました。八咫桜さん、BTさん、本当にお疲れ様でしたー!

家族だけじゃないんです。 投稿者:竜騎士07 投稿日:2005/12/29

NHKさんの番組が公開されましたね。
何を言っても顔から火が吹きそうなくらいに恥ずかしいので、特に何も言うことは…。とにかく頭が真っ白で、妙なことを口走っていると自分でも思います…。

一点残念なことがあるとしたら、放送がBTさんの活躍にほとんど触れられていない点でした。
あの取材のあった八咫桜邸では、竜騎士07と八咫桜さん、そしてBTさんの3人で作業をしておりました。
なのですが、「家族」というテーマがどうも筋書きだったらしく、家族にばかり尺が割かれ、BTさんの姿がほとんど、カットされていたのには悲しい思いでいっぱいでした。
あれではまるで、家族“だけ”で作品を作っているように錯覚してしまいます。BTさんの役割は、『ひぐらし』の制作のみならず、当サークルの中でとても大きいものです。その活躍ぶりが、仮にもあれだけカメラを向けたにも関わらず、ほとんどカットされているというのは、残念の極みです…。
BTさんはきっと、気落ちされてるものと思います…。BTさんの胸中を思うと非常に悲しい結果でした……。

(【解説】『秋葉原・年の瀬の物語?エッジな個がうごめく街?』NHK 2005年12月27日)
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